セリエA第36節 ナポリvsインテル -無の試合-

ナポリ MF ピオトル・ジエリンスキ

2023年5月21日

セリエA第36節

ナポリvsインテル

監督:スパレッティ Sインザーギ

 

ナポリ

433

       オシメン

クヴァラツケリア         エルマス

    ジエリンスキ  アンギサ

       ロボツカ

Mオリベラ キムミンジェ ラフマニ ディロレンツォ

        メレト

 

優勝は決まっているが、カップ戦もないため、ほぼベストメンバー。

 

インテル

352

    コレア   ルカク

   ガリアルディーニ バレッラ

ゴセンス    アスラニ     ベッラノヴァ

  バストーニ デフライ ダンブロージオ

       オナナ

 

コッパイタリア決勝を控えるため大幅にターンオーバー。

これは流石に勝つ気が無さすぎる。

 

アチェルビ、ダルミアン、ドゥンフリ-ス、ブロゾヴィッチ、チャルハノール、ディマルコ、ラウタロ、ジェコを休ませる(ムヒタリアンはベンチ外)。

スタメンクラスはオナナ、バストーニ、バレッラ、ルカクくらい(実力で言えばデフライも)。

流石にこのメンバーでは勝てないと思うが・・・

それでも、2軍でもある程度できるメンバー(勝てはしないだろうが)。

 

【0~15分】

 

ナポリはハイラインハイプレスでポゼッション。

 

インテルはミドルブロックで待ち構える。攻撃はカウンター、ショートカウンターを狙いながら、駄目ならポゼッション。

 

ナポリが持つ展開。

インテルはベストメンバーでも待ち構える展開になるだろうが、このメンバーなら尚更。

 

インテルはラインが低すぎるし、待ち構えすぎている。

これではナポリの生命線の3センターを抑えられない。

ロボツカ、ジエリンスキ、アンギサに自由に持たせてしまうのは危険であり、良くない。

 

インテルは強力な守備陣のため、引いて守ってナポリにいいようにパスを回されても、ある程度は耐えられるだろうが、戦術的には良い守備とは言えない。

それでも352であるし、メンバーが強力なため、守備は固いが。

 

インテルの攻撃については、2軍でもそこそこやれる層の厚さ、352であること、ナポリがそこまでモチベーションがなく守備が緩いこともあり、何とかなってはいる。何とかであり、得点を取れる可能性はあまり高くない。

 

【15~30分】

 

変わらずナポリが攻める。

 

インテルナポリ対策、ロボツカ、ジエリンスキ対策をしておらず、その二人にいいようにやられる。アンギサも全く捕まえられていない。

 

インテルは352であること、2軍でも(ベストメンバーからは流石にだいぶ落ちるが)選手は揃っていること、ナポリもそこまでモチベーションはないであろうことから、ある程度やれてはいるが、流石に厳しい。

 

【30~45分】

 

展開変わらず。

インテルはこのメンバーでは、ナポリの守備が緩いとはいえ、得点も取れる気はしない。

 

ガリアルディーニが2枚目のイエローで退場。

10分ほど前にも2枚目が出ても全くおかしくない(というか完全にイエローの)プレーをしていたし、これも明らかにイエロー。

イエローがすでに出ているのに、どう考えてもイエローのプレーを立て続けにするのは流石に・・・

 

インテルはただでさえ厳しかったので、これはもう終わり。

 

インテルはひとまずコレアをインサイドハーフに下げて351に。

 

前半終了。0-0

 

インテルは勝つ気もあまりないだろうし、退場したので、ナポリが押し切って勝つと思われる。

 

【45~60分】

 

ナポリは特に変更なし。

インテルもメンバー変えず。とことんこの試合は捨てるらしい。

 

インテルはそのまま351。

コレアは本職がFWなので、インサイドハーフをしてもあまり守備は良くないし、351のため、ただでさえナポリの中盤3人にやられていたのに、これではさらにやられる。

もうこの試合は、休ませると割り切っているのだろう。

 

インテルは完全にゴール前に磔にされる。

引いて守るから、ナポリの中盤を自由にしてしまい、押し込まれ、押し込まれすぎて中盤中央が簡単に開くため、さらに押し込まれる。完全に崩壊している。

10人だから仕方ないが・・・

 

WBが完全にDFラインと同化して531になってしまっているので、インサイドハーフ脇、ボランチ脇のスペースが空きすぎている。完全に守備は崩壊している。失点も時間の問題。

 

バストーニ→アチェルビ

バレッラ→ブロゾヴィッチ

主力投入でもあるが、主力休ませでもある。

 

【60~75分】

 

展開変わらずナポリがずっと攻める。

インテルはこれでは攻撃もどうしようもない。

 

66分、ジエリンスキのパスからアンギサが決める。1-0

 

エルマス→ラスパドーリ

オシメン→シメオネ

 

コレア→ディマルコ

ベッラノヴァ→ドゥンフリース

どうやら勝ち点1を取りに行く気はあるらしい。(この時間からなら主力を出しても良いという判断か)

 

キムミンジェ→Jジェズス

 

インテルはディマルコ、ドゥンフリースが入ったことにより、攻撃(カウンター)が活性化する。

 

【75~90分】

 

ゴセンス→ラウタロ

 

342に変更か。

推進力のあるディマルコ、ドゥンフリースが入り、ブロゾヴィッチ、ラウタロもいれば普通に機能しそう。

 

82分、ディマルコのクロスをルカクが決める。1-1

ディマルコ、ドゥンフリース、ラウタロルカクの4人がこれまでの控え選手とはレベルが違うし、途中出場で運動量があるため、この4人だけで攻撃が成立してしまう(ナポリがボールを持って攻めてくれるし、守備が緩いため、この4人が前に突進して雑にボールを入れるだけで攻撃が成り立つ)。

 

ジエリンスキ→ガエターノ

クヴァラツケリア→ポリターノ

 

85分、ディロレンツォが逆足で素晴らしいミドルを沈める。2-1

 

94分、インテルが最後の捨て身の攻撃に出たところ、カウンターでガエターノが決める。3-1

 

試合終了3-1

 

インテルは試合を捨てていたレベルのメンバーだったが、そこまでCL出場権獲得に余裕はないと思うが・・・

 

スパレッティ 6.0 特にコメントなし

オシメン 5.5 特に何もできず

クヴァラツケリア 6.5 ドリブルと中盤との絡みで翻弄

エルマス 5.5 あまり活躍はできず

ジエリンスキ 7.5 良くボールに触れ、攻撃を牽引

アンギサ 7.5 精力的に動き回り、急所を突いていた

ロボツカ 7.0 良いゲームメイクだった

Mオリベラ 5.5 活躍はあまりできず

キムミンジェ 5.5 チームとしてモチベーションがないだろうから仕方ないが、守備は緩かった

ラフマニ 5.5 チームとしてモチベーションがないだろうから仕方ないが、守備は緩かった

ディロレンツォ 6.5 安定していた。ゴールは素晴らしかった。

メレト 6.0 そこまで仕事なし

 

Sインザーギ 4.5 大幅なターンオーバーで試合をほぼ捨てていた

コレア 5.0 良くなかった

ルカク 7.0 奮闘していた

ガリアルディーニ 4.0 退場は流石に軽率すぎた。主力投入まで耐えて11人だったらワンチャンスあったが・・・

バレッラ 6.5 奮闘していた

ゴセンス 5.0 攻守において良くはなかった

アスラニ 5.0 ゲームメイクはできず

ベッラノヴァ 5.0 攻守において良くはなかった

バストーニ 7.0 良い守備だった

デフライ 6.5 良く耐えていた

ダンブロージオ 6.0 良くはなかった

オナナ 7.5 3失点こそしたが、スーパーセーブを連発していた

 

にほんブログ村 サッカーブログ 海外サッカーへ海外サッカーランキング

にほんブログ村 サッカーブログ セリエAへセリエAランキング

サッカーblogランキング