チーム名:USサレルニターナ1919
監督:パウロ・ソウザ(~8節)⇒フィリッポ・インザーギ(9節~24節)⇒ファビオ・リヴェラーニ(25節~29節)⇒ステファノ・コラントゥオーノ(30節~38節)
順位:20位
勝点:17
得点:32
失点:81
総合:★☆☆☆☆☆☆☆☆☆
監督:★☆☆☆☆☆☆☆☆☆
戦術:★★★☆☆☆☆☆☆☆
組織:★☆☆☆☆☆☆☆☆☆
戦力:★★★☆☆☆☆☆☆☆
攻撃:★★☆☆☆☆☆☆☆☆
守備:★☆☆☆☆☆☆☆☆☆
良かった点:昨シーズンの戦力を維持できていた。攻撃については良いメンバーが揃っていた。
悪かった点:監督。守備。
〇総括
確かに守備陣の戦力は良くなかったが、全体的な戦力自体は悪くなく、降格レベルの戦力ではなかった。とにかく監督が良くなかった、それに尽きる。完全に守備が崩壊しており、攻撃も機能させられなかった。
3回も監督交代があったが、いずれの監督も立て直すことはできなく、勝ち点はわずかに17で終わってしまった。
パウロ・ソウザ監督は、昨シーズンは守備こそ良くなかったものの、攻撃については素晴らしいものを見せていた。昨シーズンと比べて変わったことと言えば、ピョンテクが退団したくらいなのだが、元々ピョンテクとディアに依存した戦術を取っていたため、軌道修正ができなかった。さらに、ディアが多く戦線離脱していたこともあり、前線の構築が上手くできずに、元々の悲惨な守備もあり、解任に至った。
ピョンテクが退団したとしても、イクウェメシとチャウナで代用は効くどころか、むしろ昨シーズンよりも良さそうなので、ソウザ監督のまま、イクウェメシとチャウナを使っていれば良かったのだが、使わずに良くないメンバーで戦っていたので、結果が出なかった。
ソウザ監督が解任され、フィリッポ・インザーギ監督が就任したが、組織作りについては悪化しており、特に守備は完全に崩壊していた。また、結果が出ないからだろうが、フォーメーション、戦術、選手選考をコロコロ変えており、方向性が全く定まらなかった。
その後もリヴェラーニ監督、コラントゥオーノ監督と続いたが、いずれも立て直せずそのまま降格となった。
監督交代を3回もし、良い監督を連れてこれなかったフロントも間違いなく良くなかったと言えるだろう。
守備については、戦術、組織、メンバー、どれをとっても悲惨だった。ソウザ監督の時が一番マシだったろうが、ソウザ監督も攻撃陣の選手選考が良く無さすぎて擁護できるものではなかった。
攻撃については、イクウェメシ、チャウナ、ディア、カンドレーヴァ等がおり、しっかりやれば良かっただろうが、どの監督も機能させることはできなかった。