セリエA第1節 ACミランvsトリノ -セリエA開幕-

ACミラン FW クリスティアン・プリシック

2024年8月17日

セリエA第1節

ACミランvsトリノ -セリエA開幕-

監督:フォンセカ ヴァノーリ

 

ACミラン

4231

       ヨヴィッチ9

レオン10    プリシック11   チュクウェゼ21

     ロフタスチーク8 ベナセル4

サーレマーカース56 ティアウ28 トモリ23 カラブリア2(C)

        メニャン16

 

ベンチはパヴロヴィッチ、ガッビア、Tエルナンデス、ラインデルス、ムサ、オカフォー、モラタ等。

 

Tエルナンデス、ラインデルス、モラタはEUROの影響でスタメンではないということだと思われる。

 

ミランはピオリ監督からフォンセカ監督に変わった。

 

退団はジルー、ロメロ、コロンボ等。

 

獲得はパヴロヴィッチ、エメルソン、フォファナ、サーレマーカース(復帰)、モラタ等。

 

トリノ

352

     サパタ91(C)  サナブリア9

     イリッチ8    リッチ28

ラザーロ20 リ   リネッティ77    ベッラノヴァ19

    マジーナ5 ココ23 ヴォイヴォダ27

       ミリンコヴィッチ32

 

退団はRロドリゲス、ジジ、ボンジョルノ等。

 

DF陣の主力が3人も抜けてしまった。

 

獲得はココ、Cアダムス、セック(復帰)、カラモー(復帰)等。

 

トリノはユリッチ監督が退任してしまい、ヴァノーリ監督に。

 

【0~15分】

 

トリノはミドルブロック&プレスでポゼッション。

 

ミランはハイラインハイプレスでポゼッション。

 

ミランは4231であり、これではピオリ監督を解任した意味があまりないが・・・

 

ピオリ監督は機能していないのに思い改める節がなかったので、今後への希望という意味では希望はあるが・・・

 

トリノはユリッチ監督ではなくなり心配だったが、352にしているし、メンバーもまぁこうなるだろうなというメンバーではある(サナブリアのところは変えた方が良いし、中盤に推進力がある選手が欲しい)。

 

しかし、ユリッチ監督は組織作りや戦術が良かったので、その点で劣っているかな、という印象はある。

 

まだ1試合目なので、これから良くなっていくかもしれない。

 

また、352なことは良いが、このメンバーでは中盤に推進力のある選手、サナブリアのところにもっと能力が高い選手がいないと攻撃面で厳しい。

 

ミランがボールを持つ展開。

 

トリノは守備が緩い。

 

352にしていることは良いのだが、組織がなっていない。

 

FWの守備の位置が良くないし、中盤でのプレスが弱すぎる。

 

攻撃についても、昨シーズンと同じ課題ではあるのだが、中盤が無難に繋げる選手しかおらず、FWもドリブルがある選手ではないので、どうやって得点を奪うの?という状態になってしまっている。

 

これでは、無難にボールを繋いで外からクロスを入れていくという生産性のない攻撃しかない。もしくはサパタが個人の力でどうにかするかである。ミラン相手だからまだこれでも良いが、他のチームと戦う、リーグ戦を戦う上では大きな欠点である。

 

対するミランもあまり良くない。

 

トリノの守備が緩く、攻撃も脅威ではないので良さそうに見えるかもしれないが、これは良くない。

 

4231でやっていることもピオリ監督の時と大差ないので、昨シーズンと同じで、攻撃はレオンやプリシックの能力頼み(4231な以上、どうしてもそうなってしまう)。

 

ただし、守備時はプリシックを右インサイドハーフに下げて4141にしているので、その点で良くなっている。なら攻撃時も433で良くないかとしかならないが・・・

 

守備時に4141になること、プリシックをトップ下で使っていることが大きく、選手への動き方の指示や、パスの繋ぎ方の面でもピオリ監督の時よりも良くなっているとは思うが、相手がトリノで良くないため、判断がつきかねる。

 

【15~30分】

 

29分、サパタのクロスをベッラノヴァが頭で合わせ、ポストに当たったボールをティアウがオウンゴール。0-1

 

ミランはピオリ監督の時より守備戦術は良くなっているが、最終ラインの統率があまり取れていない。まだシーズンが始まったばかりなので、それはこれから良くなっていくかもしれないが。

 

【30~45分】

 

コーナーからサパタのヘッドはメニャンがセーブ。

 

カウンターからレオンがGKと1対1になるがミリンコヴィッチサヴィッチが素晴らしいセーブ。

 

イリッチのシュートはメニャンが素晴らしいセーブ。

 

前半終了0-1

 

ミランはロフタスチーク⇒ラインデルスで433にしたい。

 

また、ヨヴィッチ、チュクウェゼ、サーレマーカースは良くないので変えたい。

 

トリノは中盤でプレスがかからなすぎているので、FW、中盤、WBが連動してプレスを強めたい。

 

あとはサナブリアを変えたい。

 

【45~60分】

 

ミランはプレスを強める。

 

展開はより一層ミランが持つ形に。

 

ミラン

ヨヴィッチ⇒モラタ

ベナセル⇒ラインデルス

チュクウェゼ⇒Tエルナンデス

サーレマーカースが右WGに。

 

良くなかったヨヴィッチ、チュクウェゼ、サーレマーカースの所を変える。

 

ただし、ラインデルスを右ボランチはない。

 

モラタは効果的に動けるし足元もあるので、ヨビッチよりは勿論、ジルーよりも良くなりそうである。

 

トリノ

サナブリア⇒Cアダムス

 

【60~75分】

 

68分、ラザーロのクロスをサパタが頭で決める。0-2

 

1失点目も2失点目もクロスからの失点であり、ピオリ監督の時のように守備が崩壊しているというわけではない。今のところ。

 

ただし、ラインが管理できていなく、また、DF陣個人個人のポジショニングが悪い。

 

開幕戦であること、トモリを慣れない右で使っていること(パヴロヴィッチをスタメンで考えているためトモリを右で慣らしているものだと思われる)や、前半はサーレマーカースが左SBだったこと、後半は選手交代、選手の配置交代が多く、混乱しているという節はある。

 

トリノ

イリッチ⇒タメーゼ

サパタ⇒カラモー

 

ミラン

プリシック⇒ムサ

ロフタスチークをトップ下に、ラインデルスを左ボランチに。

 

【75~90分】

 

ミラン

カラブリア⇒オカフォー

サーレマーカースを右SBに。

 

トリノ

ラザーロ⇒サゾノフ

ベッラノヴァ⇒デンベレ

 

89分、ラインデルスのシュートをモラタがコースを変えて決める。1-2

 

95分、ムサのクロスにオカフォーが合わせて決める。2-2

 

試合終了

ミラン2-2トリノ

 

ミランは執念で追いつく。

 

トリノは勿体ない。

 

トリノはこの試合は良くはなかったが、サナブリアの所をセックやカラモー、Cアダムスにすれば、良くなっていくかもしれない。ひとまず、352を使っているというだけで好感は持てる。

 

ただ、主力CB3人の退団は大きく、堅守を武器にしていただけに、堅守を維持できるかどうか注目である。

 

ミランは、主力のモラタ、ラインデルス、Tエルナンデスが出ていなかったというのもあるが、この試合は全く良くなかった。

 

ただ、ピオリ監督の時よりおそらく守備は良くなると思われる。

 

守備をこのまま4141としてくれるなら、4231でもトップ下がプリシックで、モラタ、ラインデルス、Tエルナンデスがいれば、まずまずとなるかもしれないが、攻撃時も433の方が良い。

 

左のボランチをラインデルスにし、プリシックが右気味、ラインデルスが上がれば4231でもやれると思うが、それはもう攻撃も守備も433なので当然だが・・・

 

ACミラン

フォンセカ 5.5 良くはなかったが、ピオリ監督が本当に最悪だったので、違う監督というだけでピオリ監督の時よりは希望はある。今後次第。

ヨヴィッチ 5.5 能力が圧倒的に足りない

レオン 6.5 守備は相変わらずだが、攻撃面ではらしさを見せる

プリシック 7.0 この戦術でいくならキーマンとなる

チュクウェゼ 5.0 良くなかった

ロフタスチーク 6.0 ボランチではロフタスチークの良さはあまり出ない

ベナセル 6.5 安定

サーレマーカース 5.5 本職ではないので仕方ないかもしれないが特に守備面で良くなかった

ティアウ 5.5 ラインが乱れていた

トモリ 5.5 ラインが乱れていた

カラブリア 5.5 良くはなかった

メニャン 6.5 安定

 

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