2024年9月15日
セリエA第4節
監督:Dニコラ コンテ
3421
ピッコリ91
ガエターノ70 ルヴンボ77
アウジェッロ3 デイオラ14(C) マリン18 アッツィ37
ルペルト6 ミナ26 ザッパ28
スクフェット22
新戦力(レンタル延長)のガエターノが加わり、戦力が増した。
しかし、今まで存分に機能していた352ではなく、3421に変更。
それは良くない。
違うチーム相手なら3421で臨む試合があってもまだ良いが、ナポリ相手に352ではなく3421なのはまずい。
また、ナポリ相手でなくとも352の方が良い。
3421
ルカク11
クヴァラツケリア77 ポリターノ21
スピナッツォーラ37 ロボツカ68 アンギサ99 マッツォッキ30
ボンジョルノ4 ラフマニ13 ディロレンツォ22(C)
メレト1
ルカクは本当に影響力が大きい選手で、特にルカクを中心に戦術を組める監督の元だと、絶大な力を発揮する。
【試合:簡易版】
ナポリはハイラインハイプレスでポゼッション。
カリアリはハイラインハイプレスで早い攻撃。
352でハイラインハイプレスをするならまだしも、3421でハイラインハイプレスでナポリ相手に挑むのは無謀だと思うが・・・
ニコラ監督は3421をやらせても上手い監督ではあるが、そもそも3421と352では戦術的な格が違うし、ニコラ監督は3421は普通に上手い、352だと格別に上手いという形なので、352の方が良いと思うが・・・
カリアリの選手にも352の方が合っている。
ちなみにナポリの監督、選手も同じことが言え、352の方が良いと思うが・・・
試合は、カリアリは普通に良いのだが、同じ3421でハイラインハイプレスで打ち合いをすれば、圧倒的な戦力の差でナポリが有利。
カリアリは3421でも良くやっているが、流石に厳しい。
ガエターノが加わったので3421にしたのか(ガエターノはインサイドハーフもできる)、ナポリに3421(343)のハイラインハイプレスのミラーゲーム(343相手の常套手段)を仕掛けるために3421にしたのか、それともその両方なのかは分からないが、全体的に上手く、ルカクとクヴァラツケリアがいるナポリ相手に3421でのハイラインハイプレスは中々厳しい。
試合に戻ると、ルカクが本当に凄い。
ほぼ全てのボールを収めてしまう。
ここまであり得ないくらいに収めてくれると、チームへの影響が計り知れない。
戦術の核になれるし、依存と言われようが何だろうが、強い。
むしろ「戦術の核」の選手を作ったほうが、強いチームは作れる。
ローマではモウリーニョ監督もデ・ロッシ監督もルカクを活かしきれていなかったが、コンテ監督なら活かせるだろう。
化け物レベルのルカクがまた見れそうではある。
カリアリが352ではなく3421で、ルカクへの縦パスを防げていないというのも大きいが・・・
18分、ルカクのパスから、ディロレンツォがミドルを打ち、ディフレクションしてゴール。0-1
ナポリはルカクが加わって強いが、3421で守備は本当に大丈夫か、という点が本当に気がかりである。
3421な上に守備が弱いロボツカが2センターにおり、CBやGKもそこまで強くない状態で、守備が安定するとはあまり思えないが・・・
監督次第と言えば監督次第だが。
ポリターノにインサイドハーフをやらせて352がベストだと思うが・・・
66分、カウンターからルカクのパスに抜け出したクヴァラツケリアが決める。0-2
70分、スクフェットのパスミスを奪ったクヴァラツケリアのパスからルカクが決める。0-3
93分、コーナーからボンジョルノが頭で決める。0-4
試合終了
カリアリは、3421にしたこと、ハイラインハイプレスを選んだことが敗因。
ナポリは、しばらく3421で見てみて良いと思うが、駄目なら352に変えるべきである。機能するならこのままでも良いと思う。