セリエA第27節 ナポリvsユヴェントス -もったいない-

 

2024年3月3日

セリエA第27節

ナポリvsユヴェントス

監督:カルツォーナ アッレグリ

 

ナポリ

433

        オシメン

クヴァラツケリア        ポリターノ

     トラオレ アンギサ

       ロボツカ

Mオリベラ Jジェズス ラフマニ ディロレンツォ

         メレト

 

Mルイ、ジエリンスキ、ラスパドーリ等がベンチ。

 

マッツァーリ監督からカルツォーナ監督になり2試合目。

 

ユヴェントス

352

    キエーザ ヴラホヴィッチ

    ミレッティ   アルカラス

イリングJ    ロカテッリ    カンビアーゾ

   Aサンドロ ブレーメル ルガーニ

       シュチェスニー

 

ダニーロ、ガッティ、コスティッチ、ウェアー、ユルディズ等がベンチ。

 

マッケニーとラビオは怪我でベンチ外。

 

いつもとメンバーがまずまず変わっている。

 

【0~15分】

 

ユヴェントスはローラインブロックでポゼッション。

 

ナポリはハイラインハイプレスでポゼッション。

 

ナポリが持つ展開。

 

ユヴェントスのラインが相変わらず低すぎるので、ナポリがずっと持つ。

 

ユヴェントスはカウンターでチャンスを作る。

 

ナポリはボールを運ばれた時に43で守るため、人数が足りていない。

 

監督が変わっても何か変わったかと言えばそこまで変わっていない。

 

攻撃については、ユヴェントスが引きすぎているので、何を変えているのかあまり分からないが、何か変わっているようには見えない。

 

ナポリは、変わらず、ボールは持つが、崩せなく、守備の脆さによりやられるというチーム状況は変わっていなさそうである。

 

「クヴァラツケリアさえ抑えれば何もできない」ということは変わっていなく、ポリターノのところをラスパドーリを起用して中に侵入させる、ジエリンスキを上手く使う、もしくはそもそも戦術(フォーメーション)を変えるということをしないと、あまり上手くいかなそうである。

 

両WGがサイドに張る逆足のドリブラーのため、中央にオシメンしかいなく、中盤もジエリンスキがいないため絡めないので、サイドサイドの単調な攻撃になってしまう。

 

これでは外でボールを回すだけになってしまうので良くない。

 

【15~30分】

 

展開変わらず。

 

両チームあまり機能していなく、お互いに崩せない。

 

今シーズンのこの両チームはずっとあまり機能していない。

 

ただし、ナポリは守備が相当まずいので、ユヴェントスはいつか点が取れそうではある。

 

ナポリはこれでは崩せるビジョンは正直全く見えない。

ボールをただ持っているだけで、崩す手段がクヴァラツケリアのドリブルしかない。

 

押し込んではいる(ユヴェントスのラインが低すぎる)ので、そのうち何とかなるかもはしれないが。

 

昨シーズンは左のクヴァラツケリアの個人技、右のロサーノ(ポリターノ)の個人技、そこに中盤(主にジエリンスキ)が絡むというものだったが、今はクヴァラツケリアしかないので、クヴァラツケリアさえ徹底マークすれば何もできなくなってしまう。

 

何より守備がまずすぎる。

 

この際、ユヴェントスがこれ(ドン引き守備)で来るなら、もっとポゼッションに振り切ったほうが良い。押し込みまくればそのうち何か起こる。

 

今は下手に縦に急ぐ時があり(主にディロレンツォだが)、そこが良くない。どうせ崩せないなら、ずっとボールを持って、崩していなくてもクロスをどんどん入れた方が良い。そうすればいつかは点が取れるし、ひたすら押し込めば守備もごまかせる(毎試合やるようなことではないが、機能しないならば、この試合に限ってならば、その方が良い)。

 

【30~45分】

 

ヴラホヴィッチが裏に抜け出してシュートを放つが惜しくもポスト。

 

42分、ナポリが押し込み、ディロレンツォのクロスのこぼれをクヴァラツケリアがボレーで決める。1-0

 

ナポリはこれで良い。

 

ビルドアップのトラオレのミスからヴラホヴィッチが決定機を迎えるが決められず。

 

前半終了1-0

 

ナポリはこれで崩すのは厳しいし、これで守るのも無理があるため、ポゼッションに振り切った方が良いが、リードされたことでユヴェントスも同じやり方ではなくなるだろうから、そう上手くもいかない。

 

具体的には、守備が43で守るのはいくら何でも酷すぎるので、ハイラインハイプレスは継続で良いが、運ばれた時は4141にしてカウンターも上手く使うことが必要。

 

ユヴェントスはラインを高くすることは当然として、あとはユルディズ投入ぐらいか。

 

変えるところはいくらでもあるが、根本的な監督の問題なので、省略。

 

【45~60分】

 

ユヴェントスが前からプレスをかけるように修正。

 

しかし、運ばれたら引きこもることは変わらず。

 

負けてるのにこれは・・・

 

結局ナポリが押し込むことになる。

 

ナポリはハイラインハイプレスを継続。それは良いのだが、運ばれた時に時に後ろの守備が足りていない。

 

カウンターからカンビアーゾが決定機を迎えるが決められず。

 

【60~75分】

 

ナポリ

ラフマニ→エスティガード

怪我。

トラオレ→ジエリンスキ

ポリターノ→ラスパドーリ

 

ラフマニは痛いが、ジエリンスキとラスパドーリの投入は良くなるだろう。

 

ユヴェントス

カンビアーゾ→ウェアー

 

変わらずナポリがボールをずっと持つ。ユヴェントスのプレスはかわされる。

 

ナポリはラスパドーリとジエリンスキが入り良くなる。

守備も4141の形を取り始め、ユヴェントスは何もできなくなり始める。

 

【75~90分】

 

ユヴェントス

イリングJ→ユルディズ

ミレッティ→ノンゲ

433に変える。

 

相当苦しかったので、変えるしかないし、ウラホヴィッチ、キエーザ、ユルディズの3トップは良い。

 

81分、キエーザがミドルを決める。1-1

 

88分、ノンゲがオシメンの足を踏んでPK。オシメンのPKはシュチェスニーが止めるが、こぼれをラスパドーリが押し込む。2-1

 

ユヴェントス

アルカラス→ミリク

ノンゲ→ダニーロ

スクランブルか?そしてノンゲはわずか10分ほどで交代。

 

ナポリ

クヴァラツケリア→リンドストロム

 

試合終了

ナポリ2-1ユヴェントス

 

ナポリがそこまで良かったわけでもないが、ユヴェントスもいつも通り良くなかった。

 

ナポリ

カルツォーナ 6.5 そこまで良くもなかったが、勝利

オシメン 6.0 体を張って貢献

クヴァラツケリア 6.5 大分抑えられていたが、奮闘

ポリターノ 5.5 両サイドがサイドに張る逆足タイプを使い続けるのは、チームバランスとして良くない。スタートがラスパドーリ等で、ポリターノはジョーカーで使いたい

トラオレ 5.5 ただでさえサイドが張って中央にオシメンしかいない中、中盤が中央でどれだけ仕事ができるかが鍵になるが、ジエリンスキと比べてしまうと相当落ちる

アンギサ 5.5 トラオレに同じ

ロボツカ 6.5 プレス回避で貢献

オリベラ 5.5 まずまず

Jジェズス 6.0 まずまず

ラフマニ 6.0 奮闘

ディロレンツォ 5.5 パスの判断が悪すぎる

メレト 6.5 奮闘

 

ユヴェントス

アッレグリ 5.0 これで良しとするフロントが良く分からない

キエーザ 6.0 押し込まれていたというのもあるが、そこまで仕事はできず

ヴラホヴィッチ 5.5 動きは悪くなかった

ミレッティ 5.5 ほぼ何もできず

アルカラス 5.5 ほぼ何もできず

イリングJ 5.5 押し込まれていたというのもあるが、持ち味は発揮できず

ロカテッリ 5.5 上手くゲームは作れなかった

カンビアーゾ 5.5 押し込まれていたというのもあるが、持ち味は発揮できず

Aサンドロ 6.0 まずまず

ブレーメル 6.5 オシメンを良く抑えていた

ルガーニ 6.0 まずまず

シュチェスニー 5.5 良くはなかった

 

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