【カルチョ総括】ユヴェントスFC -堕ちた老貴婦人-

 

チーム名:ユヴェントスFC

監督:マッシミリアーノ・アッレグリ

順位:7位

勝点:62(勝ち点10剥奪)

得点:56

失点:33

総合:★★★★★☆☆☆☆☆

監督:★★★★☆☆☆☆☆☆

(本当に良い時は★9の実力はあるが、駄目な時は本当に駄目)

戦術:★★★☆☆☆☆☆☆☆

組織:★★★★★☆☆☆☆☆

戦力:★★★★★★★★★☆

攻撃:★★★★☆☆☆☆☆☆

守備:★★★★★★★☆☆☆

主な活躍選手:コスティッチ、ダニーロ、ブレーメル、Aサンドロ

 

総括:

 とにもかくにも良くなかったシーズンであったと言える。勝ち点10の剥奪さえなければ勝ち点は72だが、実際の所はそれ以上にチームは全く機能していなかった。

 ブレーメル、ダニーロ、Aサンドロの3バックの個人能力が高く、3511というビッグクラブとは思えない攻撃を捨てた守備的な戦術で、攻撃もリスクをあまり犯さなかったため、(機能しているとは言えなかったが)無理やり守り切り、攻撃も全く機能していないがタレント力のゴリ押しで力任せに何とか得点を奪い、まずまずの勝ち点は積み上げた。

 リーグ1、2を争う戦力を保有していたにも関わらず、守備も攻撃も機能していない、人選も最悪、戦術も最悪と、散々なシーズンだった。まともな監督なら優勝争いをして当然の戦力があり、良くこれで監督解任に至らなかったと言えるほどである。ユヴェントスは、監督解任はある程度我慢するクラブではあるが、今シーズンはあまりにも悲惨であった。

 アッレグリ監督は実績もあり、良い時は非常に良い監督だが、昔から悪い部分も非常に目立つ監督である。素晴らしい組織作り、戦術眼等を見せていた時もあるのだが、あまりにも酷い理解不能な人選に固執する、補強戦略が酷すぎる等、悪い時、悪い部分も非常に多い。

 このままではヴラホヴィッチ、キエーザ、スーレ、ロカテッリ辺りの使われ方、育て方があまりにも可哀想で、カンピオーネになれる素質のある有望かつ既に実力もある若い選手達なので勿体ない限りである。他にもまともな使い方をすれば良い選手は非常に多く、このままアッレグリ監督が同じような戦術、人選を続けるなら、クラブはさらに泥沼にはまっていく可能性もある。

 戦力は非常に充実しているので、来シーズンこそは挽回したいところであるが、監督人事も含めて、果たしてどうなるだろうか。

 

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