EURO2024 決勝トーナメント準々決勝 オランダvsトルコ -地力の差-

 

2024年7月6日

EURO2024 決勝トーナメント準々決勝

オランダvsトルコ

監督:クーマン モンテッラ

 

オランダ

4231

       デパイ10

ガクポ11   Xシモンズ7  ベルフワイン25

    ラインデルス14 スハウテン24

アケー5 ファンダイク4(C) デフライ6 ドゥンフリース22

       フェルブルッヘン1

 

前節と全く同じメンバー。

4231、クーマンの中ならこのメンバーだろうなという感じではある(ベルフワインの所は変えた方が良い)。

 

オランダは良くはないのだが、個人個人の能力が凄いのと、3位突破したことにより本当に組み合わせに恵まれたので、決勝まで弱い相手しかいない。

 

トルコ

343

         Bユルマズ21

 ユルディズ19          ギュレル8

カドゥオール20 チャルハノール10(C) エズジャン15 メルトM18

    バルダクチ14 アカイディン4 カーン22

          メルトG1

 

前節からコクチュ→チャルハノール、イスマイル→エズジャン、デミラル→アカイディン。

 

さらに、ギュレルとユルマズの位置を入れ替える。

 

それは良くない。

 

ギュレルを0トップとして、サイドから斜めにユルマズが飛び出すのが良かったのであって、これでは良くない。

 

前節から中盤とCBの中央3人が変わっているのも不安要素。

 

また、343では中盤中央にスペースができてしまい、そこを使えるラインデルスやXシモンズ、デパイがいるのが厳しそうである。

 

4231から343に変えて良くなったトルコだが、オランダ相手ということ、上述の三つの要素もあって厳しそうである。

 

【0~15分】

 

トルコはミドルブロック&プレスでカウンター。

 

オランダはミドルブロック&プレスでポゼッション。

 

オランダが持ち、トルコがカウンターを狙う展開。

 

トルコは前節良かった0トップをやめてしまっているのが良くない。

 

オランダは上述通り、中盤中央でラインデルスが仕事ができるので、ラインデルスを中心に崩していく。ラインデルスが本当に凄い。ここまで凄いとマンマークを付けないと本当に厳しい。

 

トルコは、この541の守備では中盤中央を空けてしまうので、そこをラインデルス、Xシモンズが中心となって使われてしまっている。どうにかしないとまずい。

 

どうにかするにはやはり352なのだが、それもやらないだろうし、厳しい戦いである。

 

白:トルコ オレンジ:オランダ

343(541)だと赤丸の部分を使われてしまう。そこを防ごうとボランチが前に出ると、今度はDFラインの前にスペースができてしまう。

352だと、中央のスペースを埋められる。

 

【15~30分】

 

オランダが優勢に進める。

 

トルコは厳しいが、343に変えたこと、組織的なことにより戦えてはいる。オランダも攻撃がそこまで良いわけではないし、守備は脆い。

 

ただし、352の方が良いし、ギュレルの0トップをやめてしまったことが良くない。

 

【30~45分】

 

35分、コーナーの流れからアカイディンがクロスを頭で決める。0-1

 

トルコはこれは大きい。

オランダは優勢に進めているので追いつけはするとは思うが、オランダは守備が良くないので、トルコは取られる前に追加点が欲しい。

 

前半終了0-1

 

修正点は、トルコは本来は352にした方が良いが、しないだろうから、ギュレルとユルマズを入れ替えた方が良いのではないだろうか。

 

オランダの修正点は、本来は433か352が良いが、しないだろうから、デパイにもっと受けさせる、得点できないまま終盤までいった際にスクランブルといった感じか。

 

【45~60分】

 

オランダ(ハーフタイム)

ベルフワイン→ウェホースト

ウェホーストがCF、デパイがトップ下、Xシモンズが右サイドに。

 

この展開ならその方が良いだろう。すでに中盤は支配できて押し込めているため。

また、右サイドはドゥンフリースに任せているので中でプレーすることになるが、その場合Xシモンズの方が良い。

 

オランダは選手交代で良くなっている。

 

また、ハイラインハイプレスに変更し、どんどん押し込んでいく。

 

オランダはパワープレーも含め無理やり得点を奪う力がある。

 

トルコはここまで押し込まれて、カウンターもできていないので、厳しい。

 

【60~75分】

 

トルコは全員で引いて守る。

 

70分、ショートコーナーからデフライが頭で決める。1-1

 

押し込んでかなりチャンスを作っていたので、妥当。

 

オランダ

アケー→ファン・デ・フェン

ラインデルス→フェールマン

 

【75~90分】

 

76分、ドゥンフリースのクロスをガクポが押し込む。2-1

 

トルコ

ユルディズ→アクトゥルコール

エズジャン→ヨクシュル

 

トルコ

メルトM→チェリク

アカイディン→トスン

442に。

 

トルコが猛攻を仕掛ける。

オランダは守備が良くないので、どんどんチャンスを作られる。

 

オランダ

デパイ→ザークツィー

Xシモンズ→フリンポン

 

トルコ

カーン→クルチソイ

 

トルコが3、4度決定機を迎えるが決められず。

 

試合終了

オランダ2-1トルコ

 

トルコは4231から343に変えたことは良かったが、ギュレルとユルマズの位置を変えてしまったことにより、前節より機能しなかった。

 

オランダは、これまでと変わらず、攻撃もそこまで良いかと言われると良くはなく(個人の能力がずば抜けている)、守備は良くない。

 

オランダのこのずば抜けたメンバーでこれは本当に勿体ない。

 

にほんブログ村 サッカーブログ 海外サッカーへ海外サッカーランキング

にほんブログ村 サッカーブログ セリエAへセリエAランキング

サッカーblogランキング