セリエA第36節 ACミランvsサンプドリア -崩壊&崩壊-

ACミラン MF サンドロ・トナーリ

2023年5月20日

セリエA第36節

ACミランvsサンプドリア

監督:ピオリ スタンコヴィッチ

 

ミラン

4231

      ジルー

レオン    ディアス   メシアス

    クルニッチ トナーリ

Tエルナンデス トモリ ティアウ カラブリア

      メニャン

 

CLが終わり、ようやくリーグ戦でもターンオーバー無しのメンバー。

 

残りの試合で全勝が求められるミラン。最下位で降格の決まっているサンプドリア相手にホームでは勝利以外あり得ない。

 

しかし、ここまであまり機能していないディアスがトップ下の4231。

433で良くないか・・・

 

サンプドリア

442

  ガッビアディーニ クアリャレッラ

ジュリチッチ リンコン  ウィンクス  レリス

アウジェッロ ナイティンク ギュンター ザノーリ

      ラヴァーリャ

 

このメンバーでしかも442では当然降格するに決まっている。

 

【0~15分】

 

ミランはハイラインハイプレスでポゼッション。

 

サンプドリアはミドルブロックでポゼッション。

しかし、DFラインもぐちゃぐちゃで、中盤のブロックもぐちゃぐちゃ。

442自体が攻守において戦えるわけがないし、メンバーも酷いし、戦術も酷いし、組織も酷い。

メンバー、フォーメーション、戦術、組織、全てが酷い。これで戦えるわけがない。

 

ミランが攻め込む。一方的な試合になるだろう。

サンプドリアは一切繋げないし、守備もグダグダ。

 

サンプドリアは守備も酷いが、よくこのメンバー、フォーメーションでポゼッションをしようとするな、といった形。

 

ここまで酷いチームは中々お目にかかれない。

 

9分、ディアスのパスにレオンが抜け出して決める。1-0

6点くらい決まるんじゃないか、といったくらいに本当にサンプドリアが酷すぎる。

 

サンプドリアのスペースがあまりにも空きすぎて、ミランはやりたい放題。

ただでさえ442は、スペース空き放題の当の昔に歴史に葬られた戦術なのにも関わらず、守備組織まであまりにも酷いのだから、どうしようもない。

さらに、酷いポゼッションでショートカウンターを頻繁に受けるが、その場合は42で守ることになるが、42で守れるわけがない。

 

あまりにも酷い守備組織のずさんさ。

サンプドリアには大変申し訳ないが、戦術大国イタリアにこんなチームが存在してはいけない。

 

【15~30分】

 

ミランは圧倒していたが、先制したことで、だいぶゆっくりしたポゼッションにシフトしてしまい、攻撃が上手くいかなくなる。また、守備も緩慢。流石に舐めすぎでは。

スペースが大量に空いているのだから、もっと早い攻撃をしたほうが良いし、守備も集中力、気持ちが無さすぎる。

 

20分、非常に緩慢な守備をしているところ、ザノーリにサイドを突破されてクアリャレッラがクロスに合わせて決める。1-1

ミランの守備が酷すぎる。

 

レオンがサイドを突破してからのクロスは惜しくも合わず。そのCKからティアウのヘッドもラヴァーリャが良いセーブ。

レオンに対して守備が甘すぎる。というかスペースがありすぎるのでやりたい放題。

 

23分、ディアスのクロスからジルーが頭で決める。2-1

良いから早く、このように早い攻撃で追加点を取り、試合を決めなければいけない。

ここまで攻守においてあり得ないくらい酷いチームに苦戦してはいけない。大量得点で当たり前のレベルの酷さ。

 

ミランはトナーリを上げてディアスを左気味にして433気味にする。それは良い。

 

27分、ショートカウンターからトナーリのスルーパスにレオンが抜け出して倒されてPK。

ジルーが決める。3-1

 

【30~45分】

 

ミランがボッコボコにする。

ジルーのヘッドはラヴァーリャが良いセーブ。

433気味にすれば、間違いなく機能する。良い。

 

433気味になっている時は機能していて良いが、基本はやはり4231で、4231でディアスが真ん中にいる時はあまり機能していない。

 

ベナセルがいないなら、お願いだから433にしてほしいものだが・・・

ディアスはスペースがある状況で前を向いたら良いプレーをするが、それができないトップ下では何もできない。インサイドハーフが一番良い。

 

この試合でも、トナーリが上がってディアスが左インサイドハーフになり、433になっている時は存分にチームとして機能している。

ディアスが中央のトップ下にいる時はディアス自体もチームとしても機能していない。

(この試合はサンプドリアが酷すぎて、普通に攻められているが)

 

トナーリも自由に動けるインサイドハーフの方が攻守において良さが出るため、4231よりも433の方が良いと思われる。

 

前半終了3-1

 

ミランは433に修正したほうが良い。別にこのままでもサンプドリア相手なら良いが・・・

 

サンプドリアは特に何も言うことはない。酷すぎる。

 

【45~60分】

 

トナーリのクロスからジルー、レオンがチャンスを迎えるが決めきれず。

 

展開変わらず、ミランがずっと攻める。

サンプドリアはズタズタの守備に、グダグダの攻撃。

 

メシアス→サーレマーカース

 

カラブリアのクロスからジルーのヘッドはラヴァーリャがセーブ。

 

【60~75分】

 

63分、レオンのパスにトナーリがDFラインの裏に抜け出して、折り返しをディアスが決める。4-1

サンプドリアのラインが、これでもかというくらいに揃っていなく、バイタルもがら空きで、あまりにも酷すぎる。

 

67分、レオンのクロスにジルーが決める。5-1

ジルーはトリプレッタ。

 

サンプはもはや心が折れて、足が止まってさらに守備が酷くなっている。

 

ナイティンク→アミオネ

ガッビアディーニ→ラメルス

 

ディアス→デケテラーレ

休ませ。

 

【75~90分】

 

トナーリ→ポベガ

トモリ→ケアー

エルナンデス→バロトゥーレ

休ませ。

 

リンコン→パオレッティ

ジュリチッチ→イルカン

 

試合終了。5-1

 

ピオリ 6.0 大勝ではあるが、サンプドリア相手だから当たり前であり、そこまで機能しているというわけでもなかった。

ジルー 7.0 3得点を取ったため評価は高めだが、通しでみると、良かったかと言われると微妙

レオン 8.0 相手をズタズタにした

ディアス 6.0 スペースが非常にあったので良いプレーをしていたが、通してみると微妙

メシアス 5.5 可もなく不可もなく

クルニッチ 6.5 安定していた

トナーリ 7.5 良い飛び出しをしていて、大きく貢献

Tエルナンデス 6.5 安定していた

トモリ 6.0 安定していた

ティアウ 6.0 安定していた

カラブリア 6.0 安定していた

メニャン 6.5 安定していた

 

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