セリエA第27節  ラツィオvsASローマ

 

2023年3月19日

セリエA第27節

ラツィオvsASローマ

監督:サッリ モウリーニョ

 

ラツィオ

433

ザッカーニ Fアンデルソン ペドロ

  Lアルベルト ミリンコヴィッチ

    カタルディ

ヒサイ ロマニョーリ カザーレ マルシッチ

    プロヴェデル

 

ローマ

3412

    ベロッティ   ディバラ

      ペッレグリーニ

スピナッツォーラ クリスタンテ ワイナルドゥム ザレフスキ

   イバニェス スモーリング マンチーニ

       パトリシオ

 

マティッチ、エルシャーラウィ、エイブラハムがベンチ。

マティッチとエルシャーラウィは必要だと思うが・・・

このメンバー、フォーメーションでは攻撃面では何も期待が持てない。いい加減3412は駄目だと気付いてほしいが・・・

なお、モウリーニョはペナルティでベンチ外。

 

【0~15分】

 

ローマは低めのミドルブロック。低めに待ち構える。

これでは、ラツィオの得意のポゼッション相手にまずそうだが・・・

ラツィオは強力な中盤の3センターを活かしてボールを回して、機を見て縦パスを入れる攻撃が武器なので、中盤にはプレスをかけたいところだが、この低いラインではいいように回されてしまう。

 

ラツィオはハイラインハイプレスでポゼッション。

 

ラツィオが得意のポゼッションで主導権を握る。

 

ラツィオを相手にするには、カタルディ、Lアルベルト、ミリンコヴィッチの3センター、特にLアルベルトとミリンコヴィッチを徹底的に封じなければいけないが、ローマはこの3人を全く捕まえられていなく、自由にやらせてしまっている。

モウリーニョは守備戦術には定評があるが、ラツィオ相手にこの低いラインの守備は良くない。

 

また、低いラインで待ち構えてカウンターをしようにも、ベロッティ、ディバラの2トップにペッレグリーニのトップ下ではカウンターは成り立たない。(エルシャーラウィがいなければカウンターは成り立たない。)

 

ローマはマティッチもいないため、ポゼッションしようにもこのメンバーでどう攻めるの?といった形で、全く期待が持てない。

ポゼッションするにしてもカウンターするにしても、パスを捌けるマティッチと裏抜けやスペースラン、ドリブルができるエルシャーラウィは必須。

ペッレグリーニをトップ下で使う3412である限り、機能するサッカーは期待できない。

 

ペッレグリーニ自体は良い選手で、インサイドハーフで使えば非常に素晴らしいのだが、トップ下では完全に良さが消えてしまう。

 

ディバラやスピナッツォーラが単発的に独力の力でどうにかするしか期待が持てない。あとはセットプレーか。

 

攻守において全く機能していない。

 

ラツィオはいつも通りの自分達がしたいサッカーができている。

 

ポゼッションで、4バックに中盤の3人が上手く絡みながら回し、機を見て3トップに入れて、3トップがドリブルやLアルベルト、ミリンコヴィッチと絡んで攻めていく。

 

インモービレは怪我でいないが、実はインモービレがいないFアンデルソンの偽9番の方が今シーズンは機能しているため、良い攻撃ができている。

 

ローマは全くボールが運べず、苦し紛れのロングボールか、中盤でボールロストが続く。

酷すぎる。

 

すでにローマ側の右サイドでザレフスキがザッカーニを中心にかなりやられており、個人の部分を見てもかなり不安。ザレフスキは守備があまり良くないので、大分まずそう。

守備の上手いクリスタンテも今日はなぜかいつもの右ボランチではなく左であり、CBも右はマンチーニなので、ドリブラーのザッカーニを相手にするのはかなり不安がある。

 

【15~30分】

 

ローマダービーらしくファールゲームになってくる。

全く試合が進まない。

 

その試合で機能しているチーム、そのシーズンで機能しているチームが勝つとは限らないのがローマダービー

他の試合ではシーズンを通して良いサッカー、綺麗なサッカーをしていても、完全なるファールゲームでFK合戦、放り込み合戦になるのがローマダービーのお決まり。

 

これまで綺麗に繋いでいたラツィオも、異様な雰囲気、ファールゲームに吊られて中盤を飛ばしたロングボールが多くなってくる。

ファールゲーム、放り込み合戦になって旨味があるのは機能していないローマの方なので、ラツィオは落ち着くべき。

 

お互いにファールの数、カードの数がかさんでくる。

 

【30~45分】

 

31分、イバニェスが2枚目のイエローで退場。早すぎる・・・

 

ただでさえローマは機能していなかったのに、これではもう終わりと言っても過言ではない。

ひとまずクリスタンテをCBに下げて、ペッレグリーニをボランチに下げて、342とする。

 

一方的なラツィオペースとなる。ラツィオが押し込む。

 

アディショナルタイムは3分。W杯並に正確に取るなら10分以上ありそうなくらい。

 

前半終了0-0

 

ラツィオは落ち着いてファールゲームに付き合わずに、得意のポゼッションで押し込めば勝てる。

 

ローマは、10人にならなくても絶望的だったため、10人になってしまってはどうしようもない。守りに守り切って、セットプレーでワンチャンスを狙うくらいしか活路がない。

 

 

【45~60分】

 

ディバラ→ジョレンテ

ジョレンテがCBに入り、中盤を3センターにして、351に。

退場者が出なくても、この形の352でやってほしいものだが・・・

 

早めにマティッチ、エイブラハム、エルシャーラウィもほしいところ。ポゼッションするならベロッティでも良いが、カウンターやセットプレーにかけるならエイブラハムの方が良い。

 

ローマは引いて守り、ラツィオがずっと持つ形に。

 

Lアルベルトの無回転ミドルはパトリシオがセーブ。

 

ローマが引いているため、Lアルベルトが完全にフリーで前を向いてボールを持てるため、Lアルベルトを中心にどんどん崩していく。

Lアルベルトが自由にボールを持てるのは危険すぎる。

 

ローマは35の形にしたのは良いが、流石に引きすぎている。10人だから仕方なくはあるが・・・

 

【60~75分】

 

アンデルソンが上手く降りて受けてスルーパスを出し、ペドロが抜け出すがパトリシオがセーブ。

 

64分、LアルベルトのパスにFアンデルソンが絡み、ザッカーニが裏に抜け出して決める。1-0

 

ベロッティ→エイブラハム

ワイナルドゥム→マティッチ

それはそうだろうという交代だが、もっと早くしているべき交代ではある。

 

67分、ペッレグリーニの素晴らしいFKにマンチーニが頭で合わせ、プロヴェデルが防ぐが、ごちゃごちゃからカザーレがオウンゴール

と思ったらVARでオフサイドで取り消し。

 

ローマはリードされたので攻めるように。

ラツィオは落ち着いてボールを回す。

 

【75~90分】

 

ジョレンテエルシャーラウィ

432の形に。

 

ザッカーニ→カンチェリエーリ

 

ペッレグリーニ→ソルバッケン

 

ペドロ→バシッチ

 

ローマはパワープレー。ラツィオはボールを回して時間を使う。

 

試合終了1-0

 

退場こそあったが、順当にラツィオが勝った形。

 

 

サッリ 6.5 いつも通りのサッカーができた

ザッカーニ 7.5 ドリブル突破で何度も崩した。得点も良かった。

Fアンデルソン 7.0 中盤に降りて上手く絡んで貢献

ペドロ 6.5 足元に上手くボールを収めて作りに貢献

Lアルベルト 8.0 完全にフリーになれていたので、素晴らしいタクトを振るった

ミリンコヴィッチ 7.0 前線への飛び出し、中盤の作りで活躍

カタルディ 6.5 安定して良い捌きをしていた

ヒサイ 7.0 攻撃面で大きく貢献

ロマニョーリ 7.0 完封

カザーレ 7.0 完封

マルシッチ 6.5 安定した攻守で貢献

プロヴェデル 6.5 安定していた

 

モウリーニョ(ベンチ外) 4.5 流石に人選、フォーメーションが酷すぎた

ベロッティ 5.5 孤立

ディバラ 5.5 孤立

ペッレグリーニ 5.5 特に何もできず。3センターになってからはまだ良かった

スピナッツォーラ 6.5 安定していた

クリスタンテ 5.5 守備面はまだしも攻撃面で何もできず

ワイナルドゥム 5.0 空気となってしまっていた

ザレフスキ 5.0 守備でやられすぎた

イバニェス 4.5 退場が早すぎる

スモーリング 7.0 よく耐えていた

マンチーニ 6.0 頑張ってはいた

パトリシオ 7.0 良いセーブをしていた

 

にほんブログ村 サッカーブログ 海外サッカーへ海外サッカーランキング

にほんブログ村 サッカーブログ セリエAへセリエAランキング

サッカーblogランキング