2024年9月14日
セリエA第4節
監督:ダヴェルサ モッタ
343
コロンボ29
マレフ93 エスポージト99
ペッツェッラ3 グラッシ5(C) ヘンダーソン6 ギャシ11
ヴィティ21 イスマイリ34 ゴグリチーゼ2
バスケス23
4231
ヴラホヴィッチ9
ユルディズ10 コープマイネルス8 Nゴンサレス11
Dルイス26 ロカテッリ5
カンビアーゾ27 ブレーメル3 ガッティ4(C) カルル15
ペリン1
前節からディ・グレゴーリオ⇒ペリン、カバル⇒Nゴンサレス、サヴォーナ⇒カルル、ファジョーリ⇒Dルイス、バングーラ⇒コープマイネルス。
カルル、Dルイス、Nゴンサレス、コープマイネルスの新加入組を先発で使う。
ベンチはディ・グレゴーリオ、ダニーロ、カバル、サヴォーナ、マッケニー、Kテュラム、ファジョーリ、バングーラ、ウェアー等。
ボローニャの時にもやっていた、トップ下のコープマイネルスを幅広く自由に動かす形の4231で、これがやりたかったのだろうとは思う。
メンバーも戦術も全くもって良いとは思わないが。
【試合:簡易版】
ユヴェントスはミドルブロック&プレスでポゼッション。
エンポリもミドルブロック&プレスでポゼッション。
エンポリは戦力は弱いが、監督が安定していて悪くないチームなのだが、この前線のメンバーで堅固な守備のユヴェントス相手に攻撃を成立させるのは厳しい。
ユヴェントスは新加入組が先発になり、戦力が全体的に上がり、キーマンにしたいのであろうコープマイネルスも入る。
ボローニャの戦力で5位で、大きく戦力が上がるユヴェントスで同じことをやるのだから、安定しているだろうことはそれはそうなのだが、あまり手放しで褒められはしない。
モッタ監督は本当に組織作りが素晴らしいのだが、4231では戦術的限界があるし、前線のこのメンバーで爆発的な強さというのは難しい。
堅固な守備と、そこまで良い攻撃でなくとも横綱相撲で押し切る、ということもできなくはないだろうが、このチームが強いか、機能性があるかと言われたらNOと言わざるを得ない。
「4231なら433で良い」、「433が完全に上位互換」、「4231が433と比べてデメリットは数多くあるが、メリットは何一つない」としか言いようがない。
4231でここまでやれるのは単純にモッタ監督の手腕が凄いのだが、433にしたらもっと良いのだが・・・
(実際ボローニャでも433の時の方が良かった)
さらに言うなら、大量放出した本当に勿体ないメンバーを残し、352が一番良かったが・・・
モッタ監督は補強戦略にも相当関わっているので、そこも含めて、今のところあまり評価はできない(ボローニャ時代から過大評価感はあった。良い方の監督ではあるのだが)。
また、守備の組織が非常に良いため(相当引いているというのもあるが)、守備は堅固だが、ラインが低すぎる。
ただし、この試合はハイプレスをしている時間も多く、ハイプレスをしている時は良い。
エンポリはこのメンバーでユヴェントス相手にハイプレスをされたら相当厳しい。
お互いチャンスを作る、崩すということはできず、静かに試合が進んでいく。
エンポリは前線が弱く、ユヴェントスの守備が固いため、崩せない。
ユヴェントスも攻撃は良くなく、前線のメンバーも微妙で、エンポリの守備が良いため、あまり崩せない。
ユヴェントスは、前線のメンバーにスピードやドリブルがないため、個人で崩す選手がいなく、これで魅力的な攻撃というのは厳しい。
4231(かつトップ下がパサー)だと、守備側はCFとサイドの選手さえ抑えれば良く、しかも4231だと攻撃が流動的になれなく、CFはCF、サイドはサイドの位置にいるだけで、さらにそこに個人技が無いとなると、何もない攻撃になってしまう。
個人技があろうとも、4231では何もないただの個人技だけの攻撃になってしまうのだが・・・
単純な物量の話だけでも、433なら5人は危険な位置でプレーでき、352なら6人が危険な位置でプレーできる。
(クリティカルな位置でプレーできるのは4231は攻撃4守備6、433は攻撃5守備7か9、352は攻撃6守備10となる。物量の話だけでも352がいかに完成された戦術かが分かる)
また、ユルディズは非常に能力が高い前線の選手だが、中央で高いテクニックを活かしてボールを受ける、推進させる選手なため、サイドに張っても良さは出ない。
WGが弱いのであまりお勧めはしないが、433なら
ミリク
バングーラ ウェアー(Nゴンサレス、コープマイネルス)
ユルディズ コープマイネルス(アルトゥール)
ファジョーリ
カンビアーゾ ブレーメル ガッティ カルル(マッケニー、ウェアー)
ディグレゴーリオ
352なら
バングーラ? ミリク
ユルディズ コープマイネルス(アルトゥール)
カンビアーゾ ファジョーリ マッケニー(ウェアー)
ダニーロ ブレーメル ガッティ
ディグレゴーリオ
とうような感じではないだろうか。
モッタ監督は352はやらないと思うが。
大量に放出してしまったが、352で活きるメンバーが揃っていて、強かったので本当にもったいない。
シュチェスニー、ハイセン、Aサンドロ、ルガーニ、コスティッチ、ミレッティ、Iジュニオール、キエーザ、ソウレ、キーンの放出は流石に酷すぎる。
放出メンバーだけでチームを組んでも相当強いチームだが・・・
試合終了0-0
エンポリは前線でエースクラスの選手が皆無なので、そこが厳しいが、チームとしては本当に良い。
ユヴェントスは守備は固いのだが(引きすぎなため良いとは言えない)、攻撃が微妙すぎる。