セリエA第29節  ミランvsエンポリ -ターンオーバーの代償-

 

2023年4月7日

セリエA第29節

ミランvsエンポリ

監督:ピオリ Pザネッティ

 

ミラン

4231

      オリギ

  レビッチ ベナセル  サーレマーカース

    ポベガ トナーリ

Tエルナンデス トモリ ティアウ カラブリア

      メニャン

 

前節から、ケアーに代えてティアウ、クルニッチに代えてポベガ、レオンに代えてレビッチ、ディアスに代えてサーレマーカース、ジルーに代えてオリギ。

CLを見据えて大幅にターンオーバー。

もはや全く別のチーム・・・

 

特に、レオンとディアスを活かすための戦術だったのに、その二人がいなくて機能するかどうか。

普通の相手なら相当厳しいが、攻め気の4312できてくれる、守備は良くないエンポリが相手のため、何とかなる可能性もある。

しかし、オリギとレビッチは、これまでも散々な出来しか見せていないにも関わらず、使い続けるのは本当に意味が分からない。その二人以外は、CLも考えたら妥当の休ませとも言える。

 

エンポリ

4312

  ピッコリ    カプート

     バルダンツィ

  バンディネッリ ファッツィーニ

      マリン

パリージ ルペルト ウィンター エブエイ

     ペリザン

 

相変わらずの、ビッグクラブが相手でも強気の4312。

エンポリは戦術も組織も良く、良いパスワークをするのだが、2トップがあまりにも貧弱なのが残念で、2トップに個人技で崩せる選手がいれば強いのだが、そこが残念なチーム。

どこにでもいるプロヴィンチャのエースクラス、それどころかスタメンクラスで良いので、2トップにいれば非常に良い、強いチームとなるのだが・・・

 

【0~15分】

 

ミランはハイラインハイプレスでポゼッション。

 

エンポリはミドルブロックでカウンターを狙う。

 

ミランがずっとボールを持つ。

ミランはベナセルの偽トップ下、そしてトナーリとポベガと、良い形であることは変わっていないので(クルニッチ→ポベガはそこまで問題ではない)、中盤のパスワークは変わらず良いミラン

ただし、ベナセルをもっと下げ、もっとボールを預けて、トナーリとポベガをもっと上がらせた方が良いと思うが。

 

サーレマーカースのスルーパスにレビッチが抜け出すが、シュートはGK正面。

 

【15~30分】

 

エンポリも負けじとマリン、バルダンツィを中心に、得意のパスワークで攻め始める。

が、2トップが残念なためチャンスは作れない。

 

ミランは単純にレオンとディアスがいないのが厳しい。戦術、組織は良いまま。

その二人の攻撃能力、ドリブルを活かす戦術にも関わらず、その二人がいないのだから当然と言えば当然。

ドリブルで崩せる選手が一人もいないため、いくら良いパスワークで攻め立てても、アタッキングサードからは崩せない。

 

【30~45分】

 

変わらずミランがずっとボールを持つ。

 

前半終了0-0

 

お互いそこまでチャンスなく終わる。

 

ミランは案の定というか、相変わらずレビッチ、オリギが良くないので、そこをどうにかしたいところ。

 

エンポリは選手層が薄すぎてどうしようもないか。せめてFWはサトリアーノのほうがまだマシな気がするが。

 

 

【45~60分】

 

変わらずミランがずっと持つが、個人技、個人能力が足りない。レオン、ディアス、ジルーを投入しないと厳しい。だが、CLもあるから休ませたく、何とも言えないところ。

パスワーク、ボール運びは良い。

 

【60~75分】

 

カラブリア→フロレンツィ

ベナセル→ディアス

 

ベナセルに代わってディアスでは変わらないどころか、良い戦術のパスワークが消えて逆効果になると思うが・・・

CLもあるからベナセルを休ませたいということか。

 

バンディネッリ→グラッシ

カプート→カンビアーギ

 

レビッチ→レオン

オリギ→ジルー

 

やっと出てきたが、戦術の核とも言えるベナセルがいない状態では、あまり機能しないと思われる。個人としての能力はまるで違うので、得点の可能性は流石に上がるが。

 

【75~90分】

 

バルダンツィ→ハース

マリン→カカーチェ

 

ミランはベナセルがいなくなったことにより、案の定機能しなくなる。押し込めないのでエンポリが持って攻める機会も増える。

 

サーレマーカース→デケテラーレ

 

ディアスのシュートは惜しくもペリザンがスーパーセーブ。

 

ピッコリ→サトリアーノ

 

89分、フロレンツィのクロスにジルーが腕で押し込むが、ハンドで取り消し。

 

試合終了0-0

 

ピオリ 5.0 これだけターンオーバーしたら、まぁそうなるという結果。CLもあるからターンオーバーして休ませるのは悪くはないため、何とも言えない評価。ただし、ターンオーバーするのは良いが、オリギとレビッチをこれだけ執拗に使うのは流石に・・・

オリギ 5.0 使われる理由が全く分からない

レビッチ 5.0 何度か良い飛び出しは見せたが、作り面での貢献度がないに等しく、戦術、チームに全く合っていなかった

ベナセル 6.5 個人として良かったかと言われるとそこまでだが、戦術の核として今日も貢献

サーレマーカース 6.0 そこまで悪くはなかったが、引かれていたため良さは出ず

ポベガ 6.0 今日は指示により最終ラインに加わってパスを捌く役割を与えられ、安定してこなしていた

トナーリ 7.0 守備面ではボールを多く刈り取り、攻撃面でも動き回って的確に繋ぎ役として貢献

Tエルナンデス 6.5 レオンがいなかったため、左サイドの攻撃の全てを担う

トモリ 6.5 押し込んだ状態でカプートとピッコリに何かされたらそれはそれで大問題だから当然と言えば当然ではあるが、相手FWに何もさせなかった。

ティアウ 6.5 押し込んだ状態でカプートとピッコリに何かされたらそれはそれで大問題だから当然と言えば当然ではあるが、相手FWに何もさせなかった。

カラブリア 6.0 安定したプレー

メニャン 6.5 特に仕事はなかった

 

Pザネッティ 5.5 攻撃を機能させられなかった

ピッコリ 4.5 単純に能力が足りなすぎる

カプート 4.5 単純に能力が足りなすぎる

バルダンツィ 6.5 押し込まれる中、ボールキープ、パスの捌きと頑張っていた

バンディネッリ 6.0 守備とパスで貢献

ファッツィーニ 5.5 アクプロがいないから仕方ないが、良くはなかった

マリン 6.5 良いパス捌きを見せていた

パリージ 6.5 攻守で奮闘

ルペルト 6.5 良い守備で完封に貢献

ウィンター 6.0 良かったかと言われると微妙だが完封した

エブエイ 6.0 守備で奮闘

ペリザン 6.5 安定してたかと言えばそうでもないが、良いセーブを何度か見せて完封に貢献

 

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