2024年7月6日
EURO2024 決勝トーナメント準々決勝
イングランドvsスイス
監督:サウスゲート ムラト・ヤキン
3421
ケイン9(C)
ベリンガム10 フォーデン11
トリッピアー12 ライス4 メイヌー26 サカ7
コンサ14 ストーンズ5 ウォーカー2
ピックフォード1
前節から、グエイ→コンサであとは同じ。
スイス
343
エンボロ7
バルガス17 エンドイェ19
エイビシャー20 ジャカ10(C) フロイラー8 リーダー26
Rロドリゲス13 アカンジ5 シェア22
ゾマー1
前節と同じメンバー。
【0~15分】
スイスはミドルブロック&プレスでポゼッションとカウンター。
イングランドはハイラインハイプレス(をやりたいのだと思うが徹底できていなく、結局は回されて引いて守る)でポゼッション。
イングランドが持つ展開。
イングランドはいつもの4231ではなく3421。
イングランドは今まで4231で最悪だったので、3421に変えているのは良い。
スイスが343のため、ミラーゲームのハイラインハイプレスを仕掛けようという魂胆だろうか。3421(343)に対してミラーゲームのハイラインハイプレスを仕掛けるのは非常に有効であり、テンプレートではある。
また、あまり狙っていなさそうだが、フォーデンが今まで左サイドで良くなかったので、右のシャドー(ほぼ真ん中のトップ下)になっているのは良い。
サイドにサカとトリッピアーがおり、フォーデンとベリンガムが中にいるので、4231の「中が足りなくて崩す手段がない」という状況が改善されている。
4231は本当に攻守において機能するわけがない戦術なので、3421に変えれば良くなるのは当然ではある。
スイスは引き続き、良く組織はされているが、選手の質もあり、そこまで良いわけではなく、選手の質の差でイングランドが有利か。
スイスは引いて守っており、343(541)のためボールを回されてしまう。
イングランドは、3421のミラーで、マンツーマンでハイラインハイプレスを徹底できていれば良かったが、スイスがボール回しに入ると引いてしまっているので、こちらもボールを回される。ただ、当然4231の守備よりは何倍も良い。
スイスもイングランドも同じだが、343で引くと、中盤にスペースがあるので良いように回されてしまう。
【15~30分】
試合展開は変わらず、イングランドが基本的には持ち、スイスも落ち着いたら持つ。
両チーム同じような戦術、状況のため、選手の質の差でイングランドが優勢に立つ。
【30~45分】
前半終了0-0
スイスは3トップが強くないので、やはり343で戦っても少し厳しい。
良く組織されているので、良いチームではある。
イングランドはもっとクロスをガンガン入れて良いし、フォーデンもしくはベリンガムがもっとドリブルを仕掛けて良い。
イングランドは攻守両面においてこれまでよりは断然良いが、守備はハイラインハイプレスで徹底した方が良いし、攻撃もスイスが541で引いているため、中央アタッキングサードでフォーデン、ベリンガムが持てるため、そこに預けて他の選手がスペースに走るという攻撃をしたいが、あまりできていない。
【45~60分】
特に変わらず。
【60~90分】
スイス
リーダー→ヴィドマー
バルガス→ツバー
75分、エンドイェのクロスをエンボロが決める。0-1
80分、サカがミドルを決める。1-1
後半終了1-1
【延長】
両チーム決められずPK戦へ。
【PK戦】
アカンジがピックフォードに止められる。
試合終了
イングランド1-1スイス(PK5-3)
イングランドは4231の時よりは断然良いが、急造ということもあるかもしれないが、監督があまり選手を上手く使えていない、指示できていないため、動きが停滞していた。
スイスは、良く組織されていたし、エイビシャーを左WBで使う等は良かったが、あの3トップで343では攻撃が微妙である。