EURO2024 グループB第3節 クロアチアvsイタリア -悲願の最強戦術-

 

2024年6月24日

EURO2024 グループB第3節

クロアチアvsイタリア

監督:ダリッチ スパレッティ

 

クロアチア

433

         クラマリッチ9

パシャリッチ15            スチッチ25

    コヴァチッチ8     モドリッチ10(C)

         ブロゾヴィッチ11

グヴァルディオル4 ポングラチッチ3 シュタロ6 スタニシッチ2

          リヴァコヴィッチ1

 

イタリア

352

      レテギ19 ラスパドーリ11

   ペッレグリーニ10   バレッラ18

ディマルコ3    ジョルジーニョ8   ディロレンツォ2

   カラフィオーリ5 バストーニ23 ダルミアン13

        ドンナルンマ1(C)

 

前節から、スカマッカ→レテギ、キエーザ→ラスパドーリ、フラッテージ→ダルミアンで、433から352と、大幅に変更。

 

機能していないとやっと気付いてくれたのか。

 

そして、やっと352。これは素晴らしい。

 

レテギ→スカマッカ、ディロレンツォ→ダルミアン、カラフィオーリ→ガッティ(ボンジョルノ)、ダルミアン→マンチーニ(ボンジョルノ)の方が良いが、433に比べれば良いし、これなら機能する。

 

レテギやラスパドーリが途中から出てきてもあまり良くないが、スカマッカとキエーザが途中から出てきた方が変化が出るので、動き回れるレテギとラスパドーリがスタメンという意図だろう。バルダンツィ他多数を呼んでいないからそうなってはいるのだが・・・

 

CBの人選、右WBの人選、2トップの人選が良くないのはいただけないが、それでも433でやられるよりは断然良い。

 

ベンチ

ヴィカーリオ、メレト

マンチーニ、ボンジョルノ、ガッティ、ベッラノヴァ、カンビアーゾ

フラッテージ、ファジョーリ、フォロルンショ、クリスタンテ

スカマッカ、キエーザ、ザッカーニ、エルシャーラウィ

 

ベンチ外

なし

 

勝ち点は、

 

スペイン 6

イタリア 3

アルバニア 1

クロアチア 1

 

となっており、イタリアは引き分け以上で2位となる。

 

クロアチアは勝ちが必須となる。

 

【0~15分】

 

クロアチアはミドルブロック&プレスでポゼッション。

 

イタリアもミドルブロック&プレスでポゼッション。

 

イタリアは352で素晴らしい守備を見せる。素晴らしい。

 

イタリアの選手たちは3バック、352に慣れている選手がほとんどで、選手の慣れからも、チームの機能性を考えても、メンバーを考えても、352以外の選択肢は本当にあり得ない。やっと352にしてくれた。

 

クロアチアが持つ展開だが、イタリアの守備が良い。まさにこれが352の機能性という守備で、433の時とは守備がまるで違う。

 

完成度は本来の352に比べると落ちるが、十分良い。

 

ただ、CBの個人能力が非常に心配。

ダルミアン、カラフィオーリの守備能力は低いし、バストーニは真ん中の選手ではない。

 

マンチーニ、ガッティ、ボンジョルノという能力も高く、結果も出しているし、3バックに慣れている選手を使わない意味が分からない。

 

クロアチアは、かなり厳しい。この守備は崩せない。

 

スパレッティがやっと目覚めたタイミングがこの試合ということで、運が悪かったと思うしかない。(この試合が初の352)

 

この先も352で行ってくれるのか不安は残るが・・・

 

イタリアは守備も当然ながら、攻撃も当然433より機能する。本当にこれが長らく見たかったし、本当に352以外あり得ないのだが、今までマンチーニスパレッティも狂いに狂っていたので、本当に嬉しい。

 

クロアチアがボールを握るが、イタリアが守備で封殺し、カウンターを狙っていき、ポゼッションでも崩していく。

 

イタリアがこのまま352で行くなら、優勝候補である。

(CBをこの人選のまま行くなら不安は残るし、完璧な352かというとそうではないが)

 

クロアチアは相変わらず中盤3枚は良いのだが、この3トップでイタリアの守備を崩すのは厳しいし、DF陣も良くない。

 

【15~30分】

 

ボールこそクロアチアが握るが、明らかにイタリアが優勢に試合を進めていく。

 

これぞイタリア、これぞ352といった形で、素晴らしい。

 

守備で相手に何もさせずに、一方的にカウンターやショートカウンター、物量のポゼッションを押し付けていく。

 

イタリアが次々チャンスを作り出していく。見た目はクロアチアがポゼッションを握っているが、一方的な試合。

 

中盤中央を完全に封殺して相手に何もさせず、一方的に自分たちだけが攻撃するという最強の戦術が352である。

 

惜しむらくは、やはりCBと2トップ(右WB)の人選。あとはそれだけである(ベンチ、招集メンバーもおかしいのだが、それはもう手遅れ)。

 

強いチームは全てトーナメントの上の山に行ったので、このままイタリアが2位になれば、優勝も見えてくる。

 

このまま352で行けば、メンバーをしっかり選出すれば、だが。また、中盤中央を締めきれてはいないので、そこは不安材料。

 

メンバーをしっかり選出するかどうかがスパレッティでは不安しかないので(この試合もそうだし、そもそも招集メンバーからしておかしい)、普通に敗退する可能性も全然あるのが残念だが・・・

 

コーナーの流れからバストーニのヘッドはリヴァコヴィッチがスーパーセーブ。

 

【30~45分】

 

試合展開は変わらず。クロアチアは完全に手詰まり。

 

前半終了0-0

 

スコアこそ動いていないが、イタリアは素晴らしい。

 

今までのチームとは全く別のチーム。流石352である。

 

ただ、CBがやはり弱い。カラフィオーリとダルミアンはない。センスが無さすぎる。

 

どう考えてもバストーニ+ガッティ、マンチーニ、ボンジョルノから二人で良い。また、ダルミアンはCBでは微妙だが、右WBなら良い選手なので、右WBで使いたい。

 

バストーニも真ん中のCBはもったいないので、左CBで使いたく、尚更ガッティ、マンチーニ、ボンジョルノを使うしかないと思うのだが・・・

 

せっかく良い選手がいるのに本当にもったいない。

 

CBの途中交代はあり得ないので、この試合は我慢するとして、後半は、キエーザ、スカマッカの投入で変化をつけたい。

 

動き回れるレテギとラスパドーリの2トップは悪くはないが、点を取りたいならスカマッカとキエーザが必要である。

 

クロアチアは厳しい。イタリアがやっと352にした不運を嘆くしかない。

 

【45~60分】

 

イタリア(ハーフタイム)

ペッレグリーニ→フラッテージ

バレッラを左に、フラッテージを右に。

 

裏抜けを増やして得点を奪いに行きたいからだろうが、ペッレグリーニは必要なので、良くない。

 

352は、機能していない限りは、普通は中盤3枚は変えない(最後の方でスタミナ面を考慮しての交代はある)。

 

機能していたのに、わざわざチームのバランスを崩してまでする交代ではない。

 

ロヴェッラ、カタルディ、ロカテッリ、ボナヴェントゥーラ、マンドラゴラ、パリージ、ペッシーナ、バルダンツィ、Mキーン、オルソリーニ、ニョント、カンチェッリエリ等の呼ぶべき選手を呼んでいないからこうなる。

 

クロアチア(ハーフタイム)

パシャリッチ→ブドミル

全然機能していなかったので、この方が良いだろう。

 

53分、シュートがフラッテージの肩に当たりハンドでPK。

体についてるし、肩だと思うが・・・

これでPKは厳しい判定。

 

しかし、モドリッチのPKはドンナルンマが止める。素晴らしい。

 

55分、PK阻止の流れからの放り込みで、最後はモドリッチが決める。1-0

 

これもあるからダルミアンとカラフィオーリのCBはない。

 

地上戦でも空中戦でもガッティ、マンチーニ、ボンジョルノの方が絶対に良い。3バックに慣れているという意味でもそうだし、カラフィオーリを重宝する意味が分からない。

 

ダルミアンも右WBが主戦場の選手である。CBもそつなくこなせはするが、ガッティ、マンチーニ、ボンジョルノよりは良くない。

 

イタリア

ディマルコ→キエーザ

 

433でハイラインハイプレスに変更。

 

レテギ

ラスパドーリ キエーザ

バレッラ フラッテージ

ジョルジーニョ

ダルミアン カラフィオーリ バストーニ ディロレンツォ

ドンナルンマ

 

点を取らなければいけないので無しではない。変えなくて良いとは思うが。

 

【60~75分】

 

イタリアが猛攻を見せる。

 

クロアチアレベルの守備からは1点は取ってほしいが・・・

 

イタリアがずっと押し込む。

クロアチアは引いて守る。

 

クロアチア

スチッチ→ペリシッチ

コヴァチッチ→イヴァヌシェツ

 

【75~90分】

 

イアリア

ラスパドーリ→スカマッカ

ラスパドーリはナポリであまり試合に出ていなく、パフォーマンスはかなり落ちているのは残念なところ。

 

クロアチア

モドリッチ→マイェル

 

イタリア

ダルミアン→ザッカーニ

ジョルジーニョ→ファジョーリ

 

スクランブル気味にする。

 

クロアチア

クラマリッチ→ユラノヴィッチ

 

アディショナルタイム8分。そんなに止まっていただろうか?

 

98分、カラフィオーリの持ち出しからザッカーニが見事なシュートで、劇的な同点弾を決める。1-1

 

それは素晴らしい。良くやった。

 

おそらく最後の攻撃だっただろう攻撃で見事に決める。

 

そしてクロアチアのリスタート直後に試合終了。

 

クロアチア1-1イタリア

 

イタリアが最高に劇的な同点弾で決勝トーナメント進出を決める。

 

イタリアは2位突破。

 

クロアチアは勝ち点2は流石に敗退だろう。

 

イタリアはこのまま352で行き、メンバーもしっかりするなら優勝候補だが、433に戻すような気もするし、メンバーが良くなる気配もあまり見えない。

 

何より、招集メンバーがふざけているので、それはもう手遅れである。

 

イタリア

スパレッティ 6.0 352にしたことは大きく評価できるが、メンバーが微妙と言わざるを得ない。特に、CBでカラフィオーリを重宝する理由が分からない。

レテギ 6.0 悪くはなかったが、スカマッカに比べると個人能力がかなり落ちてしまう

ラスパドーリ 6.0 悪くはなかったが、パフォーマンスはかなり落ちている

ペッレグリーニ 6.5 精力的に動き回り貢献

バレッラ 6.5 安定していた

ディマルコ 6.5 まずまず

ジョルジーニョ 6.5 良くやっている方

ディロレンツォ 5.5 ダルミアンに優先して起用される意味が分からない

カラフィオーリ 5.5 マンチーニ、ガッティ、ボンジョルノに優先して起用される意味が分からない

バストーニ 6.5 奮闘

ダルミアン 5.5 マンチーニ、ガッティ、ボンジョルノに優先して起用される意味が分からない

ドンナルンマ 6.5 PKストップ(結局決められたが)等で貢献

 

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