
2026年6月29日
W杯2026 決勝トーナメントROUND32
ドイツvsパラグアイ -古代ドイツ-
監督:ナーゲルスマン アルファロ
ドイツ
4231
ウンダフ26
ヴィルツ17 ハヴァーツ7 ザネ19
パヴロヴィッチ5 ヌメチャ23
ブラウン18 リュディガー2 ター4 キミッヒ6(C)
ノイアー1
今日はムシアラではなくウンダフ。
パラグアイ
4141
アバロス21
エンシーソ19 アルミロン10
ガラルサ23 ボバディージャ16
クーバス14
Jアロンソ6 カナレ13 Gゴメス15(C) カセレス4
ヒル12
ドイツ相手ということで442から4141に。
良い判断。
【試合:簡易版】
パラグアイは4141で引いて守ってカウンター。
パラグアイのような特徴のチーム(組織的な守備ができる、攻撃は弱いが、一人一人の足元の技術はそこそこある)が、格上の相手に挑むなら4141は良い選択。
引いて守ってワンチャンスを狙うなら、4141は352と並んで最善(4141については守備組織がかなり整備されている必要があるが、パラグアイはされている)。
ドイツはハイラインハイプレスでポゼッション。
パラグアイは、442は全く良くなかったので、4141にしたのは良い選択。
ドイツは、4231であることがかなり足を引っ張っている。
弱いとまでは言わないが、強くはない。攻撃は微妙であるし、守備もあまり良くない。
攻撃はボールを上手く繋げているように見えるが、かなり前がかりに人数をかけているし、中を崩す手段が弱い。ほとんど外回しの良くない攻撃。
守備については、攻撃にかなり人数をかけていることや、4231であることから微妙な出来。
流石にリスクを考えずに攻撃に人数をかけすぎである。
それだけ攻撃に人数をかけているにも関わらず、この攻撃では、非常に宜しくない。
試合についてはドイツがずっとボールを持ち、パラグアイがずっと守る展開。ドイツが優勢に進めるが、4231なので外回し、ポジションが固定されたグダグダな攻撃になる。
4231のためそもそも良いサッカーにならない(中を崩せない)し、メンバーも中を崩せる選手達ではない。
現代サッカーの攻撃において重要なのは、
(1)中盤中央(センターハーフ付近)で前を向いてボールを持つ(ビルドアップ時)
(2)中央バイタル付近で良い形でボールを持つ(崩し時)
ことであり、そのためには、
(3)中盤は3センターが必須
(4)前線、中盤の選手が流動的に動いてスペースを生みだす、前を向いてボールを持つ
(5)中盤と前線の選手が足元の技術(+パスの判断力)を持っている
ことが必要である。
4231では、ポジションが固定されてしまって流動的にならないし、トップ下はほとんど消えるし、ボランチの選手も上がりづらい。そのため、良い攻撃になり得ない。CB、SB、サイドハーフ(後ろ向き)の選手で、外でボールを回すだけになってしまう。
※4231でもトップ下や中盤の選手をかなり流動的に動かせて、ほとんど433のような形にする場合は、4231でもまだ戦えるが、それなら最初から433で良い。
守備においても、逆に相手に(1)と(2)をさせないために、中盤は3センターにすることが必須。
そのため、現代サッカーでは3センター以外あり得ない、フォーメーションは352と433以外に選択肢がない、という具合になる。
唯一の例外として、3421でハイラインハイプレス(守備はビルドアップをまともにさせない)、攻撃は2シャドーが適宜中盤の役割を担うという例外もある。
未だ戦術が発達していない、集まる機会が少ないので戦術・組織レベルがクラブチームより低い代表チームにおいては、4231でも勝っていたりするが、それは他の国も4231が多いことや、戦力差がかなりあったり、4231でも中盤を流動的にさせる等、4231の中でもまだ上手くやっている方のチームがあるからである。
少し前までのイングランドや、今のドイツのように、典型的な4231で、相手も同格の場合は、かなり厳しい。
42分、クロスからエンシーソが頭で決める。0-1
54分、アーリークロスをハヴァーツが頭で決める。1-1
延長後半終了。1-1
PK。パラグアイの勝利。
パラグアイは決して強くないが(むしろ弱い方)、守備は組織的であるし、何よりドイツが良くなかった。
パラグアイは4141にしたことは良かった。強くはない。
ドイツが良くないのはここ最近ずっとであるが、それは4231だから。
昔のドイツは4231でもある程度勝てていたが(W杯でベスト4常連であったし、何なら優勝もしているが別に強くはなかった)、それは昔の話で、昔はほとんどの代表チームが4231のため、戦力差や組み合わせの良さ、監督の安定感でベスト4常連だっただけであり、別に強くはなかった。今は代表チームの戦術も少しは上がってきているので、未だに古典的な4231では厳しい。
サッカーblogランキング