親善試合 ユヴェントスvsACミラン -明るい兆しもあるが不安材料(監督)もある両チーム-

ACミラン MF ラインデルス

2023年7月28日

親善試合

ユヴェントスvsACミラン

監督:アッレグリ ピオリ

 

ユヴェントス

352

    キエーザ キーン

    ミレッティ マッケニー

カンビアーゾ   ロカテッリ    Tウェアー

  ダニーロ ブレーメル ガッティ

     シュチェスニー

 

遂に改心したのか352。

しっかり組織できているなら、このメンバー、組み合わせなら普通に強いだろう。

 

ACミラン

4231

      ジルー

レオン   ロフタスチーク  プリシッチ

   ラインデルス クルニッチ

Tエルナンデス トモリ ティアウ カラブリア

      メニャン

 

おそらく現在ピオリの考えているベストメンバーだと思われる。

4231なのは残念極まりないが・・・

 

昨シーズンの何試合か、前回のレアル・マドリード戦で見せたように攻撃時に433気味になるなら良いが、それなら最初から433で良くないかとしか言いようがない。

 

【0~15分】

 

ユーヴェは352でミドルブロック&プレスでポゼッション。

昨シーズンとは大違いの良い守備。

このメンバーなら攻撃も上手くいくだろう。ただ、ソウレとコスティッチ、Aサンドロはほしい。ソウレをFWで使わないのは謎すぎる。

 

ミランはハイラインハイプレスでポゼッション。

 

ミランは昨シーズンから、ディアスからロフタスチーク、メシアス(サーレマーカース)からプリシッチで選手の質が上がってはいるが、同じ4231でやるのは非常に残念。ただし、トップ下がディアスではなくなるのは非常に大きいので、それだけでも昨シーズンよりは大分良いだろうが、433にしない理由はない。

 

4231なら選手の質の向上でいくらかプラス、4231だが攻撃時に433気味になるなら大きくプラス、433にして(CF問題が解決すれば)優勝候補筆頭。

 

ユヴェントスもこのまま352を継続し、これにヴラホヴィッチ、ソウレ、コスティッチ、Aサンドロが加われば、優勝候補筆頭。アッレグリがやらかさなければだが。

 

ミランが持つ展開。

ユーヴェは守備が非常に良い。流石352といったところ。昨シーズンの機能していない3511とは大違い。攻守両面において全く昨シーズンとは異なる。

 

ミランも攻撃時はロフタスチークが右インサイドハーフ気味になり、良い攻撃ができている。

それなら、守備時も4231よりも4141のほうが圧倒的に守備面で良いので、433に完全にしてしまえば良いのに、何がしたいのか意味が分からない。

 

【15~30分】

 

カラブリア→フロレンツィ

怪我。大事を取って。

 

変わらずミランが持つ展開。

ラインデルス、ロフタスチークがインサイドハーフで、クルニッチがアンカーになる形は昨シーズンとは全く違い、ビルドアップが非常に良い。選手が良いのもそうだが、433の形になっていることが何よりも良い。

 

433で3センターが良く、サイドにレオンとプリシッチがいるのは強い。

不安材料は守備時になぜか4231にしていることと、この攻撃時の433がロフタスチークの個人的な判断で、監督の指示ではなく、監督は4231をやりたいなら、かなり不安材料。

 

ミランが持つし、ミランは相当良い攻撃をしているが、ユーヴェの守備(352)が相当固い。

 

ユーヴェはこれでソウレとキエーザの2トップにするなら、どのチームも止められない最強チームになる。それにコスティッチの左サイド、Aサンドロの後方からのビルドアップが加われば手が付けられない。アッレグリがご乱心にならなければ良いが、すぐにご乱心になるのがアッレグリではある・・・

 

23分、テオのFKにティアウが頭で合わせて先制。0-1

 

ミランは守備は置いておいて、攻撃は相当良い。

特にラインデルスが非常に素晴らしい。

 

クルニッチがアンカーで繋ぎ役になり、ラインデルスが動きながらゲームメイクし、ロフタスチークは動き回って推進役になり、そこにレオンとプリシッチのドリブルが絡んでいるため、非常に良い。このまま433で行ってくれるなら非常に良い。3センターが機能しているチームは強いし、3センターが機能していて且つサイドに個人技のある選手がいる433は安定して強い。

 

ユーヴェは先制こそされたが、悪くない。キーンの所以外は普通に良い。キーンの所がソウレ(オプションでヴラホヴィッチ)なら相当強い。

 

ミランは、攻撃は非常に良いだけに、守備を4231にしていなければ非常に良いのだが・・・

 

【30~45分】

 

32分、コーナーからダニーロが押し込む。1-1

 

ミランはラインデルスが本当に素晴らしい。このタレントが2000万ユーロは相当フロントが良い仕事をしたと言える。

 

親善試合のたかだか1試合のため早急かもしれないが、使い方と育て方さえ間違わなければすぐにでもジエリンスキレベル(世界的名手)になれる。

ボールの受け方、動き方、パスの判断が素晴らしい。

 

プリシッチも非常に素晴らしいし、ロフタスチークも良さそうなので、フロントは相当良い仕事をしている。

オカフォーとチェクウェゼもフィットし、CF問題も改善されるなら相当良い。

(昨シーズンよりは、433であるならジルーも全然やれるだろうが、年齢も考えたらCFにエースがほしい。)

(433ならCFがゲームメイクにそこまで絡まなくても崩せるので、ジルーでも一応できる。4231だとCFが作りに絡まないと崩しが厳しい。433でもドリブル、スピードがある選手の方が好ましいのは間違いないが・・・)

 

フロレンツィが怪我をしなければ左SBと右SBのバックアップもある程度安心でき、GKもスポルティエッロという優秀な控えGKが補強できたので、後はCF問題とピオリが完全に433にしてくれれば相当良い。

 

38分、コーナーからプリシッチのクロスにまたしてもティアウが頭で繋ぎ、最後はジルーが決める。1-2

ティアウのヘッドが強すぎる。

 

ミランは本当に守備が4231なのが勿体なさすぎる。あとはCF。その二つさえ改善すれば相当強い。

 

ユーヴェは失点もセットプレーなのでそこまで問題ない。

あとはロカテッリのゲームメイク(判断の部分)とキーンの所がソウレになれば相当良い。

 

前半終了1-2

 

ミランは守備の改善が必要。なぜ4231にそこまで拘るのか心底理解できない。

攻撃は非常に良い。ジルーの所が裏抜けとドリブルができる選手なら破壊的な攻撃になれる素質が見られる。

 

ユーヴェはこの試合で言えばキーンの所を変えるくらいで良いか。

メンバーがベストメンバーではないし、コンディションもまだ全開ではないので、悪くない。昨シーズンの攻守においてあまりにも悲惨な3511と比べれば雲泥の差。

 

キエーザ、ソウレは世界的なFWになれる素晴らしい逸材の二人であるし、中盤もミレッティ、ファジョーリ、マッケニーを中心に考え、ロカッテッリのゲームメイクがどうにかなれば相当強い。本当にメンバーは相当強いので、アッレグリがご乱心にならなければ良いのだが・・・

 

【45~60分】

 

シュチェスニー→ピンソーリオ

ブレーメル→ルガーニ

ダニーロ→Aサンドロ

カンビアーゾ→コスティッチ

ミレッティ→イリングJ

 

47分、フリーキックからルガーニがすらしてジルーに当たり入る。2-2

 

トモリ→シミッチ

ロフタスチーク→デケテラーレ

レオン→トラオレ

メニャン→スポルティエッロ

ジルー→コロンボ

プリシッチ→ロメロ

ラインデルス→ポベガ

Tエルナンデス→サーレマーカース

クルニッチ→アドリ

 

ユーヴェもソウレ等を出して総入れ替え。

 

お互いメンバー総入れ替えで控え選手だらけになったので、あまり語ることはなくなった。

 

【60~75分】

 

【75~90分】

 

フロレンツィ→ゼロリ

 

試合終了2-2

 

PK

× ロメロが滑って外す

〇 ミリクが決める

〇 アドリが決める

× イリングJのシュートはスポルティエッロがセーブ

× ポベガのシュートはピンソーリオがセーブ

〇 カビーリアが決める

〇 デケテラーレが決める

〇 ハイセンが決める

〇 コロンボが決める

× コスティッチのシュートはスポルティエッロがセーブ

× マルテザギのシュートはピンソーリオがセーブ

〇 ソウレが決める

 

ユヴェントス4-3ミラン

 

 

ミランは、攻撃は昨シーズンよりも断然良い。あとは守備。攻撃はこのまま433で行けば強いし、守備時も433(4141)なら強い。

 

ユヴェントスは352を継続し、FWと中盤の人選を間違えなければ強い。ソウレという絶対にFWで使うべき超逸材(10代の時のディバラに非常に良く似ていて世界的選手になれる素質がある)を右WBで出していたのは非常に不安だが・・・

 

アッレグリ 6.5 352を選択したことは良い。あとはこれを継続するか、人選を間違えないか。

キエーザ 7.0 攻撃の中心として君臨。非常に良かった。

キーン 5.0 空気となってしまっていた

ミレッティ 6.5 攻撃で良い絡みを見せていた

マッケニー 6.5 運動量豊富に良く攻撃に絡めていた

カンビアーゾ 6.0 まずまず

ロカテッリ 6.0 もう少しゲームメイクが良くなれば良いのだが

Tウェアー 6.5 スピードを活かして攻撃で貢献

ダニーロ 6.5 安定

ブレーメル 6.5 安定

ガッティ 6.5 安定

シュチェスニー 6.0 そこまで仕事なし

 

ピオリ 5.5 433気味に変形する攻撃は良い。あとは4231の拘りを捨ててくれるだけ

ジルー 5.5 そこまで悪くはないが良いわけでもない

レオン 6.0 明らかにまだコンディションが整っていないが、まだ開幕まであるのでこんなものだろう

ロフタスチーク 6.5 スピード、フィジカル、足元、推進力が揃っており、インサイドハーフとしてなら非常に良い。ピオリが4231に狂わなければ良いのだが。

プリシッチ 7.0 右でも良い。これでミランのウィークポイントだった右WG不在は解決しそう

ラインデルス 7.5 素晴らしいパフォーマンスを見せた。期待値が非常に高い。監督が間違った使い方をしなければ一気に化けそう。

クルニッチ 6.5 安定してバランスを取っていた。

Tエルナンデス 6.5 ラインデルスと非常に良い絡みをしていた。ラインデルスが安心してばんばん預けられるので、良いコンビになれそう

トモリ 6.5 対面がキーンではあったが、良く抑えていた

ティアウ 7.0 得点も守備も良かった

カラブリア - 

メニャン 6.5 繋ぎが非常に良かった

 

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