セリエA第10節 ナポリvsACミラン -崩壊×崩壊-

ナポリ MF ピオトル・ジエリンスキ

 

2023年10月29日

セリエA第10節

ナポリvsACミラン

監督:Rガルシア ピオリ

 

ナポリ

433

    ラスパドーリ

クヴァラツケリア      ポリターノ

  ジエリンスキ  エルマス

     ロボツカ

Mルイ  ナタン  ラフマニ ディロレンツォ

       メレト

 

前節からカユステ→エルマスであとは同じ。

 

オシメンがベンチ外、アンギサがベンチ。

 

昨シーズンほどの強さは全くなく、あまり良くもないが、CFがオシメンからラスパドーリになってからはまだ良くはなっている。

 

ACミラン

433(ほぼ4231)

      ジルー

レオン        プリシッチ

  ラインデルス   ムサ

       クルニッチ

Tエルナンデス トモリ カルル カラブリア

      メニャン

 

前節からアドリ→クルニッチ、ティアウ→カルル、フロレンツィ→Tエルナンデスミランテ→メニャン。

 

怪我人がある程度帰ってきたが、ロフタスチークの穴は大きい。戦術上、ラインデルスとロフタスチークが絶対的すぎる。

 

【0~15分】

 

ムサのミドルのこぼれからジルーが決定機を迎えるが決められず。

相変わらずナポリの守備が酷い。

 

ナポリはミドルブロック&プレスでポゼッション。

相変わらずナポリはラインが低すぎて守備が良くない。

 

ナポリはポゼッション(テクニック)に特化したメンバーが揃っており、特に中盤に守備能力が低い選手が多いので、引いて守っても弱い。

そのため、昨シーズンは徹底したハイラインハイプレスと執拗なポゼッションで相手に攻撃機会を与えずに失点数を大きく減らしていた。

 

ミランは、全くもって懲りずに守備時4231で、ハイラインハイプレスでポゼッション。

こちらの守備も最悪。なぜ明らかに433(4141)より大きく守備が劣る4231に敢えてするのか一切理解ができない。

 

お互い、メンバーは良いし、攻撃は非常に良いメンバーが揃っているからまだ良いとして、守備戦術が両チームとも良くない。

 

お互いに守備が脆すぎるので、お互いにチャンスをどんどん作っていく、崩していく。

 

ミランは4231にしてしまっているせいで昨シーズンと全く同じ守備崩壊の状態になっている。なぜ今シーズンの序盤に連勝できていたのか、それは433にしたからに他ならないのだが・・・

 

ミランは、4231でプレスに行ってしまっているため、中盤のスペースを使われ放題なので、その中盤のスペースを使われるからラインはずるずる下がり、前4枚はプレスに行っているため42ブロックで守らなければいけないという最悪な状態。

 

昨シーズンの守備崩壊と全く同じ状態である。それをプレシーズンで解消できる433にしたから連勝で首位を走れていたというのに、ピオリはなぜそれが理解できないのか甚だ理解に苦しむ。

 

【15~30分】

 

ミラン

カルル→ペッレグリーノ

負傷交代。ペッレグリーノは初出場。

 

ナポリも守備は良くなく、攻撃もそこまで良いわけでもないが、前節からラスパドーリがCFになっていることによってオシメンがやっていた時よりは良いし、ミランの守備が悲惨なこともあり、良い攻撃はできている。

 

ナポリも攻撃時433、守備時にエルマスを上げた4231にしており、こちらも最悪。

ナポリはただでさえ433でも引きすぎてしまっていてあまり守備が良くなかったが、この試合は4231にしているものだからいつもよりさらに酷い。

 

両監督、酷すぎる。

両監督、こんな酷い戦術をするくらいなら解任で良い。

ピオリもガルシアも今までのことを考えたら治りそうにない。

ミランナポリも戦力は相当であり、特にミランは独走優勝して当然の戦力を有している。

 

22分、プリシッチのクロスをジルーが頭で決める。0-1

 

クヴァラツケリアの個人技からポリターノが押し込むだけのところ逆足ということもあり外してしまう。

 

ナポリがリードされたことによりハイラインハイプレスに変更。

引いて守るよりは断然良いのだが、4231だからミランと同じ問題がある。

 

30分、カラブリアのクロスを再びジルーが頭で決める。0-2

 

【30~45分】

 

本当にナポリの守備は酷いし、ミランもまた守備が酷い。

 

ミランは433にしてブロックで守ればもう勝てるだろうが、ピオリが変えるわけもなく、相変わらず守備が相当まずい。

4231は攻守において本当にあり得ない(この2チームはお互い攻撃は433のため攻撃はまだ良い)。

 

ラインデルスが二度チャンスを迎えるが決められず。

ミランは攻撃は良いのだが・・・

 

ただし、ミランは攻撃でも4231に近い形となっていて嫌な予感しかしないが、ムサが上がり、ラインデルスも自由に動き回っているから433とほぼ同じ形にはなっているからまだ良い。トップ下が動き回る、役割的にはインサイドハーフのラインデルスだからまだ良い、しかしラインデルスがインサイドハーフではないのは非常に勿体ない。

 

前半終了0-2

 

両監督解任で良い。あまりにも酷すぎる。

 

ミランは0-2で勝ってはいるが、守備は完全に崩壊している。ナポリが攻守において全くもって良くないからリードしているだけである。

 

ミランは守備を433、攻撃も完全に433にすれば、それだけで劇的に変わる。

ピオリは昨シーズン、プレシーズンから劇的に変わって勝てるようになったことが433にしたからだと気付いていないのだろうか・・・

気付いていないのだろうからこんなことになっているのだろうが・・・

 

ナポリは守備を433、ハイラインハイプレス、もっと執拗にポゼッション、とすれば良いのだが、守備433はいつもやっているが、ハイラインハイプレスと執拗なポゼッションはずっとやっていないので、ガルシア監督が続ける限り、昨シーズンのナポリは戻ってこなさそうである。

 

【45~60分】

 

ナポリ(ハーフタイム)

Mルイ→Mオリベラ

エルマス→シメオネ

ラフマニ→エスティゴーア

シメオネをCFでラスパドーリをインサイドハーフか。

 

ミラン(ハーフタイム)

プリシッチ→ロメロ

休ませか。

 

ナポリはラスパドーリをトップ下にした完全なる4231(442)にする。ほぼスクランブルのような形。

 

50分、ポリターノがドリブルから決める。1-2

 

レオンの突破からTエルナンデスが決定機を迎えるが決められず。

 

ディロレンツォのシュートはメニャンがセーブ。

 

メニャンのファンブルからクヴァラツケリアが決定機を迎えるが決められず。

 

ナポリが猛攻を見せる。

ミランが引いて守ってナポリが攻める展開。

 

【60~75分】

 

62分、ラスパドーリが直接FKを沈める。2-2

 

同点となったのでお互いにポゼッションを握って攻め合う展開に戻る。

 

【75~90分】

 

ナポリ

ジエリンスキ→アンギサ

この4231(442)はジエリンスキが一人で成り立たせていたから、ジエリンスキを下げたら機能しなくなるが・・・

 

ミラン

レオン→オカフォー

ジルー→ヨヴィッチ

 

ナポリ

ポリターノ→ザノーリ

 

ミラン

ペッレグリーノ→フロレンツィ

TエルナンデスをCBに。

 

88分、ナタンがロメロを倒し退場。

 

ラインデルスのクロスからカラブリアが決定機を迎えるが決められず。

 

クヴァラツケリアのシュートはメニャンがセーブ。

 

試合終了

ナポリ 2-2 ACミラン

 

上位陣のミランナポリユヴェントス、ローマ、(フィオレンティーナアタランタ)の監督がこぞって大きな失態を犯している。犯し続けている。何とも切ない限りである。上位にまともな監督がS・インザーギしかいない。戦術大国としてあり得ない状態である。

 

ナポリ

Rガルシア 4.0 ガルシア監督である限り、ナポリが昨シーズンの強さを取り戻すことはないだろうが、どうするのか

ラスパドーリ 7.0 ポストプレー等で貢献

クヴァラツケリア 7.0 個人技で大きく貢献

ポリターノ 6.0 得点は良かった

ジエリンスキ 7.5 前半はまだしも後半は圧巻のプレーでチームを牽引

エルマス 6.0 まずまず

ロボツカ 6.5 まずまず

Mルイ 6.0 まずまず

ナタン 5.5 良くはない

ラフマニ 5.0 良くなかった

ディロレンツォ 6.0 まずまず

メレト 5.0 良くなかった

 

ACミラン

ピオリ 4.0 4231を続けるなら未来はない

ジルー 7.0 2得点は良かった

レオン 6.0 何度か良い突破は見せていたが、それ以外はあまり良くなかった

プリシッチ 7.0 まずまず良かった

ラインデルス 7.0 個人としては良かったが、インサイドハーフの時ほど活きてはいない

ムサ 6.5 運動量は良いが

クルニッチ 6.5 安定のプレー

Tエルナンデス 6.5 まずまず良かった

ペッレグリーノ 5.5 1失点目は良くなかった

トモリ 6.5 まずまず

カラブリア 5.5 対面がクヴァラツケリアとはいえやられすぎた

メニャン 5.5 良くはなかった

 

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