セリエA第29節 ラツィオvsユヴェントス -開始0分の勝利-

2023年4月8日

セリエA第29節

ラツィオvsユヴェントス

監督:サッリ アッレグリ(体調不良のため帯同せず、ランドゥッチが指揮)

 

ラツィオ

433

    インモービレ

ザッカーニ      Fアンデルソン

 Lアルベルト  ミリンコヴィッチ

    カタルディ

ヒサイ ロマニョーリ カザーレ マルシッチ

    プロヴェデル

 

インモービレが復帰。

 

ユヴェントス

3511

     ヴラホヴィッチ

      ディマリア

   ラビオ    ファジョーリ

コスティッチ   ロカテッリ   クアドラード

  Aサンドロ ブレーメル ガッティ

      シュチェスニー

 

また3511に戻す・・・

キエーザやスーレを使って352ではないと機能しないが・・・

 

【0~15分】

 

ユーヴェはローラインブロックで待ち構えてカウンターを狙う。

これではボコボコにされる未来しか見えないが・・・

 

ラツィオはミドルブロック&プレスでポゼッション。

 

ラツィオ相手に低く待ち構えるのは全くもって良くない。

Lアルベルトとミリンコヴィッチ、カタルディを自由にさせてしまう。

ラツィオは上記テクニックのある中盤の3センターが一番の武器であり、そこを封じるのがラツィオを抑えるうえで重要だが、全くできていない。

 

ラツィオがずっと持つ展開。

流石にこれは回させすぎで、ラインが低すぎる。

 

ラツィオはLアルベルト、ミリンコヴィッチに持たせると非常に危険で、カタルディも良いゲームメイクをするので、ここを抑えなければいけないが、ユーヴェは全く抑える気はない。酷すぎる。

 

ユーヴェはタレントで言えばセリエAトップクラスで、そのチームが引いてカテナチオで守っているのだから、ある程度は守れるが、これで勝てるわけがない。

戦術的に守備が機能しているわけではないが、清々しいくらいに引いているので、ある程度は守れるだろうが、とてもビッグクラブが取る戦術ではない。

単独でカウンターでゴールに迫れる選手が前線にいて、攻撃が機能するならこれでも良いが、そういうわけでもない。

 

ヴラホヴィッチのワントップにディマリアのトップ下で、どうやって攻撃するつもりなのか一切理解ができない。

セットプレーや単発の攻撃でサイドからクロスを入れて、何とか点を取るくらいしかない。

352なら強いチームなのだが、本当に残念。誰でもこれが機能しないことは一目瞭然だと思うのだが・・・

 

ここまではラツィオが圧倒。完全に防戦一方。

 

【15~30分】

 

変わらずラツィオが持つ展開。

 

バイタルを崩してのインモービレのボレーはシュチェスニーがセーブ。

 

ミリンコヴィッチとLアルベルトが完全に自由になっているので、その二人を中心に崩していくラツィオの得意な形で試合は進む。

 

ユヴェントスは攻撃が完全に機能していない。

前線にヴラホヴィッチが孤立しているだけなのでカウンターもできず、ポゼッションしようにも、中盤に足元がないので、当然機能するわけもない。

ずっとこの機能しない3511を使っているが、何をもってこの3511に固執するのか全くもって理解しかねる。

 

ラツィオは現在2位にはつけているが、戦力だけで言えば、ミランインテルナポリ、ユーヴェには当然及んでいなく、その戦力で劣っている相手に圧倒されている現状は酷すぎる。インテルミランにも同じことは言えるのだが、ユーヴェよりは断然機能している。

 

【30~45分】

 

38分、ザッカーニのクロスからミリンコヴィッチが決める。1-0

 

42分、CKからの混戦からラビオが決める。1-1

 

全く機能していなくても、ユーヴェにはこれがあるからある程度の勝ち点を重ねてはいるが、守りに守って、単発のクロスから決めたり、セットプレーで決めるでは、優勝争いは当然できない。

 

前半終了1-1

 

ラツィオはいつもどおり良い。

 

ユーヴェはいつもどおり酷い。

アッレグリは、組織作りは素晴らしいし、まともな時は素晴らしい戦術を使うが、メンバー選考、補強戦略、大概の戦術が酷すぎるというのが本当にもったいない監督。特に、テクニックがないハードワーカーを多く登用、補強したがる傾向により、段々とチームを弱くしていくというのが難点。

良い時は良い(主に新任から1~2年)のだが、どう考えても機能しないメンバー、戦術、フォーメーションに固執する傾向がある。

 

ディマリアをインサイドハーフにして、2トップにするだけで解決する、非常に単純な問題のだが・・・

 

【45~60分】

 

相変わらずラツィオが圧倒する。

 

ユーヴェは守備も攻撃も全く機能していない。酷い。

 

52分、Fアンデルソンがドリブルで持ち上がり、Lアルベルトが巧みなパスを送り、ザッカーニが決める。2-1

 

ミリンコヴィッチのパスからザッカーニが決めるがオフサイド

 

【60~75分】

 

ロカテッリ→パレデス

ヴラホヴィッチ→ミリク

コスティッチ→キエーザ

 

インモービレ→ペドロ

 

ユーヴェが前に出てきたので、ラツイオのカウンターが増える。いつ追加点が入ってもおかしくないくらいチャンスを作る。

 

ただ、ラツィオは引いてカウンター狙いになってきているが、それはあまり良くない。ラツィオは押し込まれると強くないので、もう少しラインを高く、攻撃ももう少し持ちたい。

 

カタルディ→ベシーノ

守備の補強。

 

【75~90分】

 

ザッカーニ→バシッチ

 

ファジョーリ→ミレッティ

 

ラツィオが守り切って試合終了。2-1

 

 

サッリ 6.5 いつもどおり良かった

インモービレ 5.5 ドン引きされていたのでそこまで良さは出ず

ザッカーニ 7.0 得意の縦突破で活躍

Fアンデルソン 7.0 ドリブルでボール運びに貢献

Lアルベルト 7.5 完全にノーマークで自由にやれていたので、躍動

ミリンコヴィッチ 8.0 完全にノーマークで自由にやれていたので、躍動

カタルディ 7.0 安定のパス捌きを見せていた

ヒサイ 6.5 攻守において安定

ロマニョーリ 6.0 組織としてはやられなかったが、個人としては若干やられていた

カザーレ 5.5 組織としてはやられなかったが、個人としては若干やられていた

マルシッチ 6.5 攻守において安定

プロヴェデル 6.0 特に仕事なし

 

アッレグリ(帯同はしてない) 4.0 いい加減、この3511は全く機能していないということに気付かなければいけない

ヴラホヴィッチ 5.5 完全に孤立。かわいそう

ディマリア 5.0 本人が悪いというより使われ方が悪すぎる

ラビオ 5.0 この戦術、フォーメーション、中盤で繋げるわけがなく、本人が悪いというより監督が悪い

ファジョーリ 5.0 この戦術、フォーメーション、中盤で繋げるわけがなく、本人が悪いというより監督が悪い

コスティッチ 5.5 ボールが全く来なかったので良さが全くでなかった

ロカテッリ 5.0 テクニック自体はあるが、パスの判断、球離れの悪さが致命的すぎる。指導次第で非常に良い選手になれるのだが・・・

クアドラード 5.0 攻守において良くなかった

Aサンドロ 6.5 良い持ち出しで攻撃に貢献

ブレーメル 6.0 安定した守備だった

ガッティ 5.5 ザッカーニとLアルベルトに相当やられた

シュチェスニー 5.0 良くなかった

 

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