2023年9月16日
セリエA第4節
インテルvsACミラン
監督:Sインザーギ ピオリ
352
ラウタロ Mテュラム
ムヒタリアン バレッラ
ディマルコ チャルハノール ドゥンフリース
バストーニ アチェルビ ダルミアン
ゾマー
433
ジルー
レオン プリシッチ
ラインデルス ロフタスチーク
クルニッチ
Tエルナンデス ティアウ ケアー カラブリア
メニャン
前節からトモリ(出場停止)→ケアー。
ケアーはまずいのでは・・・
ただ、カルルもいないため、どうしようもないか。
この2人のCBでインテルの攻撃を止めるのは非常に厳しい。
首位決戦、優勝候補同士の戦い、現在セリエAで一番強い2チームの戦いとなったミラノダービー。
他のチーム相手にはミランの方が強いか互角くらいだと思われるが、直接対決となると352のインテルが戦術上圧倒的に有利。正直ミランが勝つ未来は見えない。
トモリもいないし、インテルが圧倒的に優勢だと思うが、私の予想を超えてミランには頑張ってほしいが・・・
【0~15分】
インテルはミドルブロック&プレスでカウンター狙い。
固い守備で守って、個人の能力を活かしてカウンターをしていればミランには勝てるだろう。良い狙いである。
(いつもとやっていることは変えていなく、ミランが持ってくれるからいつもより早い攻撃を意識しているだけで、基本的なやっていることは変えておらず、特別なミラン対策というわけでもないが)
ミランはハイラインハイプレスでポゼッション。
ミランが持つ展開だが、インテルが固い守備ブロックで中盤に蓋をし、ミランの中盤を封じる。
相変わらず、WBが低く、ほぼ532になってしまっているのでそこまで良い守備ではないのだが、最低限はできており、メンバーも良いため、固い。
5分、カウンターからMテュラムが個人技で突破し、クロスをディマルコが合わせて、ムヒタリアンがゴール前でコースを変えて決める。1-0
インテルは狙い通りだろう。ミランのこの戦術、守備、CB相手ならこれをやっていればイージーウィンである。
ミランはこれに勝つには、カウンターもさせないくらいに圧倒的に押し込んで攻めに攻めるしかないが、CFがジルーである問題のせいで、戦術が完成されているわけではないので、インテルレベルの守備を相手にそこまでは厳しい。また、いくら攻撃が機能しようとも、CBがケアーとティアウでハイラインハイプレスを選択している時点で、勝つ・引き分けるのは無理難題である。
完璧な352ではないにせよ、インテルの守備が固いことに変わりはないため、相当厳しい戦い。
CFがジルーではなく、CBにトモリがいて、戦術が完成されているならまだ分からなかったが、現状でインテルに勝つのは厳しい。
ディマルコのクロスにムヒタリアンが合わせるが惜しくも外れる。
今のところ予想通り一方的な試合。
ミランはインテルのこの守備に慣れて攻略していく必要がある。この守備陣でインテルの攻撃を防ぐのは無理なので、圧倒的に攻撃でねじ伏せるしかない。
【15~30分】
変わらずミランが持つ展開。
ミランはラインデルス、クルニッチ、ロフタスチーク(+プリシッチ、Tエルナンデス)のボールを運ぶ能力が尋常ではないので、段々と崩し始める。特にラインデルスが相変わらずえげつない。
これで良いが、ラインは下げてはいけない。
ミランは攻撃は良いのだが、ケアーとティアウの二人でハイラインハイプレスは無理があるので、この試合はもうどうしようもない。
中盤の構成力ではミランが上回るが、FWの実力と戦術の相性、DF陣の実力で上回るインテルと言った形。当然インテルが優勢。
インテルは固い守備で守ってさえしまえば、後はカウンターでFWの二人の個人技や裏抜けで破壊できる。非常に簡単なお仕事である。
ここまで固い守備ができて、FWに強烈な個があるのはインテルくらいなため、ミラン相手にこのやり方ができるのはインテルくらいなので、ミランが優勝候補なことに変わりはないが、この試合においてはインテルが圧倒的に有利。
(本当はユヴェントスもできたが、ソウレを放出してしまったのでできない。また、アッレグリはSインザーギよりもさらに352を扱えていない)
【30~45分】
展開変わらず。
38分、カウンターからドゥンフリースが裏に抜け出し、クロスをMテュラムが決める。2-0
もう既に何度も見た光景。一発の単調なスルーパスでも簡単に裏抜けできる。
イージーすぎる。
最初から分かり切っていたことだが、ミラノダービーとはいえ、もうハイライトで良いくらいである。
前半終了
ミランは、今更待ち構えてカウンターに変更しても意味がないので、修正の必要はない。何をやっても無理。CFチュクウェゼもしくはロメロはしてほしいが、それは普段からやること。
インテルはラインをもう少し高くした方が良いし、WBももう少し高くした方が良い。ラインは最低限は保ててはいるが。
【45~60分】
特に変わらず。
プリシッチ→チュクウェゼ
57分、ジルーのスルーパスにレオンが抜け出して決める。2-1
一瞬の隙をついたような形。
バレッラ→フラッテージ
ディマルコ→Cアウグスト
Mテュラム→アルナウトヴィッチ
【60~75分】
69分、ロングボールをラウタロが楽々とトラップしてパスをムヒタリアンが決める。3-1
ロングボールか裏一発で大チャンスになるのだから本当にイージーである。
前半から散々やられているが、ケアーは引いて守るならまだしも、スピードの衰えが顕著すぎてもうまともにプレーできるレベルにない。
バストーニ→デフライ
【75~90分】
ジルー→オカフォー
ラインデルス→ヨヴィッチ
カラブリア→フロレンツィ
スクランブル。
77分、ラウタロをTエルナンデスが倒してPK。チャルハノールが決める。4-1
チャルハノール→アスラニ
ロフタスチーク→ミラン
92分、カウンターからCアウグストのスルーパスをフラッテージが決める。5-1
試合終了
戦前の予想通りの展開そのままの完敗といったところ。
インテルに直接対決で負けるのは仕方ないので、ミランは大して気にする必要はない。ジルーのところは変えてほしいが。
Sインザーギ 7.5 しっかりやるべきことを遂行した
ラウタロ 7.5 完膚なきまでに破壊した
Mテュラム 8.0 完膚なきまでに破壊した
ムヒタリアン 8.0 素晴らしかった
バレッラ 7.5 守備で大きく貢献
ディマルコ 7.0 良かった
チャルハノール 6.5 安定
ドゥンフリース 7.5 攻撃で相手をズタズタにした
バストーニ 7.0 安定
アチェルビ 7.0 安定
ダルミアン 6.0 インテルの弱点の一つにはなってしまっている
ゾマー 6.0 今日もほぼ仕事はなかった
ピオリ 5.0 この試合は負けが決まっていたようなものだから仕方ないが、もう少し考えてほしかったとは思う
ジルー 5.0 得点シーンのスルーパスは見事だったが、433でCFがジルーなのは問題でしかない
レオン 6.5 得点は良かった
プリシッチ 5.5 あまり仕事はできなかった
ラインデルス 7.5 素晴らしいプレーで攻撃を牽引
ロフタスチーク 7.0 良かった
クルニッチ 6.0 まずまず
Tエルナンデス 6.0 攻撃面は良かったが、守備面では微妙
ティアウ 5.0 簡単に裏を取られ、突破も許す
ケアー 4.0 簡単に裏を取られ、突破も許す
カラブリア 5.5 特に何もできず
メニャン 5.0 かわいそうではあるが