チーム名:USレッチェ
監督:ロベルト・ダヴェルサ(1~28節)⇒ルカ・ゴッティ (29節~38節)
順位:14位
勝点:38
得点:32
失点:54
総合:★★★★☆☆☆☆☆☆
監督:★★★★★☆☆☆☆☆
戦術:★★★★★☆☆☆☆☆
組織:★★★★★★☆☆☆☆
戦力:★★★★☆☆☆☆☆☆
攻撃:★★★★☆☆☆☆☆☆
守備:★★★★☆☆☆☆☆☆
良かった点:安定感はあった。
悪かった点:ストレフェッツァの0トップをやめてしまったこと。
〇総括
序盤こそエースのストレフェッツァの0トップとし、躍進していたが、CFの怪我からの復帰および補強により、0トップをやめてしまい、完全に失速。挙句の果てには冬にストレフェッツァをセリエBに放出。夏にディ・フランチェスコもセリエBに放出しており、2大エースをセリエBに放出するという迷走を見せてくれた。それでもダヴェルサ監督はある程度安定していたが、終盤に頭突きにより解任。残留こそしたが、良いシーズンであったとはあまり言えない。
守備は、433(4141)で組織は中々のものだったが、戦力の都合上、固いわけではなかった。ただし、組織が中々なのと、GKのファルコーネがいたので、守備はまずまずであった。
攻撃は、序盤の数戦はストレフェッツァをCFにした0トップ戦術が非常に機能しており、強いチームだったが、怪我人等の復帰や補強により、0トップをやめてしまい、一気に失速。ストレフェッツァがCFなら強かったが、やめてからは、アルムクヴィスト、バンダの両WGが個人技があり、中盤もまずまずなので安定感こそあったが、良い攻撃ではなかった。
また、中盤の構成も序盤戦から変えてしまい、チームは「凡庸なプロヴィンチャ」になってしまった。
0トップを好まない監督が多い中、ストレフェッツァをCFにして0トップを見事に機能させていて感心したが、やめてしまったので、本当に残念である。
中央で受けて捌ける絶対的な選手のストレフェッツァが0トップを務めることにより、スピードとドリブルのある両WG、無難に繋げる中盤が活きていたのであって、ストレフェッツァが0トップでないならば、ただの凡庸な中盤、まずまずの両WGになり、単純で凡庸な攻撃になるだけである。
新シーズンもゴッティ監督が引き続き指揮を執るが、今シーズンはダヴェルサ監督の遺産もあり残留できたが、新シーズンは微妙なところである。良い活躍をしていたアルムクヴィストが退団し、CBの主力のポングラチッチも退団してしまっている。
際立った選手はいないが、地味に良い選手が多くいるというチームだが、要のCFとCBが弱いので、どうにかしたいところである。中盤、SB、GKは選手が揃っているので、CB、CF、WGに良い選手がほしい。