セリエA第35節 ASローマvsユヴェントス -矛と盾-

ASローマ FW トンマーゾ・バルダンツィ

 

2024年5月5日

セリエA第35節

ASローマvsユヴェントス

監督:デ・ロッシ アッレグリ

 

ASローマ

4312

      ルカク   バルダンツィ

       ディバラ

  ペッレグリーニ   クリスタンテ

       パレデス

アンヘリーニョ エンディカ ジョレンテ クリステンセン

       スヴィラー

 

ルカクの復帰は大きい。

バルダンツィのスタメンも大きい。

 

前線3人、4312なことは非常に良い。

 

しかし、守備を考えても攻撃を考えてもバルダンツィとディバラは逆である。

 

また、クリスタンテの中盤起用、クリステンセンの右SBは良くない。

 

さらに、エンディカとジョレンテがスタメンなのも意味が分からない。

 

マンチーニ、ハイセン、スモーリング、チェリク、スピナッツォーラ、ボヴェ、エルシャーラウィ、エイブラハム等がベンチ。

 

ユヴェントス

352

   キエーザ ヴラホヴィッチ

   ラビオ   マッケニー

カンビアーゾ   ロカテッリ   ウェアー

  ダニーロ ブレーメル ガッティ

       シュチェスニー

 

このメンバーでは厳しい。

 

ルガーニ、コスティッチ、ミレッティ、ミリク等がベンチ。

 

両チーム、メンバーが良くない。

 

勝ち点59で5位のローマ、勝ち点65で3位のユヴェントスの対決。

 

ユヴェントスはCL出場権獲得はすでに濃厚となっているが、ローマはボローニャアタランタラツィオと激しい争いをしている。

 

【0~15分】

 

ユヴェントスは最初はハイラインハイプレス、運ばれたらローラインブロック。攻撃はカウンター寄り。

 

ローマはミドルブロック&プレスでポゼッション。

 

ローマがボールを握る展開。ユヴェントスはドン引きで守る。

 

ローマはやはりバルダンツィとディバラの二人がすこぶる良い。

やっとバルダンツィをスタメンで使ったか、というデ・ロッシ監督。

 

バルダンツィは若いが、すでにセリエAでもトップクラスの実力を持ち、どこにでも顔を出して高い技術とドリブルでボール運び、ボール回しを格段に良くする、チームの潤滑油になれる選手なので、チームの中核となり、チームを底上げできる選手であり、使わない理由がない。

 

ディバラも似たような選手であり、この二人が流動的に動く戦術を取れば、非常に良い。

 

しかし、前述のとおり、やはり守備を考えても攻撃を考えてもバルダンツィとディバラは逆である。

 

バルダンツィは弱小のエンポリで4312のトップ下を務めていただけあり、守備はかなり頑張れる選手であり、攻撃面でもプレースタイル的にトップ下の方が良い。

 

ディバラは攻撃面ではどちらでもできるが、守備を考えたらバルダンツィがトップ下の方が良い。

 

二人が流動的になり機能するなら、これでも構わないと言えば構わないが。

 

また、ローマはCBと右SBが明らかに良くなく、なぜこのスタメンなのか意味が分からない。

 

そのせいで守備は酷い。

 

この前線の3人に、クリスタンテの所をボヴェ、右SBをチェリクかスピナッツォーラ、CBをハイセン(スモーリング)とマンチーニにすれば完璧である。

 

バルダンツィを右インサイドハーフで、エルシャーラウィを左WGとした433でも良いが。

 

クリスタンテについては、この試合はディバラとバルダンツィが右に流れ、4312であるので、まだいつもよりは良い。

 

良い戦術ではないがなんだかんだ守備が固いユヴェントスと、攻撃は良いが守備は脆いローマという構図。

 

ショートカウンターキエーザの個人技からヴラホヴィッチがシュートを打つが外す。

 

クリステンセンのヘッドはバー。

 

ローマがずっとボールを持ち、押し込む。

 

バルダンツィとディバラがやりたい放題。

 

相変わらずユヴェントスのこのドン引き戦術は酷すぎる。

 

アッレグリ監督を続投させ続ける意味が本当に分からない。

 

戦術も酷ければ、何よりも選手のマネジメント(選手選考や移籍関係)があまりにも酷すぎる。(フロントの補強戦略は相当優秀)

 

15分、ローマが押し込み続け、バルダンツィとディバラが崩し、最後はルカクが決める。1-0

 

【15~30分】

 

ローマがリードしたが、ローマは守備が4312でただでさえ脆いのに、CBと右SBがスタメンのレベルではないので、まだ試合は分からない。

 

ユヴェントスが攻勢に出始める。

 

ローマは守備が相当まずい。押し込んでいる時はまだ良いが、守勢に回るとボロボロ。

 

【30~45分】

 

31分、キエーザの個人技からのクロスをブレーメルが頭で決める。1-1

 

前半終了1-1

 

ローマは右SBをチェリクかスピナッツォーラを出す、クリスタンテの所にボヴェが必要。本当はCBも変えたいが、試合中にCBを変えるのは無しなので仕方ない。

 

あとは、ボールを大事にしてポゼッションすればユヴェントスは勝手にドン引きしてくれるので、リードした時でも同点の時でも、押し込んだ方が良い。

 

守勢に回ると守備がまずすぎる。

 

ユヴェントスは、引きすぎなのでラインを高くしたい。

 

あとはヴラホヴィッチとラビオとカンビアーゾとウェアーを変えた方が良い。

 

ユルディズがいないので、ベストはヴラホヴィッチ→ミリク、ラビオ→コスティッチで、コスティチを左WB、カンビアーゾを左インサイドハーフか。

 

【45~60分】

 

ローマ(ハーフタイム)

ディバラ→ザレフスキ

過密日程のための交代と思われる。

ELよりもセリエAを優先してほしいが・・・

 

ザレフスキを左WG、バルダンツィを右WGにして433に。

 

魅惑の前線3人で、攻撃偏重で守備をごまかしていただけなので、ディバラがいなくなったらただの守備が脆いチームになってしまう。

 

カウンターからキエーザの個人技からのシュートはポスト。

 

ローマは、やはりディバラがいなくなり攻撃力が激減。ルカクとバルダンツィがいるので何とかなってはいるが。

 

ユヴェントス

ウェアー→コスティッチ

 

ほぼ互角の展開。

 

【60~75分】

 

ローマ

ルカク→エイブラハム

バルダンツィ→アズムン

 

これでさらに攻撃が良くなくなるが・・・

 

しかし、またユヴェントスがドン引きし始め、ローマが押し込むようになる。

 

【75~90分】

 

ユヴェントス

ヴラホヴィッチ→ミリク

キエーザ→キーン

 

ローマ

ペッレグリーニ→ボヴェ

 

ユヴェントス

カンビアーゾ→アルカラス

 

試合終了1-1

 

ASローマ

デ・ロッシ 6.0

ルカク 6.5

バルダンツィ 7.5 

ディバラ 7.5 

ペッレグリーニ 7.0 

クリスタンテ 6.0 

パレデス 6.5 

アンヘリーニョ 6.5 

エンディカ 5.5 

ジョレンテ 5.5 

クリステンセン 4.5 

スヴィラー 7.0 

 

ユヴェントス

アッレグリ 5.0 

キエーザ 7.0 

ヴラホヴィッチ 5.5 

ラビオ 5.5 

マッケニー 6.0 

カンビアーゾ 5.5 

ロカテッリ 6.5 

ウェアー 5.5 

ダニーロ 6.0 

ブレーメル 6.5 

ガッティ 6.5 

シュチェスニー 6.5 

 

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