2024年7月27日
親善試合
監督:ホラーバック マルコ・バローニ
433
カステジャノス11
ザッカ-ニ10(C) イサクセン18
ベシーノ5 ゲンドゥージ8
ロヴェッラ6
マルシッチ77 パトリック4 カザーレ15 ラッツァーリ29
プロヴェデル94
ベンチにはペドロ、カンチェッリエリ、チャウナ、アクプロ、カタルディ、ヒサイ等。
ゲンドゥージとベシーノの二人のインサイドハーフは厳しすぎるが、プレシーズンということや、まだカストロヴィッリも合流していないので、仕方ないと言えば仕方ない。
カタルディをアンカーで、ロヴェッラを左インサイドハーフの方がまだ良いと思うが。
ラツィオは、就任と同時に快進撃を見せたトゥドール監督が辞任してしまい、マルコ・バローニ監督(一昨シーズンにレッチェ、昨シーズンにエラスを率いて残留に導いた監督)が就任。
鎌田、Lアルベルト、Fアンデルソンの主力が退団してしまったが、足りていなかったアタッカーに、ノスリン(エラス)、チャウナ(サレルニターナ)と有望な若いアタッカーを獲得。これまた有望な若手アタッカーであるカンチェッリエリもローンから復帰しており、中盤に実力者のカストロヴィッリ(フィオレンティーナ)も加えている。
監督選び・補強が堅実で安定しているラツィオらしく、良い補強をしている。
まだブレイクこそしていないが、能力の高い有望な若い選手を加えているので、あとは監督の手腕次第といったところか。
カストロヴィッリが怪我がちであることを考えると、中盤のテクニックのある選手が足りないと思うが、今のところ的確な補強をしている。
マルコ・バローニ監督は、レッチェ、エラスで貧弱な戦力の中、しっかりと選手に合わせた戦術を採用し、見事に残留させた手腕は確かなので、注目である。
【0~15分】
ラツィオはハイラインハイプレスでポゼッション。
仕上がり(選手への動きの指導)はそこまで悪くはなさそうだが、ベシーノの所とイサクセンの所とザッカーニの所の力不足感が否めない。
ベシーノの所はカストロヴィッリもしくは今後の補強次第といったところで、イサクセンの所はノスリン、チャウナ、カンチェッリエリが入ってからが本番か。
また、昨シーズンもそうだったが、DFラインの個々の能力が高くないため、4バックで守れるのか疑惑が強い。
マルコ・バローニ監督は多彩な戦術を扱えるので、3バック(3421や352)も視野に入っているとは思うが、選手がフィットしてから、セリエAのチーム相手にどこまでできるかの今後次第といったところか。
現状のメンバーならという前提だが、4バックがあまり強くなく、中盤も433の3センターで良いかと言えばそこまでではなく(特にカストロヴィッリがいないと全く良くない)、ザッカーニがWGでは力不足であり(WBで使いたい)、ノスリン、チャウナ、カンチェッリエリと前線に動き回れて独力で持てる選手がいるため、3421や変則352が一番適していそうだが、バローニ監督はどう判断するだろうか。
変則352(右インサイドハーフを攻撃時に右シャドーにする)が一番強そうではある。
433では、ザッカーニもイサクセンもサイドに張って仕掛けるしかできないので(しかも抜けるわけではないので大抵バックパスになる)、この433ではあまり良さそうではない。
【15~30分】
試合は流石に相手がドイツ2部ということもあり、ラツィオがボールを持ち、優勢に進めるが、あまり良くはない。
監督の組織作りが良くないわけではなさそうだが、選手が良くない。
まず、ゲンドゥージ、ベシーノは展開力が微塵もないので、中盤が相当良くない。
両WGのザッカーニ、イサクセンも前述のように良くない。
【30~45分】
44分、混戦からゲンドゥージのクロスをカステジャノスが折り返し、ザッカーニが押し込む。0-1
前半終了0-1
【45~90分】
433
カステジャノス11
ザッカ-ニ10(C) イサクセン18
ロヴェッラ6 ゲンドゥージ8
カタルディ32
ペッレグリーニ3 パトリック4 カザーレ15 ラッツァーリ29
マンダス35
プロヴェデル⇒マンダス、マルシッチ⇒ペッレグリーニ、ベシーノ⇒カタルディ。
ベシーノに代えてカタルディが入ったので、前半よりは良くなるだろう。
50分、ロヴェッラの展開からゲンドゥージのパスをカステジャノスが決める。0-2
ラツィオはカタルディとロヴェッラのダブルレジスタで中盤が流動的かつ繋げるようになり、前半より良くなる。
71分、パスワークからチャウナが決める。0-3
試合終了
ラツィオは、433だとしても(監督次第、これからの補強次第だが)ある程度の強さはあるとは思うが、352か3421の方が良さそうである。