セリエA第35節 ACミランvsジェノア -緩慢-

ACミラン FW クリスティアン・プリシッチ

2024年5月5日

セリエA第35節

ACミランvsジェノア

監督:ピオリ ジラルディーノ

 

ACミラン

4231

      ジルー

レオン    プリシッチ  チュクウェゼ

    ベナセル ラインデルス

Tエルナンデス トモリ ガッビア フロレンツィ

     スポルティエッロ

 

ここ数試合の中でも一番良さそうなスタメン(433気味にするなら)。

 

ティアウ、カルル、アドリ、ポベガ、オカフォー等がベンチ。

 

ジェノア

352

    レテギ エクバン

   トルスビー フレンドルップ

マルティン   バデリ    スペンス

  バスケス ヴィンター ヴォリアッコ

       マルティネス

 

グズムンドソンが発熱で不在。

 

この中盤でミラン相手は厳しすぎる。ただし、あまり見れないが、レテギとエクバンの2トップは魅力的。

 

ベンチもサベッリ、ハップス、ストロートマンくらいしかおらず、台所事情が良くない。

 

 

勝ち点70で2位、この試合に勝てばCL出場権が確定するミラン

(勝たなくても、もうほぼ確定)

 

勝ち点42で12位、残留が確定したジェノア

 

ジェノアについては残留確定、カップ戦出場権も特に狙えず、そこまでモチベーションはないか。

 

【0~15分】

 

ジェノアはミドルブロック&プレスでポゼッション。

 

ミランはハイラインハイプレスでポゼッション。

 

ミランは、ここ最近行っていた攻撃時にSBをボランチに上げ、ラインデルスとトップ下の選手をインサイドハーフとする433気味に戦う戦術ではなく、スタンダードな4231に戻してしまう。残念極まりない。ピオリ監督には本当に失望しかない。

 

4231だと守備に欠陥がありすぎて脆すぎるだけではなく、攻撃戦術としても自らスペースを消してしまい、流動的な攻撃ができなくなってしまう。さらに、選手個々の長所も潰してしまう。

 

・ジルー

ポストプレーが長所だが、スペースがなくなりポストプレーをしづらくなる、動きの幅が狭くなる、トップ下の選手と被るため活きなくなる、ポストプレーをしても近くに選手がいない。

 

・レオン

スペースがなくなり動きの幅が狭くなる、スペースがなく中に行きづらくなる、インサイドハーフのフォローがなくなる。

 

・チュクウェゼ

スペースがなくなり動きの幅が狭くなる、スペースがなく中に行きづらくなる、インサイドハーフのフォローがなくなる。

 

・ラインデルス

インサイドハーフで活きる選手であり、ボランチで起用すると良さは大きく減る。

 

 

ジョノアがレテギとエクバンの2トップであることもあり、これはミランは負けるのではないだろうか。

 

ミランの守備があまりにも酷すぎる。あまりにもスペースがありすぎるし、人が少ない、球際も緩い。

 

いつも戦術上酷いが、今日は選手のモチベーションも低そうである。

 

3分、ゆるゆるの守備をするミランを普通にジェノアが崩して、トモリがヴォリアッコを倒してPK。レテギが決める。0-1

 

戦術上も酷ければ選手個々のやる気もなく、本当に酷い。ここから締められるか。

 

どうやらラインデルスが右でベナセルが左がデフォルトらしい。本当にピオリ監督は狂いすぎている。二人とも逆が得意な選手である。特にラインデルスは左ではないと良さが全くでないが・・・

 

リードされたことによりミランに火が付き、ミランが攻め立てる。

 

ジェノアはラインが低くなりすぎてしまっている。

 

プリシッチのシュートはポスト。

 

【15~30分】

 

ジェノアは引きすぎてしまっており、2トップが守備に参加できておらず、スペースが空き、守備が非常に良くない。これでは352の守備は機能しない。

 

ミランはそのおかげもあり、押し込めている。

 

ただし、戦術による掛け算はなく、ただの足し算どころか割り算になってしまっている。それでも、スペースが空いていることもあり、ラインデルス、ベナセル、プリシッチ、レオンが即興の個々の個人技で打開していく。

 

酷すぎる。なぜこんなことになるのか。選手の実力差があまりにも凄いこと、ジェノアの守備が良くないことから攻め込めてはいるが・・・

 

また、プリシッチがトップ下であることが本当に救い。ジェノアが中盤中央を空けてくれているので、プリシッチのドリブルが刺さる。

 

これならミランは追いつけそうである。

 

【30~45分】

 

レオンの個人技からのシュート、プリシッチのミドル、Tエルナンデスのヘッドはいずれもマルティネスがセーブ。

 

46分、チュクウェゼのクロスをフロレンツィが頭で決める。1-1

 

前半終了1-1

 

ミランは相当酷いが、ジェノアの守備が非常に良くない。

 

ミランはプリシッチがトップ下なことだけが唯一の救いだが、それもロフタスチークが欠場しているため仕方なくやっているだけで、ピオリ監督が狙っているわけではないであろうことが本当に残念。

 

ジェノアはとにかくラインを上げることが必要。

 

【45~60分】

 

ジェノアは追いつかれたからなのか、修正点が分かっているからなのか、その両方なのか、ラインを上げる。良い修正。

 

48分、危険なカウンターでも何でもない普通の攻撃なのに、ミランの7名の選手があまりにも怠慢な動きで守備に戻らず、なぜか4対3になる。意味が分からないのだが。その流れでクロスからエクバンが頭で決める。1-2

 

もはや選手にもモチベーションがないのだろうか。

 

2位なのか3位なのか4位なのかで放映権料等のお金が変わると思うが。

 

ショートカウンターからチュクウェゼが決めるがオフサイド

 

ジェノアはリードしてもラインは前半よりも上げたままで、どうやら修正点が分かっていたらしい。

ただ、それでもまだ352の守備は甘いが、それはいつものことである。

 

【60~75分】

 

ミラン

レオン→オカフォー

 

オカフォーがプリシッチのパスに抜け出し、クロスでジルーがGKと1対1になるが外す。

 

72分、コーナーからガッビアが頭で決める。2-2

 

ジェノア

バデリ→ストロートマン

マルティン→ハップス

 

75分、ジェノアがかなり緩慢な守備を見せる中、プリシッチのクロスをフリーだったジルーがボレーで決める。3-2

 

ミランジェノアもモチベーションがあまりなさそうである。

 

【75~90分】

 

ミラン

ベナセル→アドリ

フロレンツィ→カルル

チュクウェゼ→ティアウ

 

守備固めで3412に。

守備固めなのに守備が良くない3412というのは意味が分からないが。やるなら352である。

 

ジェノア

ヴォリアッコ→チッタディーニ

エクバン→パパドプーロス

 

87分、トルスビーが抜け出してクロスをレテギが押し込むかオウンゴールか。3-3

 

試合終了

ACミラン3-3ジェノア

 

ACミラン

ピオリ 4.0 

ジルー 6.0 

レオン 6.5 

プリシッチ 7.5 

チュクウェゼ 7.0 

ベナセル 6.5 

ラインデルス 6.0 

Tエルナンデス 7.0 

トモリ 5.5 

ガッビア 6.5 

フロレンツィ 6.5 

スポルティエッロ 5.5 

 

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