【カルチョ総括】エラス・ヴェローナFC -監督の力-

 

チーム名:エラス・ヴェローナFC

監督:マルコ・バローニ

順位:13位

勝点:38

得点:38

失点:51

総合:★★★★☆☆☆☆☆☆

監督:★★★★★★☆☆☆☆

戦術:★★★★★☆☆☆☆☆

組織:★★★★★★★☆☆☆

戦力:★★★☆☆☆☆☆☆☆

攻撃:★★★★☆☆☆☆☆☆

守備:★★★★★☆☆☆☆☆

 

良かった点:監督が上手くやっていた。

悪かった点:戦力。

 

〇総括

 戦力が脆弱だった上に、冬の移籍市場でさらに主力を大量放出するというサプライズの冬の移籍を見せてくれたが、マルコ・バローニ監督が昨シーズンのレッチェでの指揮に続き、敏腕を見せて残留した。あの手この手の戦術で奔走し、チームを見事に残留させた。この戦力で残留させられる監督は早々いないだろう。100%監督の功績と言って良い。

 

 シーズン前半戦については、とにかく戦力が乏しく、技術の無さ、個人技の無さが厳しかった。しかし、選手の特徴はあり、戦術次第で何とかなる選手達は揃っているにはいたので、監督もまずまずの戦術家であり、まずまずの守備とカウンターをメインに何とか戦えた。

 

 シーズン後半戦については、ヒエン、ギュンター、アミオネ、ファラオーニ、ドイグ、テッラチャーノ、オングラ、エムブラ、サポナーラ、エンゴング、ジュリッチ等と、スタメンの約半数、その他準スタメンを大量放出するという驚愕の冬の移籍市場だったが、ノスリンを補強し、パワー系の選手を使わずにスピード系の選手を使い、カウンターに磨きがかかり、逆に良くなっていった。

 

 新シーズンは、残留の立役者というより全てだったマルコ・バローニ監督がラツィオに移り、エースのノスリンも早速同じくラツィオに移籍してしまった。イタリア代表にも呼ばれていたフォロルンショもナポリにレンタルバックとなっている。

 後任にはパオロ・ザネッティ監督が就任した。パオロ・ザネッティ監督は2022-2023シーズンはエンポリを率いて4312で良いサッカーをしていたが、2023-2024シーズンはエンポリで4312を捨てて散々な出来で解任された。戦術・選手選考が良かった時は良い出来だったが、今シーズンは本当に駄目だったので、どちらに転ぶだろうか。戦力は相当まずいことになると思われるので、ザネッティ監督の手腕が問われる。

 

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