セリエA第31節 ASローマvsラツィオ -ローマダービー-

ASローマ DF アンヘリーニョ 

 

2024年4月6日

セリエA第31節

ASローマvsラツィオ -ローマダービー-

監督:デ・ロッシ トゥドール

 

ASローマ

433

        ルカク

エルシャーラウィ      ディバラ

  ペッレグリーニ  クリスタンテ

      パレデス

アンヘリーニョ マンチーニ ジョレンテ チェリク

      スヴィラー

 

ジョレンテのところをハイセンかスモーリング、クリスタンテのところをバルダンツィかボヴェにすればベストメンバー。

 

それでも、いつもよりは良いメンバー。

ただ、クリスタンテの部分がバルダンツィ、ボヴェではないことが本当に大きい。

 

ハイセン、スモーリング、スピナッツォーラ、ボヴェ、バルダンツィ、エイブラハム等がベンチ。

 

ラツィオ

3421

      インモービレ

   カマダ       イサクセン

Fアンデルソン ベシーノ ゲンドゥージ マルシッチ

    ヒーラ ロマニョーリ カザーレ

       マンダス

 

前節からカタルディ→ゲンドゥージ、ザッカーニ→ベシーノ、ペドロ→イサクセン、カステジャノス→インモービレ

 

前節、初戦で最高の采配を見せたトゥドール監督だが、今回のスタメンは全く良くないと言わざるを得ない。

 

ザッカーニは怪我でいないから仕方ないが、センターハーフにカタルディかロヴェッラかLアルベルト、CFはカステジャノスが必要。

 

ベシーノとゲンドゥージの2センターはあり得ないし、インモービレのCFもあり得ない。2シャドーもイサクセンと鎌田では厳しい。

前節は良かったのに、なぜこうなるのか、というくらいに激変してしまっている。

 

パトリック、ヒサイ、ロヴェッラ、カタルディ、Lアルベルト、ペドロ、カステジャノス等がベンチ。

 

【0~15分】

 

ラツィオはハイラインハイプレス寄りのミドルブロック&プレスでポゼッション。

 

ローマはハイラインハイプレスでポゼッション。

 

ローマが持つ展開。

 

ラツィオはトゥドール監督の初試合から一転、魔改造されているので、全くもって良くない。

 

2センター、2シャドー、CFの重要な中央5人が全員変わっているのだから当然である。

 

前回は理想の組み合わせだったが、今回は信じられないくらいに良くない組み合わせである。

 

機能していたのだから、前回と同じメンバー、同じ戦術で良いのだが・・・

 

しかし、ラツィオは3バックにしたことで守備力は間違いなく上がっているし、ローマダービーはファールゲームや、放り込み合戦になり、機能しているかどうかなど一切関係ない混沌とした試合になることがほとんどなので、勝負は分からない。

 

また、ローマもデ・ロッシ監督がベストなメンバー、戦術を取れているわけではないので、そこまで良いわけではない(モウリーニョの時よりは良いが、そこまで良いわけではない)

 

【15~30分】

 

試合展開変わらず。

 

ラツィオは全くもって良くないし、ローマも良いわけではない。

 

より守備戦術が整備されているラツィオか、強烈なセットプレーがあり、ルカク、ディバラ、ペッレグリーニという個人能力で何とかできるカンピオーネのいるローマか、といった試合。

 

ラツィオユヴェントス戦と同じベストなメンバーを起用していればラツィオに軍配が上がっただろうが・・・

 

【30~45分】

 

41分、ディバラのコーナーからマンチーニが頭で決める。1-0

 

ローマはディバラとペッレグリーニのセットプレーがあまりにも良すぎて、本当にセットプレーが大きな武器。

 

前半終了1-0

 

ローマはクリスタンテのところを変えたい。

戦術だとか他にも変えなければいけないところは多くあるが・・・

 

ラツィオは、CF、2シャドー、2センターを変えなければいけない。

このメンバーは酷すぎる。

 

【45~60分】

 

ラツィオ(ハーフタイム)

インモービレ→カステジャノス

イサクセン→ペドロ

ロマニョーリ→パトリック

 

ロマニョーリはアクシデントか?

 

CFと片方のシャドーを変えたのは良いが、片方のシャドーと2センターが変わっていないので、そこまで変わらないと思うが・・・

それでも、CFと片方のシャドーを変えただけでも、まだ良い。スタートがあり得ないのだが・・・

 

この試合のスタメン、交代を見ると、ユヴェントス戦はなぜ機能していたのか、なぜ良かったのかが分かっていなさそうで怖い。

 

CFは絶対カステジャノスで、2シャドーはペドロとFアンデルソンで、2センターは鎌田(Lアルベルト)とカタルディ(ロヴェッラ、Lアルベルト)ではないと機能しない。

 

CF(カステジャノス)は流動的に動き、両WB(マルシッチ、ザッカーニ)がサイドで高い位置を取り、2シャドー(Fアンデルソン、ペドロ)が中央で自由に動いてボールを貰い、2センターは片方(カタルディ、ロヴェッラ、Lアルベルト)が後方でビルドアップ、片方(鎌田、Lアルベルト)がビルドアップと前線と絡むという戦術を取らなければいけないし、その戦術が取れるのは上記のメンバーである。

 

これが理解できていないなら、ラツィオは機能しない。

 

ラツィオは一人でどうにかできる個人能力がずば抜けたカンピオーネがいなく(Lアルベルトくらいだが一人でどうにかするタイプではない)、動きや足元の技術が高い、良い選手が多くいる、というチームなので、チーム全体で戦術を機能させるしかない。

 

選手の平均レベルは高く、足元の技術や動きが良い選手は多いため、戦術、メンバーの組み合わせによって化学反応を起こせれば強いチームだが、そうではないなら強くない。

 

一方ローマは、ルカクやペッレグリーニ、ディバラにライン間でどんどん縦パスを入れていくように変更。

ロマニョーリがいなくなってしまった影響もあるか、ルカク等に縦パスが入るようになり、良くなっている。

 

ルカクポストプレーからエルシャーラウィがGKと1対1になるがポスト。

 

また、ローマはある程度引いて守るように。

 

【60~75分】

 

ラツィオ

ベシーノ→Lアルベルト

Lアルベルトを左シャドーに、鎌田をセンターハーフに。

 

ローマ

エルシャーラウィ→スピナッツォーラ

アンヘリーニョを右WGに。

 

両監督の戦術的指向もあり、ここまで大変珍しく、ファールゲームや放り込み合戦になっていなかったローマダービーだが、段々ファールが多くなり、荒れてくる。

 

【75~90分】

 

ローマ

アンヘリーニョ→スモーリング

ディバラ→エイブラハム

532にして守備固め。

 

ラツィオ

マルシッチ→Lペッレグリーニ

 

ローマ

パレデス→ボヴェ

 

ローマが引いて守り、ラツィオがボールを持つ。

 

試合終了

ASローマ1-0ラツィオ

 

ASローマ

デ・ロッシ 6.0 悪くはないが、良いわけではない

ルカク 6.0 

エルシャーラウィ 6.0 

ディバラ 6.5 

ペッレグリーニ 6.5 

クリスタンテ 5.5 

パレデス 6.0 

アンヘリーニョ 7.0 

マンチーニ 6.5 

ジョレンテ 6.0 

チェリク 6.0 

スヴィラー 6.5 

 

ラツィオ

トゥドール 5.0 ユヴェントス戦から一転、これでは機能しない

インモービレ 5.0 

カマダ 6.0 

イサクセン 5.5 

Fアンデルソン 6.0 

ベシーノ 5.5 

ゲンドゥージ 5.5 

マルシッチ 6.0 

ヒーラ 6.5 

ロマニョーリ 6.5 

カザーレ 6.5 

マンダス 6.0 

 

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