【カルチョ総括】アタランタBC -戦力の暴力-

 

チーム名:アタランタBC

監督:ジャン・ピエロ・ガスペリーニ

順位:4位

勝点:69

得点:72

失点:42

総合:★★★★★★☆☆☆☆

監督:★★★★★☆☆☆☆☆

戦術:★★★★☆☆☆☆☆☆

組織:★★★★★★☆☆☆☆

戦力:★★★★★★★*☆☆

攻撃:★★★★★★☆☆☆☆

守備:★★★★★☆☆☆☆☆

 

良かった点:戦力が凄まじかった。この勝ち点のチームではない。

悪かった点:監督。明らかに戦術・フォーメーションがおかしい。

 

〇総括

 結果だけ見れば、EL優勝、リーグ戦で4位と上々なものだが、内容はあまり良いものではなかった。主に3412を使っていたが、選手達に合っている戦術ではなく、ガスペリーニ監督のやり方で活きる戦術でもなく、何よりも3412が現代サッカーでは良くない。

 昨シーズンもそうだったが、343を使用していた時は強く、3412を使用している時は良くなかった。

 各ポジションに強力な選手を擁し、特にスカマッカ、デケテラーレ、ルックマン、ミランチュクのいた前線、コープマイネルス、デローン、エデルソンのいた中盤は強力であった。しかし、3412で詰まった攻撃をし、結局はサイドからクロスを入れて無理やりに得点を奪う形がほとんどだった。攻撃も守備も機能しているとはとても言い難く、戦力の暴力によって無理やり何とかしていただけと言わざるを得なかった。3412という機能するわけがない戦術を使用していることが何よりの原因で、たまに使用している343の時は普通に強かった。

 

 守備は(相手にもよるが)引いて守っていたが、3412で中盤のスペースが空いてしまうため引いて守らざるを得ず、スペースがあるため、相手に良いようにボールを回されてしまっていた。

 攻撃については、3412は前線3人がよほど強力な個人技を持っていれば何とかはなるが、トップ下のコープマイネルス(パシャリッチ)はそういうタイプではなく、スカマッカやデケテラーレ、ルックマン、ミランチュクも独力の個人技のタイプではないため、全くもって合っていなかった。よって、攻撃方法が皆無で、手詰まりになってサイドからクロスを入れるだけの攻撃に終始した。それでも、メンバーが強力だったため、ある程度の得点、勝ち点を稼いだが、断然もっとやれたチームであった。

 

 ここ数シーズンは売却益を上手く活かす等し、潤沢な補強をしてきたが、来シーズンはどうなるだろうか。コープマイネルスやルックマン、エデルソン、スカルヴィーニ、カルネセッキ辺りは移籍市場で人気だろうから、移籍市場での動きに注目である。ガスペリーニ監督は343を使うなら良い監督なので、思い直してほしいものであるが・・・

 

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