親善試合 レアル・マドリードvsACミラン -収穫と大きな不安材料-

 

2023年7月24日

親善試合

レアル・マドリードvsACミラン

監督:アンチェロッティ ピオリ

 

レアル・マドリード

4312

  ホセル   Bディアス

   ベリンガム

 カマヴィンガ バルベルデ

    クロース

メンディ ナチョ ミリトン バスケス

     ルニン

 

ACミラン

433

     コロンボ

プリシッチ       メシアス

  ポベガ  ロフタスチーク

     クルニッチ

フロレンツィ トモリ シミッチ カラブリア

    スポルティエッロ

 

新戦力のプリシッチとロフタスチークがスタメン。

レッチェからレンタルバックのコロンボもスタメン。

 

プリシッチは能力の高さは間違いなく非常に期待できるし、ロフタスチークも期待は大きい。

また、433であることも良い材料。補強を見ても今シーズンこそは433っぽいので、そのまま433を継続してほしいものだが・・・

 

【0~15分】

 

ミランはハイラインハイプレスで運ばれたらミドルブロックの昨シーズンと同じ守備。ただし、433なので昨シーズンよりは良くなるとは思う。攻撃はポゼッション。

攻守において4231よりも433のほうが断然良いので、このまま433で進んでほしいものである。

 

マドリーはハイラインハイプレスでポゼッション。

 

お互い良い攻撃をする形。

ミランは中々良い攻撃をしている。

プリシッチは良いし、ロフタスチークも(守備は置いておいて)良い。

4231の時の手詰まり感はない。

ただ、親善試合ということと、マドリーが4312で守備が緩いからというのもある。

 

ミランはこのまま433を続けて、CFにジルーに代わるエース(スピードとドリブルがある選手)がいれば、非常に良くなるのだが。

 

マドリーは普通に上手いが、このメンバー(2トップ)では最後の崩しの迫力は欠ける。

中盤が上手いのと、指示だろうがミランが守備時はなぜか4231気味になり良くないので、崩しはかなりできている。

ただ、ここまで繋げるが(親善試合だからだろうが)2トップがかなり苦しい二人なため、そこが非常に弱い。

 

4312で2トップが貧弱なのは致命的である。

 

【15~30分】

 

26分、プリシッチのコーナーをトモリが決める。0-1

 

28分、カウンターから3対2になるが、メシアスが外す。

 

ロフタスチークもプリシッチも良い。

特にプリシッチは攻撃の中心になっている。

ポベガもインサイドハーフだと活きるし、昨シーズンも断然433なら強かったのだが・・・

 

しかし、ミランは攻撃時はほぼ433だが、守備時はロフタスチークをトップ下にした4231となっているので、そこが良くないし、今後の不安材料。そこまでして4231に拘る理由が一切理解できない。

(例外はあるが)4231は攻守において433の完全下位互換といって差し支えないので、使う理由が全く理解できない。

ロフタスチークもインサイドハーフとしてなら良いだろうが、トップ下としては良くないと思うが・・・

 

プリシッチがこのまま良いプレーを続けるなら、プリシッチを左WGでレオンをCFで自由にやらせて0トップ気味で試してみる(駄目ならすぐ辞める)のも面白い(もちろん433が前提)。ピオリはそういう試しすらやらなそうだが・・・

 

【30~45分】

 

メシアス→ロメロ

怪我。

 

42分、ショートカウンターからロフタスチーク→カラブリア→ロメロで、ロメロがミドルを決める。0-2

 

前半終了0-2

 

ミランは攻撃は良い(マドリーの守備が良くないというのもある)が、守備は良くない。

守備が良くない原因は4231にしているから、以上。

このまま4231に拘り、昨シーズンの二の舞になるのはやめてほしいのだが・・・

 

マドリーは繋ぎは良いが、2トップが貧弱なのと、守備が緩い。4312というのもあまり良くない。

シーズン前の親善試合であり、メンバーもメンバーなのであまりどうこう言うことでもないだろうが。

 

【45~60分】

 

ホセル→ヴィニシウス

Bディアス→ロドリゴ

カマヴィンガ→モドリッチ

クロース→チュアメニ

メンディ→Fガルシア

バスケス→カルバハル

ナチョ→アラバ

ミリトン→リュディガー

 

バルベルデとベリンガム、ルニン以外を入れ替え。

 

マドリーはメンバーが変わって攻撃が良くなる。

 

ミランは前半はプリシッチを中心に攻めていたが、後半からはあまり左サイドは使わなくなり、攻撃が上手くいかなくなる。また、後半になり、より4231色が濃くなったのも良くない。

 

57分、バルベルデの何でもない正面のミドルをスポルティエッロがまさかの後逸で決まる。1-2

 

59分、トモリが自陣ゴール前で酷いパスミスバルベルデに奪われてそのまま決められる。2-2

 

【60~75分】

 

ベリンガム→ニコパス

 

ミランはロメロ以外を入れ替え。

ジルー

レオン デケテラーレ ロメロ

ラインデルス アドリ

テオ ティアウ ケアー サーレマーカース

メニャン

 

【75~90分】

 

レオンから立て続けにチャンスを作るが決められず。

 

83分、カウンターでモドリッチのロングボールに抜け出したヴィニシウスが決める。3-2

 

試合終了3-2

 

ミランは、親善試合だから構わないが、1点目と2点目の失点がもったいなさすぎる。

また、昨シーズンと同様に4231でシーズンに臨むつもりなのだろうか・・・

攻守において機能していないのだが・・・

 

ピオリ 4.5 433気味だった時は良かったが、4231を続ける気なら・・・機能していない戦術をずっと使い続けるという判断が全く理解できない

コロンボ 5.5 動きはそこそこだったが、根本的な能力がまだ足りない

プリシッチ 7.0 後半こそ消えていたが、前半は良かった

メシアス - 

ポベガ 6.5 運動量豊富に貢献

ロフタスチーク 6,0 右のインサイドハーフのポジションを取っている時は良かったが、(監督が全て悪いが)トップ下の位置にいた守備、攻撃時は全く良くなかった

クルニッチ 6.0 安定していた

フロレンツィ 6.5 良かった

トモリ 5.5 パスミス以外は良かった

シミッチ 5.5 可もなく不可もなく

カラブリア 6.0 安定していた

スポルティエッロ 5.5 後逸は酷かったが、良いセーブもしていた

 

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