セリエA第33節 エンポリvsナポリ -蘇る最強の戦術-

エンポリ 監督 ダヴィデ・ニコラ

2024年4月20日

セリエA第33節

エンポリvsナポリ

監督:Dニコラ カルツォーナ

 

エンポリ

352

     カンビアーギ チェッリ

     マレフ   ファッツィーニ

ペッツェッラ     グラッシ       ギャシ

  ルペルト  ヴァルケヴィチ ベレジンスキ

       カプリーレ

 

マリン、ズルコフスキ、ニアンはベンチ。

 

ナポリ

433

      オシメン

クヴァラツケリア         ポリターノ

  ジエリンスキ   アンギサ

      ロボツカ

ナタン Jジェズス  オスティガード ディロレンツォ

        メレト

 

【試合:簡易版】

 

エンポリはミドルブロック&プレスでカウンター。

 

ナポリはハイラインハイプレスでポゼッション。

 

4分、GKのロングボールからギャシのクロスをチェッリが決める。1-0

 

ナポリは本当に守備が緩すぎる。

 

エンポリは、最下位争いをしていたが、Dニコラが監督になってから(352にしてから)完全に別のチームになり、快進撃を見せているが、本当に良く組織されていて素晴らしい。

 

352を使うチームは多くあるが、現在のセリエAで最も352を使いこなせていると言っても過言ではない。

 

インテルユヴェントスジェノアの352は、352が最強の戦術だから真似して352の配置で並べているだけ感が強いが(それでも352は強いが)、エンポリの352は真の352であり、かつてグイドリンやコンテの使った真の352を体現している。

 

具体的には、守備時は中盤の数と密集を利用し、相手の中盤を封殺しつつ、中盤でボールを刈り取り、ショートカウンター、カウンターを絶え間なく繰り返し、ポゼッションの際は流動的に数の暴力で中央を崩していく戦術。

 

インテルユヴェントスジェノアも、WBやDFラインが引きすぎていたり、選手間が広すぎて、352というよりは532になってしまっているので、真の352とは言えない。それでも強いのが352ではあるのだが。

 

ナポリは現在、攻撃が機能しておらず、守備が脆いことにより勝てていないが、それでもポゼッションだけはできていたが、今日はエンポリの守備の前にポゼッションも上手くいかない。

 

エンポリ 20分

チェッリ→ニアン

怪我。

 

ニアンが守備をしないので段々エンポリの守備に穴が開いてくる。それでも固い。

攻撃だけ考えたらニアンは良いが。

 

カウンターからカンビアーギが決定機を迎えるが外してしまう。

 

ナポリエンポリの素晴らしい守備を全く崩せない。

エンポリはカウンターでチャンスを作っていく。

 

試合終了

エンポリ1-0ナポリ

 

完璧とも言える素晴らしい352により、エンポリが完全にナポリを抑えて勝利。

 

相手に手も足も出させない352。完璧だった。

 

美しい、完璧な352を見せてもらえ、非常に満足度の高い試合だった。

 

エンポリ

Dニコラ 9.5

 

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