2024年6月16日
EURO2024 グループD第1節
ポーランドvsオランダ
監督:プロヴィエシュ クーマン
352
ウルバンスキ26 ブクサ16
ジエリンスキ10(C) ジマンスキ20
ザレフスキ21 ロマンチュク13 フランコフスキ19
キヴィオル14 サラモン2 ベドナレク5
シュチェスニー1
まさかの352。それは素晴らしい判断。
ポーランドのFWで352が機能するかどうか、監督が本当に352を扱えるかは置いておいて、3421等のポーランドに全く合っていない戦術や、その他根本的に戦術として良くないものを採用するよりは断然良い。
オランダ
4231
デパイ10
ガクポ11 ラインデルス14 Xシモンズ7
フェールマン16 シャウテン24
アケー5 ファンダイク4(C) デフライ6 ドゥンフリース22
フェルブルッヘン1
4231???ラインデルスがトップ下???
圧倒的なメンバーを揃えているが、これまでは監督が良いとは言えないオランダ。
オランダはW杯も悲惨だったが、ネーションズリーグではさらに、あまりにも惨状な出来だったが(特に守備)、変わっているだろうか。
【0~15分】
オランダはハイラインハイプレスでポゼッション。
ポーランドはミドルブロック&プレスでポゼッション。
オランダの守備は、ポーランドが相手なので何とも言えないが、良くはなさそうである。スペースが空きすぎている。
ポーランドは少し微妙だが352ができている。
ポーランドが352のため、これは良い勝負になりそうである。
もちろん、戦力は当然オランダが上だが、352なら戦える。
ただし、352は最強の戦術ではあるが、FWのスピードとドリブルが重要であり、ポーランドにはそれがないので、そこが厳しい。
【15~30分】
16分、ジエリンスキのコーナーをブクサが決める。1-0
これは大きい。今までのポーランドなら申し訳ないが強豪相手には話にならなかったが、352のため断然戦えている。
しかし、オランダも個人の能力が非常に高く、得点は奪えそうである。
ポーランドは352が大局的にはできているが、(選手の能力差が激しいということも大きいだろうが)守備面で良くないところが散見される。
また、3バックにはスピードや対人能力が求められるが(特にポーランドは高めのラインでプレスを強めにかけているので)、それがないのが痛い。
しかし、ここまで352ができていれば、称賛に値するレベルである。惜しむらくはFWに352適正がない。
また、単純にオランダの個人能力がすこぶる高い。
単純にガクポやラインデルスの個人が強い。
それでも、他の戦術なら話にならないだろうが、352だから勝負ができている。
29分、ザレフスキのパスミスからガクポのシュートがディフレクションし、決まる。1-1
もったいない。
【30~45分】
ポーランドに疲れや判断ミスが見られ、オランダに多くチャンスを作られる。
前半終了1-1
ポーランドは少し厳しそうである。
352だから戦えてはいるが、やはりFWが厳しい。
352の場合は、やはりFWに個人技が求められるので、ポーランドのFW陣では厳しい。
それでも、今までの選手も微妙、戦術も良くないというポーランドよりも断然戦えている。
オランダは個人の能力は高いが、強豪と戦った時に厳しそうには見える。
【45~60分】
ポーランド(ハーフタイム)
ジマンスキ→モデル
ポーランドは引いて守るようになる。
352はそれもできなくはないが、それをするならよりFWにスピードとドリブルが求められるが、それがないので、良くない。
【60~90分】
84分、一瞬のスキをついてフェルホーストが決める。1-2
試合終了
ポーランド1-2オランダ
オランダは攻撃も守備も微妙だが、個人の能力は高い。
ポーランドが特殊だったので、この試合だけでは判断がつきづらい。
守備がまずいと思うが。
ポーランドは戦術が良いが、個人の能力が低い。
FWに352適正が高いFWを使えば、全然違うのだが。
それでも、352というだけで今までのポーランドよりも断然良い。
ポーランドはフランスとも同組なので、それが非常に厳しいところ。
トーナメントに進めるかはオランダとフランスと同組のため何とも言えないが、ひとまず352を使用したプロヴィエシュ監督には賛辞を贈りたい。