2024年6月15日
EURO2024 グループB第1節
スペインvsクロアチア
監督:ダリッチ デラフエンテ
スペイン
433
モラタ7(C)
Nウィリアムス17 ヤマル19
Fルイス8 ペドリ20
ロドリ16
ククレジャ24 ナチョ4 ノルマン3 カルバハル2
シモン23
433
ブドゥミル16
クラマリッチ9 マイェル7
コヴァチッチ8 モドリッチ10(C)
ブロゾヴィッチ11
グヴァルディオル4 ポングラチッチ3 シュタロ6 スタニシッチ2
リヴァコヴィッチ1
いつもと同じ、最強の中盤3枚、貧弱な前線の構成。
今回はマイェルが使われているだけまだ良いのかもしれない。
しかし、ポングラチッチ(レッチェ)がCBのスタメンは流石にまずいと思うが・・・
【0~15分】
クロアチアはミドルブロック&プレスでポゼッション。
ネーションズリーグ(NL)決勝のスペイン戦では、最初はハイラインハイプレスだったが、今日は最初からミドルブロック。
スペインはハイラインハイプレスでポゼッション。
スペインがゆったりと持つ展開。
この展開だとスペインが有利か。
クロアチアはNL決勝のように勇気をもってゲームを支配しにいかないとジリ貧である。
カウンターや速い攻撃では、前線的に厳しいので。
スペインは、これまでのW杯やNLの時は、前線が良くなく、ポゼッションはするが何もない攻撃だったが、今大会は違う。
3トップにスピード、フィジカルがあるため良い。
DFラインと中盤3枚だけで十分に回せるので、これで良い。
また、Fルイスが非常に良い。
よくいるスペイン人選手の足元が上手くて取られず、ショートパスを繋いでいくタイプの中盤の選手ではなく、決定的なパスが出せる選手なので、NLでもそうだったが、かなり効いている。
クロアチアはこの展開では厳しい。
スペインがずっと持つ。
クロアチアはハイラインハイプレスに変更。良い判断。ボールが持てるようになってくる。
【15~30分】
クロアチアはハイラインハイプレスに変更し、ボールも持てることになったことで持ち直す。
ただ、クロアチアは中盤の構成力が本当に素晴らしいのだが、3トップが本当に残念。中盤の構成力ならクロアチアだが、DF、前線も含めた全体的なタレント力ならスペイン。
特に3トップの差があまりにも大きく、ポゼッションもカウンターもできるスペインと、カウンターができないクロアチアの差は大きい。(スペインは最近はカウンターができなかったが、今大会はできる。)
この時間はクロアチアがずっと持つ展開。
29分、カウンターでFルイスのスルーパスで裏に抜け出したモラタが決める。1-0
先制点を取られたらクロアチアは非常に厳しい。
やはり3トップの差が出る。スペインは、今大会は3トップがこれまでよりも良いため、これまでのチームとは違う。
また、Fルイスが本当に素晴らしい。
クロアチアが近年強かったのは、ただただブロゾヴィッチ、モドリッチ、コヴァチッチの3枚が代表レベルでは卑怯なレベルで凄かったからであり、モドリッチ、ブロゾヴィッチが年齢的に厳しくなってくる今後は、厳しそうである。(ブロゾビッチはまだ31歳だが、サウジアラビアに行ってしまったので・・・)
ブロゾヴィッチはまだまだセリエAでプレーを続けてほしかったが、非常に残念である。
あとは、単純にやはりポングラチッチがスタメンはまずいと思うが・・・
【30~45分】
32分、Fルイスが個人技で沈める。2-0
ブロゾヴィッチのミドルはシモンがセーブ。こぼれはマイェルが外してしまう。
47分、ショートコーナーからヤマルのクロスをカルバハルが決める。3-0
前半終了3-0
【後半】
78分、シモンが奪われ、その後PK。しかし、シモンが自分で止める。
試合終了
スペイン3-0クロアチア
スペインはこれまでのW杯やNLの時よりも断然良さそうである。
クロアチアはいつも通りといった形である。中盤3枚は本当に凄いが、前線が残念過ぎる。DF陣も組織的な守備とポゼッションでごまかしているが、個人個人は良くない。