2024年9月29日
セリエA第6節
監督:ユリッチ ディ・フランチェスコ
3421
ドフビク11
ペッレグリーニ7(C) ソウレ18
エルシャーラウィ92 コネ17 クリスタンテ4 チェリク19
アンヘリーニョ3 エンディカ5 マンチーニ23
スヴィラル99
ベンチはフンメルス、パレデス、バルダンツィ、ディバラ等。
前節からデ・ロッシ監督を解任し、ユリッチ監督が就任。
デ・ロッシ監督の解任は正解だし、ユリッチ監督の招聘も正解。
空いている監督ではベストに近い選択だろう。
ただし、デ・ロッシ監督では厳しいことは昨シーズンで分かっており、最初からジラルディーノ監督やパッラディーノ監督やユリッチ監督を招聘できていれば、という話はある。
また、この試合においては、アンヘリーニョのCBは本当に大丈夫か(攻撃面は良いのだろうが)、ということと、クリスタンテの中盤での起用、ディバラ、バルダンツィを使わないというのはいただけない。
3バックにしていることや、メンバーを見てやりたいことは分かるので、デ・ロッシ監督よりは良いのは間違いないだろうが・・・
ユリッチ監督は基本的には素晴らしい監督なので、期待はしたい。
343
ポーヤンパロ20(C)
ブシオ6 オリスタニオ11
ハップス5 ニコルッシ14 エラートソン77 ザンパーノ7
イツェス4 スヴォボダ30 カンデラ27
ヨロネン1
【試合:簡易版】
ヴェネツィアはミドルブロック&プレスでポゼッション。
ローマはハイラインハイプレスでポゼッション。
ローマは攻撃時3421、守備時352の変則352。攻撃時はペッレグリーニが左シャドーになり、守備時は左インサイドハーフになる。
(コネが攻撃時左センター、守備時右インサイドハーフという訳の分からないことにはなっている。ユリッチ監督はマンツーマン気味の守備を好むため、この試合がそうなっているだけで、本来は普通の3421な気はする)
ユリッチ監督らしく、素晴らしい組織、戦術。
エンディカとクリスタンテがCBの位置で捌き、足元があるアンヘリーニョとマンチーニがワイドに開き、時にはかなり前に行ってビルドアップ、コネは若干迷子だが、ペッレグリーニとソウレが中央で起点になり、サイドはエルシャーラウィとチェリクが取る。ドフビクはフィニッシュワーク。守備は352で守る。
適正な戦術であるし、組織が良い。
この組織・戦術で、クリスタンテをCBに、中盤にパレデスとバルダンツィかソウレがいて、前線にディバラがいれば非常に良い。
流石にアンヘリーニョがCBは攻撃時は非常に良いだろうが、守備が心配。ユリッチ監督はトリノの時も左CBはRロドリゲスにしていたので、大丈夫かもしれないが。
クリスタンテについても、守備時はアンカー、攻撃時は左右のCBやシャドーにゲームメイクは任せて、クリスタンテは下がり気味でCBかのように捌くだけになっているので、クリスタンテの使い方としてベストに近い。
この使い方なら中盤で起用してもまだ良い。
(パレデスの方が良いということに変わりはないと思うが)
やはりユリッチ監督は良い。
選手達に与える役割、動きの指示が良い。
ただし、何度も言うが、パレデス、ディバラ、バルダンツィは使わなければいけない、使えばより良くなると思うが。
試合は、ローマがボールを握り、ずっと押し込んでいく。
ローマは組織・戦術は素晴らしいのだが、やはりアンヘリーニョとエンディカがいるCBはかなりまずい。
前線もディバラがいないため、最後の崩しの部分で物足りないし、中盤に推進力のある選手、ゲームメイクできる選手(ペッレグリーニ、パレデス、ソウレorバルダンツィ)がほしい。
352
ソウレ(ドフビク、バルダンツィ) ディバラ(ドフビク)
ペッレグリーニ バルダンツィ(ソウレ)
アンヘリーニョ(エルシャーラウィ) パレデス チェリク
エンディカ クリスタンテ マンチーニ
スヴィラル
というような形が良いのではないだろうか。
3421でやりたいなら(ユリッチ監督が好みそうなものに合わせるなら)、
ドフビク(ディバラ)
ソウレ(バルダンツィ) ディバラ(ソウレ)
アンヘリーニョ ペッレグリーニ パレデス チェリク
エンディカ クリスタンテ マンチーニ
スヴィラル
というような形ではないだろうか。
43分、FKの混戦からポ-ヤンパロが決める。0-1
74分、クリスタンテのミドルがディフレクションして決まる。1-1
83分、コーナーからピジッリが頭で決める。2-1
試合終了
ヴェネツィアは相変わらず攻撃も守備も厳しい。
ローマは組織・戦術は良いので、あとは選手選考。
ひとまず、デ・ロッシ監督解任は間違いなく正解。
ただし、このまま行くなら、守備の心配と選手選考の心配は残る。変わっていくと信じたいが・・・