2024年6月29日
EURO2024 決勝トーナメントROUND16
ドイツvsデンマーク -微妙と微妙-
監督:ナーゲルスマン ヒュルマンド
ドイツ
4231
ハヴァーツ7
ムシアラ10 ギュンドアン21(C) ザネ19
クロース8 アンドリッヒ23
ラウム3 シュロッターベック15 リュディガー2 キミッヒ6
ノイアー1
グループリーグは3戦連続同じメンバーだったが、ヴィルツ→サネ、ミッテルシュテット→ラウム、ター(出場停止)→シュロッターベック
3421
ホイルンド9
エリクセン10 オルセン11
メーレ5 ディレイニー8 ホイビェア23 バー18
Aクリステンセン6 ヴェスターゴーア3 アンデルセン2
シュマイケル1(C)
3421(541)ではドイツ相手には厳しそうである。
ライン間を使うことが得意なドイツ相手には、中盤を3センターにしたい。
また、攻撃面でも「この布陣でどうやって点を取るの」状態である。1点くらいは取れるかもしれないが、これでは1点止まりである。
【0~15分】
ドイツはハイラインハイプレスでポゼッション。
デンマークは541でミドルブロックでポゼッション。
デンマークは541で守るため、ライン間、中盤中央が空いてしまっているので、ドイツのライン間を使う攻撃に対して良い守備とは言えない。
ドイツが持つ展開。
ただし、ドイツも今までと同じように、攻撃に人数をかけるので、後ろのリスク管理ができているとは言えない。後ろにスペースがありすぎる。
ドイツが優勢に試合を進めていく。
デンマークは中盤中央を使わせすぎである。
デンマークはホイルンドが動き回って裏も取れる選手なので、守って守って一発狙いたいところではあるが、守備があまり良いものではない(3421は本来守備のための戦術ではない)ので、そこが厳しい。
また、攻撃面についても、カウンターではなくポゼッションなので、勿体ないし、カウンターだとしても、WGにスピードやドリブルがほしいが、デンマークはそうではない。
デンマークはタレントは揃っているが、戦術が良いものではない。
【15~30分】
ドイツが優勢に進めるが、ドイツは4231(442)の守備であること、ラインが高いこと、サイドが中央に寄りすぎなこともあり、後ろのスペースがかなりあり、守備が良くない。
【30~45分】
ドイツは良い形でバイタル近辺まで持っていけているが、中央にドリブルで崩せる、持てる、時間を作れる選手がいないため、そこがもったいない。
4231全てのチームに言えることだが、「433で良くないか?」に帰結する。攻守両面において433なら問題が解決するのだが・・・
433なら守備の後ろのスペースも4231よりも空かないし、攻撃面でもWGが中に入りやすく、インサイドハーフ二人がバイタル近辺でプレーできるので、クロースやギュンドアンが良いところで持ちやすいのだが・・・
前半終了。0-0
ドイツが優勢に進めてはいるが、ドイツの守備が良くないため、デンマークにもチャンスがある。
【45~60分】
48分、フリーキックの混戦からアンデルセンが決めるがオフサイド。
51分、ラウムのクロスをアンデルセンがハンドでPK。ハヴァーツが決める。1-0
デンマークはリードされたのでハイラインハイプレスに変更。
カウンターからハヴァーツが抜け出してGKと1対1になるが外してしまう。
デンマークが前に出てきているので、ドイツは早めに追加点を奪いたい。
【60~90分】
ドイツ
アンドリッヒ→エムレ・ジャン
ギュンドアン→フュルクルク
68分、ロングボールでDFラインの裏に抜け出したムシアラが決める。2-0
試合終了
ドイツ2-0デンマーク
ドイツはやはり強くはない。ホームなので何が起こるかは分からないが。
デンマークは、タレントは揃っているため、そこまで悪いチームでもなかったが、戦術が良くなかった。これでは勝てない。