EURO予選第6節 イタリアvsウクライナ -前節よりは良い-

イタリア代表 MF  ダヴィデ・フラッテージ

2023年9月13日

EURO予選第6節(イタリアは4試合目)

イタリアvsウクライナ

監督:スパレッティ レブロフ

 

イタリア

433

     ラスパドーリ

ザッカーニ          ザニオーロ

   バレッラ   フラッテージ

      ロカテッリ

ディマルコ バストーニ スカルヴィーニ ディロレンツォ

      ドンナルンマ

 

キエーザ、ペッレグリーニ、マンチーニは怪我)

 

インモービレ→ラスパドーリ、ポリターノ→ザニオーロ、トナーリ→フラッテージ、クリスタンテ→ロカテッリ、マンチーニ→スカルヴィーニ。

 

前回の北マケドニア戦から良くなかった選手を変えた形。

インモービレよりもラスパドーリの0トップのほうが明らかに良いだろうし、ポリターノは良くなかった。トナーリは良かったが、バレッラとの相性は良くない。クリスタンテは論外、マンチーニは怪我(マンチーニ監督のようにトロイやアチェルビを出されるよりは、スカルヴィーニならまだ良い)。

 

(バレッラとトナーリはお互いに飛び出しはするがバランスを取る役割が主なので、お互いに相方はペッレグリーニやミレッティのようなテクニックのある選手の方が良い。バレッラとフラッテージは、フラッテージがとにかく飛び出しまくるので、バレッラ&トナーリよりは良い。アンカーも繋げるロカテッリなので、パサー、バランス、飛び出しと最高ではないが組み合わせ的には良い)

 

総じて北マケドニア戦より良いメンバーになっている。

ただ、もう少し招集メンバーと先発メンバーを良くしてほしいというのと、352で戦うのが一番ではあるが・・・

 

ともかく、ラスパドーリの0トップは楽しみである。433をやるなら、現状はラスパドーリの0トップ以外はあり得ない(スカマッカでも良いが)。

 

グループCはイングランドが5試合で勝ち点13、ウクライナが4試合で勝ち点7、イタリアが3試合で勝ち点4となっている。

 

2位までが本選に自動で出場となるため、ライバルのウクライナとホームでの対戦と、この試合は勝利が必須となる。なぜこんなに苦戦しているのか、といった話ではあるが・・・

 

【0~15分】

 

イタリアはハイラインハイプレスでポゼッション。

 

ウクライナは4231でミドルブロックでカウンター狙いとポゼッション。

 

イタリアが押し込む。やはり、北マケドニア戦より明らかに良い。ラスパドーリとインモービレでは明らかにラスパドーリの方が良いということ、中盤が良くなっているということが大きい。

 

スパレッティは昨シーズンにナポリでラスパドーリの0トップをやっていたので、433でやるとしても、その辺りはマンチーニよりも断然期待できるところ(マンチーニより上の監督などいくらでもいるが・・・)。

 

CFにテクニックのない選手を置くよりも、フィジカルや高さが無くてもテクニックのある選手を置く(いわゆる0トップ)ほうが明らかに良いということは、これまでも何度も実証されているが、未だにCFには古典的な選手を置く監督が多く、そこが残念。

 

ミランラツィオフロジノーネエンポリ辺りは見習ってほしいものである。

 

招集メンバーもマンチーニよりは断然良く、おそらく組織作りや戦術、相手への対策、修正力、どういう選手を選んだら、どうやったら機能するかの戦術眼、等もマンチーニよりは良いだろう。

 

ただ、あくまでマンチーニよりは、という話であって、イタリア人監督の中でも最高の方ではないということ、352は使わないだろうな、ということが非常に残念である。

 

試合に戻ると、やはりラスパドーリ、ロカテッリ、フラッテージが良い(明らかに機能するわけのないインモービレではないこと、クリスタンテじゃないことが良いと言った方が良い)。

 

明らかに繋ぎ、崩しが格段に良くなっている。

 

11分、ショートカウンターからザッカーニ→フラッテージでフラッテージが決める。1-0

 

ラスパドーリ(及びラスパドーリがいることによる0トップ)が良い。

 

ラスパドーリ、キエーザ、(将来性も見込んでバルダンツィ)はイタリア代表の中では飛び抜けた才能・実力なので、使わない理由がどこにもない。

 

ラスパドーリを中心にどんどん崩していく。

 

【15~30分】

 

変わらずイタリアペース。

 

アンカーがクリスタンテではないということが非常に大きいのだが、ロカテッリも良い。ここまで良いロカテッリは久々に見る。元々能力は高く、あとは球離れの悪さとパスの判断の悪さだけなので、今日は球離れが良く、良い。

 

ユヴェントスでは周りがあまり良くない、監督の指示が良くないというのが大きいだろうから、アッズーリではこのままのプレーを続けてほしい。

 

また、フラッテージも非常に良い。

 

29分、ザニオーロのカットインからのシュートがフラッテージに当たり、それがDFに当たってこぼれをフラッテージが押し込む。2-0

 

今までもそうだったが、フラッテージの得点力が凄い。

ディマルコ、フラッテージはとてもSBやインサイドハーフとは思えないくらいにゴール前にいるし、テクニックや動き出しの上手さ、スピードもあるため、得点力やアシスト力が尋常ではない。

 

【30~45分】

 

イタリア代表は、メンバーは良くなっているが、守備が少し良くない。スパレッティらしいが(マンチーニよりは断然マシ)。

 

2点リードしたということもあるだろうが、ハイラインハイプレスの時はまだ良いが、セットした時のラインが低く、中盤も低い。プレスの強度も高くない。4141なのに中盤に全く蓋ができていない。非常にスパレッティらしい守備と言える。強豪と当たった時にこの守備では不安がある。

 

引いて守って、攻撃は個人戦術任せなら尚更352の方が良いが・・・

 

41分、その引いた守備で押し込まれて決められる。2-1

 

前半終了2-1

 

イタリアは守備の修正は必要。DFラインを高くして、中盤も押し上げ、プレスも強くしないと厳しい。イタリア人、イタリア代表はリードすると気を抜く、流し始める、ラインを低くするきらいがあるので、試合中も監督が喝を入れ続けなければいけない。

 

メンバーは、ザニオーロ、ザッカーニは変えたいところ。

 

ザッカーニもザニオーロもサイドで足元で貰ってドリブルするタイプなので、片方は違うタイプにしたい(ラスパドーリを降りさせたいから裏抜けするタイプがほしい)。

 

バレッラとフラッテージも押し込まれる展開になったら体力的にも流れを変えるためにも変えたいといったところか。

 

【45~60分】

 

両チーム変わらず。

イタリアは守備が低いままで良くない。

 

イタリア

ザッカーニ→ニョント

ディマルコ→ビラーギ

現状のザッカーニのコンディションなら、まだニョントの方が良い。ビラーギは体力面と試しか。

 

ショートカウンターからラスパドーリが抜け出して決定機を迎えるが決まらず。

 

【60~75分】

 

基本的にはイタリアが押し込むし、イタリアペース。

選手交代の際に伝えたか、ラインも高くなって良い守備になってきた。

 

イタリアが立て続けにチャンスを作るが決まらず。

 

イタリア

ラスパドーリ→レテギ

ザニオーロ→オルソリーニ

オルソリーニは怪我人が多く出たので追加召集。オルソリーニを呼んでるならスタートからオルソリーニで良い。ラスパドーリ交代は体力面と試しだろう。

 

【75~90分】

 

イタリア

バレッラ→クリスタンテ

守備固め。クリスタンテをアンカーに。

 

確かにロカテッリのアンカーは守備が目に見えて良くなかったので、判断としては分かる。

 

試合終了

イタリア2-1ウクライナ

 

良くはなってはいるが、率直に言えばなぜこんなに苦戦しているのか、といったところ。

 

最悪352はもう諦めるとして、最悪の最悪で433でやるとしても、招集メンバー、スタメンはもう少しまともなメンバーを選んでくれなければ困る。ただ、マンチーニよりはまだ良い。まだ良いレベルだが。

 

イタリア

スパレッティ 6.0 北マケドニア戦に比べれば良いが、まだそこまで良いわけではない

ラスパドーリ 7.5 CFがインモービレの時とはまるで別のチームのように良かった

ザッカーニ 6.5 悪くはないが良いわけでもない。この試合はまだしも、現状のコンディションでは通用しない。

ザニオーロ 6.0 悪くはないが良いわけでもない。この試合はまだしも、単純に実力不足。

バレッラ 6.5 安定したプレーはしていた

フラッテージ 7.5 果敢に飛び出して見事に2得点

ロカテッリ 6.5 良いパス捌きをしていたが、最高なわけではない

ディマルコ 6.5 攻撃で大きく貢献

バストーニ 6.5 安定した守備だった

スカルヴィーニ 6.0 まずまず

ディロレンツォ 6.5 安定

ドンナルンマ 5.5 良いセーブもしていたといえばしていた

 

レテギ 6.0

ニョント 6.5

オルソリーニ 6.5

クリスタンテ 6.5

ビラーギ 6.5

 

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