セリエA第8節 レッチェvsサッスオーロ -塩の試合-

サッスオーロ GK アンドレア・コンシーリ

 

2023年10月6日

セリエA第8節

レッチェvsサッスオーロ

監督:ダヴェルサ ディオニージ

 

レッチェ

433

     クルストヴィッチ

ストレフェッツァ        アルムクヴィスト

    ラフィア   カバ

      ラマダニ

ガッロ バスキロット ポングラチッチ ジェンドレイ

      ファルコーネ

 

開幕から良い試合をしていて強かったレッチェだが、それはストレフェッツァをCFとしていたからであり、ストレフェッツァをCFにしなくなってから一気に失速。

CFはクルストヴィッチがずっと務めている。

 

また、左WGのバンダも離脱し、同じく左WGで非常に良い選手だったディ・フランチェスコを放出してしまったため、開幕から数試合の強さはレッチェにはない。

また、ラフィア、ゴンサレスラマダニで良かった中盤も少しいじっている。

 

余計なことをいくつもしたせいで歯車が大きく狂っている。

 

ストレフェッツァをCFで使うなら魅力的で強いチームだが、使わないならただの凡庸なあまり戦力のないチームである。

 

サッスオーロ

4231

     ピナモンティ

ロリエンテ   カスティジェホ  ベラルディ

    ラチッチ  ボロカ

ビーニャ フェッラーリ エルリッチ ペデルセン

      コンシーリ

 

今日はバイラミではなくカスティジェホが先発。

また、Mエンリケがいないので、ラチッチが先発。

 

守備は相変わらず良くないが、攻撃はタレントはいる。

 

【0~15分】

 

レッチェはハイラインハイプレスでポゼッション。

 

サッスオーロはミドルブロック&プレスでポゼッション。

4231のため当然守備は良くない。

 

カウンターでストレフェッツァのパスからアルムクヴィストが決定機を迎えるがパスを選択してカットされる。

 

レッチェがペースを握る。

サッスオーロは4231の弱みがもろに出ている。

ただ、サッスオーロには前線の個がある。

 

また、レッチェもストレフェッツァの0トップでバンダもしくはディ・フランチェスコが左にいれば、間違いなくレッチェがどんどん崩していくだろうが、そうではないので微妙と言わざるを得ない。

機能していないわけではないが、良くはない、強くはない。ストレフェッツァの0トップを辞めてしまったことは甚だ理解できない。

 

ストレフェッツァのミドルはコンシーリがスーパーセーブ。

 

サッスオーロレッチェのハイラインハイプレスを前にボールが全く運べない。

エンリケがいなく、バイラミもいないので厳しい(バイラミはベンチ)。ロペスも退団してしまったので、中盤が厳しい。やりようはいくらでもあるのだが・・・

 

【15~30分】

 

レッチェがプレスをしなくなり、ミドルブロックに変えたため、サッスオーロも攻め出す。

サッスオーロは押し込めれば、ベラルディ、カスティジェホ、ロリエンテの個人の力があり、レッチェも個人個人の守備能力は高くないので、押し込んで個人技で来られると、中々厳しい。

 

レッチェはプレスをかけ続けたいところだが、ハイラインハイプレスは最初から試合の序盤だけのプランか?

それは良くないが・・・

 

19分、コーナーでバスキロットがハンドでサッスオーロにPK。ベラルディが決める。0-1

 

逆にサッスオーロがプレスを強めて、サッスオーロがペースを握る。

チームとしての機能まで負けたら、個ではレッチェは負けているので、厳しい戦いになってしまう。

 

ストレフェッツァの0トップならカウンターでもポゼッションでもこの程度の守備はどうとでもなるが、そうではないので中々厳しい。

 

【30~45分】

 

クロスからのクルストヴィッチのヘッドはポスト。

 

ジェンドレイのシュートはコンシーリがセーブ。

 

一発裏抜けからアルムクヴィストがシュートを打つがコンシーリがセーブ。

 

レッチェも再び攻め込むことができるようになる。

プレスで相手に運ばせていない時間帯のチームがペースを握る試合展開。

 

前半終了。0-1

 

ほぼ互角の展開。

レッチェは良くはない。サッスオーロも良くはない。何とも言えない試合。

 

両チームとも根本的に戦術自体がそうじゃない、というチームなのでどこをハーフタイムで修正したら良いかのコメントに困る。

レッチェはストレフェッツァをCFにするべきだし、サッスオーロは4231ではなく433にするべき。

 

根本的な問題を変えない前提で話すなら、レッチェサッスオーロもハイラインハイプレスで嵌めるべき。

 

レッチェは中盤をいじってストレフェッツァもCFでなくしてしまったせいでプレス回避ができないし、サッスオーロも4231なこととDFラインと中盤があまり上手くないので、プレス回避ができない。

 

【45~60分】

 

47分、コーナーの混戦からクルストヴィッチが決める。1-1

 

お互いにプレス回避ができないので、非常にしょっぱい試合。

 

(433な分)チームとしての機能性にまだ勝るレッチェ、前線の個で勝るサッスオーロ、地の利はレッチェということで、どちらが勝ってもおかしくはない。

 

【60~75分】

 

レッチェ

ラフィア→ウダン

 

サッスオーロ

カスティジェホ→バイラミ

ピナモンティ→デフレル

バイラミが入り、いつもの形になればまだ良くはなりそうではある。

 

カスティジェホではただの典型的なトップ下になってしまっていたので、流動性の欠片もない4231の悪い所が出てしまっていたが、バイラミならまだ4231の形を流動的になって崩してくれるので、良くはなりそう。この試合のこれまでよりはだが。

(最初から4231にしなければ良い話なのだが・・・)

 

レッチェ

ガッロ→ドルグ

 

【75~90分】

 

サッスオーロ

エルリッチ→トレソルディ

ラチッチ→オビアン

 

レッチェ

クルストヴィッチ→ピッコリ

アルムクヴィスト→サンソーネ

 

試合終了

レッチェ1-1サッスオーロ

 

お互いにあまり機能していなく、得点もコーナーからの得点と、とても良い試合とは言えない試合であった。

 

レッチェは良かった、機能していた、強かった形を変えてしまっているということが理解不能

 

サッスオーロも昨シーズンと同様に433にするべき。

 

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