【カルチョ総括】トリノFC -堅守と安定の監督-

 

チーム名:トリノFC

監督:イヴァン・ユリッチ

順位:9位

勝点:53

得点:36

失点:36

総合:★★★★★☆☆☆☆☆

監督:★★★★★★★☆☆☆

戦術:★★★★★★☆☆☆☆

組織:★★★★★★★☆☆☆

戦力:★★★★★☆☆☆☆☆

攻撃:★★★★☆☆☆☆☆☆

守備:★★★★★★☆☆☆☆

 

良かった点:監督が安定している。守備が固い。

悪かった点:中盤・前線の戦力が足りなかった。

 

〇総括

 守備陣については良いメンバーが揃っていたが、中盤、サパタ以外の前線があまりにも貧弱すぎて、攻撃力が最低クラスであった。堅固な守備と貧弱な攻撃はトリノのカラーではあるが、今シーズンもまさにそれだった。この戦力で安定的に中位に位置させたユリッチ監督の手腕を褒めるべきだろう。下手な監督なら残留争いである。ただし、攻撃戦術はもっとやりようがあった。

 

 守備は、昨シーズンから引き続き、守備陣、GK、監督により、堅守を誇った。

 

 一方、攻撃については、ミランチュクが退団してしまったことが非常に大きく、昨シーズンに引き続いて3421を使用したが機能せず、その後、3412としたが、いずれにせよ完全にサパタ頼りの攻撃となってしまっていた。サパタがそういうタイプの選手というのもあるが、中盤、他の攻撃陣の戦力が非常に弱く、サパタの能力頼りとなってしまっていた。

 3412であはるが、トップ下タイプの選手がおらず、サパタの相棒もサナブリアでは力不足で、本当にサパタが個人の力でどうにかするしかない状況が続いた。FWのセックが非常に有望で能力が高かったが、あまり使われなかった。

 しかし、シーズン後半にサパタを左WGで使う変則3421を試し、非常に機能していた時もあったが、結局は3412に戻していたりしていた。それでも、堅守と監督が安定していること、監督が色々と戦術を工夫していたことにより、戦えてはいた。

 

 来シーズンは、中盤に推進力のある選手やゲームメイクができる選手、前線に個人技がある選手がほしいところである。

 今のところは、ボンジョルノ、Rロドリゲス、ジジとCBの主力が3人も退団してしまい、優秀だったユリッチ監督も退任してしまい、暗雲が立ち込めているが、今後どのように移籍市場で振舞うかが重要そうである。

 

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