セリエA第18節 エンポリvsジェノア -盾盾対決-

 

2024年12月28日

セリエA第18節

エンポリvsジェノア -盾盾対決-

監督:ダヴェルサ ヴィエラ

 

エンポリ

352

    エスポージト99 コロンボ29

   ヘンダーソン6    アンジョリン8

ペッツェッラ3   グラッシ5(C)    ギャシ11

   カカーチェ13 イスマイリ34 ゴグリチーゼ2

         バスケス23

 

ジェノア

4141

         ピナモンティ19

ヴィティーニャ9 フレンドルップ32 トルスビー2 ザノーリ59

         バデリ47(C)

マルティン3   バスケス22   バーニ13  カフィー15

          レアーリ1

 

【試合:簡易版】

 

エンポリは強めのプレスのミドルブロック&プレスでポゼッション。

 

ジェノアは強めのプレスのミドルブロック&プレスでカウンター。

 

両チームとも、プレスとブロックを上手く使い分ける組織だった守備で、352と4141のため、守備がしっかりしている。

 

ただし、エンポリは戦力の都合で攻撃力はあまりない。攻撃組織・戦術は良い。

 

ジェノアは使用戦術と起用しているメンバーの関係で攻撃力は低い。

 

エンポリは戦力の都合上、攻撃はどうしようもないのだが、ジェノアについては、もっとやりようがあるが、選択が守備的すぎて攻撃がどうしようもなくなっているという違いがある。

 

352なこともあり、組織・戦術はエンポリ、戦力はジェノアといったところか。

 

エンポリは(戦力が無いだけで)攻撃組織・戦術もしっかりしているので、エンポリが押し気味に進める。

 

ジェノアはこの中盤と前線で攻撃を機能させるというのは割と無理がある。ミレッティやエクバンを上手く使わないと厳しい。

 

ジェノアは守備は良いとして、両WGに個人技がある選手、中盤に技術がある選手がいないと厳しい(ミレッティとマリノフスキーがいるが、マリノフスキーは離脱中、ミレッティはそこまで重用されていない)。

 

せめてWGに個人技のある選手はほしい。

 

エンポリは本当にこの戦力で良くやっている。ダヴェルサ監督は昨シーズンのレッチェでも良かったが、エンポリでも非常に良くやっている。

 

46分、ミスから自陣エリア内で奪われ、最後はバデリが決める。0-1

これは勿体ない。

 

51分、ショートカウンターからエスポージトが倒されPK。しかしエスポージトのPKはレアーリがセーブ。

 

68分、カウンターからミレッティのパスをエクバンが決める。0-2

 

74分、クロスからエスポージトが頭で決める。1-2

 

試合終了

エンポリ1-2ジェノア

 

押していたのはエンポリだったが、ミスからの失点は非常に痛かった。

 

エンポリは開幕からずっと良い、監督が良い仕事をしているのでこのままで良い。もう少しだけメンバーを良くできるが、この試合においては怪我人が多すぎて、ある程度仕方ない。

 

ジェノアについては、ヴィエラ監督になってからまずまず勝ち点を稼いでいるが、良いかと言うと、良くはない。

 

守備については普通に良い。ただし、攻撃を完全に犠牲にしたメンバー、戦術での固い守備であり、これでどうやって攻撃をするつもりなのか、という問題が大きい。

 

今のところ勝ち点を稼げているが、このメンバー・戦術で能動的に得点を奪うのはかなり厳しい。

 

ポゼッションでもカウンターでも得点できる形にならず、ピナモンティ、フレンドルップ、トルスビーの突撃部隊が雑に再現性のない得点を奪うくらいしか見えない。

 

守備が想像以上に良く、戦力はそれなりにあるし、ピナモンティやフレンドルップ、トルスビーが雑に再現性のない得点を奪えると言えば奪えるので、このまま勝ち点は稼げるかもしれないが、あまり未来はないやり方ではある。

 

対策されてきた頃にどうなるか、ヴィエラ監督がどう対応するか、変えていくかが注目ではある。

 

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