2024年12月7日
セリエA第15節
監督:ラニエリ ジャンパオロ
343
ディバラ21
エルシャーラウィ92 サーレマーカース56
アンヘリーニョ3 コネ17 パレデス16 チェリク19
エンディカ5 フンメルス15 マンチーニ23(C)
スヴィラル99
ベンチはペッレグリーニ、ピジッリ、ソウレ、バルダンツィ等。
クリスタンテとドフビクが出場停止だか何かでいないおかげで、逆に良くなっている。
サーレマーカースのところをバルダンツィ、エルシャーラウィのところをソウレにすれば完璧に近いが、これまでの酷い布陣よりは機能するだろう。
3412
レビッチ3 クルストヴィッチ9
ラフィア8
ドルグ13 ラマダニ20 Lクリバリ29 ギルバート12
ジェーン19 ガスパール4 バスキロット6(C)
ファルコーネ30
ゴッティ監督が解任され、「降格請負人」ことジャンパオロ監督が就任。
ゴッティ監督の解任は良いのだが、ジャンパオロ監督では・・・
これで固定ではないと思うが(思いたいが)、352ではなく3412の時点でセンスがなさすぎる。
3412がそもそも駄目だが、メンバーも酷い。これでどうやって攻撃をするつもりなのだろうか。
【試合:簡易版】
ローマはミドルブロック&プレスでポゼッション。
レッチェはプレス強めのミドルブロックで攻撃は何もない。
守備も攻撃も機能していない。
このメンバー、布陣で機能するわけがない。
3412でラインが高くないのにプレス強めというのが意味が分からないし、そんなことをしたら中盤のスペースが酷いことになる。
対するローマはドフビクとクリスタンテがいないおかげで機能している。
クリスタンテはいるだけで中盤を終わらせる、チームを終わらせるし、ドフビクについてはそこまで悪い選手だとは思わないが、ディバラ、ソウレ、バルダンツィがいる中でドフビクを優先して使うのは勿体ない。
ドフビクがCFを務めるよりも、ディバラやソウレやバルダンツィが務める0トップの方が断然機能する。
セリエAのFWに求められるのは嗅覚やフィジカル・高さではなく、スピードやテクニック、動きの質である(フィジカルはあるに越したことはない)。ビッグクラブなら尚更である。
13分、ショートカウンターからエルシャーラウィのパスをサーレマーカースが決める。1-0
レッチェは全体的な能力はまずまず高いのだが、個々の能力が高いというわけではないので、監督が良ければ良いチームになるし、悪ければ全然戦えない。
ゴッティ監督も良くなかったし、ジャンパオロ監督も良くないので、厳しい。
ひとまずこの試合は、守備はボロボロだし、攻撃もグダグダのパス回しに、雑なロングボール、前線にも中盤にも個がないので、本当に何もできない。
ただでさえパス回しが詰まりやすい3412なのに、個がないから本当に酷い。
3412はどうしてもトップ下で使いたい(インサイドハーフで使えない)化け物レベルのトップ下がいて、FWも個が強く、カウンターに徹する場合に僅かに使用できる可能性があるくらいの戦術である。
個が強い(=ビッグクラブ)かつカウンターに徹する(=ビッグクラブではない)なので、相反するため、現代で見る機会はほぼない。基本的には352の完全下位互換のため、352が出てきて見ることは無くなったという方が正しいかもしれない。
ローマについてはこの試合は良いのだが、ドフビクとクリスタンテが復帰してしまった時にラニエリ監督が使わないという選択ができるかどうか。たぶんできないと思うが。
この試合もソウレとバルダンツィを使っていないので大概なのだが・・・
ソウレもバルダンツィも「至宝」であり、セリエAトップクラスの実力を持つ選手なので、本当にもったいない。
38分、レッチェがPKを決める。1-1
59分、エルシャーラウィのクロスをマンチーニが決める。2-1
66分、カウンターからピジッリが決める。3-1
86分、カウンターからコネが決める。4-1
試合終了
ローマはドフビクとクリスタンテが復帰しても使わないという選択ができるかどうか、ソウレとバルダンツィを使うかが鍵。
ドフビクは他のメンバーや戦術によっては無しではないが、ディバラ、ソウレ、バルダンツィを活かした方が良い。
レッチェはジャンパオロ監督の時点で期待は非常に薄い。