セリエA第5節 トリノvsASローマ -守備のことで頭は満杯-

ローマ FW ロメル・ルカク

2023年9月23日

セリエA第5節

トリノvsASローマ -守備×守備×守備-

監督:ユリッチ モウリーニョ

 

トリノ

3421

        Dサパタ

  ラドニッチ        セック

ラザーロ   イリッチ   タメーゼ ベッラノヴァ

  Rロドリゲス ボンジョルノ スフールス

       ミリンコヴィッチ

 

前節からリッチ→イリッチ。

 

ローマ

343

        ルカク

  エルシャーラウィ    ディバラ

スピナッツォーラ パレデス クリスタンテ クリステンセン

   エンディカ ジョレンテ マンチーニ

       パトリシオ

 

前節からRサンチェス→エルシャーラウィで352から343に。

 

おそらくトリノの343にミラーゲームを仕掛けるための343だろう。今までは352だったが、モウリーニョはそういうのが好きなので。

 

機能するなら良いが、クリスタンテとパレデスの2センターは攻撃が悲惨すぎると思うが・・・

ペッレグリーニとボヴェの2センターなら機能するだろうが、この二人は機能するわけがない。

 

前線の3人が良いので、ボランチが悲惨でも何とかなるかもしれないが、それではトリノの出来次第になってしまうだけだが・・・

 

【0~15分】

 

ローマはハイラインハイプレスでポゼッション。

 

トリノもハイラインハイプレスでポゼッション。

 

ラザーロのアーリークロスからのサパタのヘッドはパトリシオがセーブ。

 

ローマの狙いは343ミラーゲームでのハイプレスで嵌めることだったと思われるが、プレスがそこまで強くなく、逆にトリノに利用されて嵌められている感はあるが、ルカクとディバラの個人の力によって、何とかなってはいる。戦術が機能しているかと言ったら機能していない。

 

トリノは前々節まで前線が貧弱で機能していなかったが、CFサパタの加入と、右WGセックを起用することにより、機能しはじめたところ。

監督がユリッチなこともあり、これで安定しそうである。

 

試合は3トップが強力なローマが押し気味。ルカクの加入はあまりにも大きすぎる。特にモウリーニョのサッカーにはルカクは非常に大きい。

ただ、とても機能しているとは言えない。

 

【15~30分】

 

ローマはクリスタンテとパレデスの2センタ-でビルドアップができるわけもなく、手詰まりでロングボールを多用することになるが、3トップが強力なので何とかなってはいる。

 

どちらかというとトリノの方がしっかり繋ぐし、チームとして機能しているのはトリノだが、ローマは3トップが強力なので、ローマが優勢と言えば優勢。

 

トリノ相手に343のミラーゲームを仕掛けるのは間違ってはいないが、相変わらずメンバー選考が終わっているし、メンバー選考さえ間違えなければ352で良いとしか言いようがない。

352の時もそうだが、パレデスとクリスタンテの同時起用は正気の沙汰ではない。

 

この試合に勝ったとしても、ただただルカクとディバラが凄いだけ、トリノとの選手の実力差でしかない。

 

【30~45分】

 

試合展開は変わらず、ローマがぐだぐだと後ろで持って、結局ルカク目掛けて放り込む。

 

前半終了。0-0

 

ローマは352にするか、343でも良いが343なら2センターはペッレグリーニとボヴェにしないと機能しない。

あとは、(343のままやるなら)守備はハイラインハイプレスで徹底して、ショートカウンターで早い攻撃に徹底しなければいけない。

 

トリノは修正の必要はない。頃合いを見て前線にフレッシュな選手を投入していくくらい。

 

【45~60分】

 

特に展開変わらず。

 

トリノ

ラドニッチ→ヴラシッチ

 

ローマはカウンター、ショートカウンター、放り込みのセカンドからルカクを中心にチャンスを作っていく。単発のチャンスでルカクとディバラの力によってチャンスを作っているだけなのが悲しいところ。

 

トリノはローマよりは繋げている、運べてはいるが、最後の局面で崩すまではいけない。

 

【60~75分】

 

68分、混戦からルカクが個人技で決める。0-1

 

ローマ

エルシャーラウィ→ザレフスキ

 

【75~90分】

 

トリノ

セック→サナブリア

タメーゼ→カラモー

スクランブルか。

 

ローマが守り、トリノが攻める。

 

トリノ

ベッラノヴァ→ペッレグリ

 

85分、FKからサパタが頭で決める。1-1

 

ローマ

スピナッツォーラ→ベロッティ

スクランブル。

 

試合終了

トリノ1-1ASローマ

 

トリノ

ユリッチ 7.0 いつも通り安定

サパタ 6.5 ボールキープ、ポストプレー、個人技で貢献

ラドニッチ 5.5 特に何かはできず

セック 6.5 身体能力とドリブルを活かして推進力で貢献

ラザーロ 6.5 攻守でまずまず貢献

イリッチ 6.5 安定したプレー

タメーゼ 6.5 運動量豊富に貢献

ベッラノヴァ 6.0 可もなく不可もなく

ロドリゲス 6.0 安定したプレーで貢献

ボンジョルノ 6.5 ルカク相手に良く頑張っていた

スフールス 6.5 良かった

ミリンコヴィッチ 5.5 特に活躍はなし

 

ローマ

モウリーニョ 4.5 343もどうかとは思うが、何よりメンバーが酷すぎる。頭の中が守備のことしか考えていない

ルカク 7.5 チームが機能していない中、圧倒的なフィジカルを活かしてポストプレー、ボールキープ、個人技で貢献

エルシャーラウィ 6.0 チームが機能していない中、良くやっていた

ディバラ 7.0 チームが機能していない中、良くやっていた

スピナッツォーラ 6.0 攻守で貢献

パレデス 5.5 クリスタンテよりはまだ良いが、当然良くはない

クリスタンテ 5.0 当然良くはない

クリステンセン 5.5 特に何もできず

エンディカ 5.5 セックに翻弄されていた

ジョレンテ 6.0 サパタ相手に頑張っていた

マンチーニ 6.5 良く抑えていた

パトリシオ 6.0 まずまず

 

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