セリエA第21節 インテルvsACミラン

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2023年2月5日

セリエA第21節

インテル vs ACミラン

監督:Sインザーギ ピオリ

 

インテル

352

     ジェコ ラウタロ

    ムヒタリアン バレッラ

ディマルコ   チャルハノール   ダルミアン

  バストーニ アチェルビ シュクリニアル

       オナナ

 

ミラン

3411

      ジルー

       オリギ

    トナーリ メシアス

Tエルナンデス  クルニッチ  カラブリア

  ガッビア ケアー カルル

     タタルサヌ

 

変えるのは良いことであるし、352はとても良い選択だが、ガッビアの所が不安で、ベナセル(怪我)がいないのも厳しく、レオンも使って良いと思うが・・・

守備は間違いなく良くなるだろうが、ジルーとオリギの2トップは流石に機動力や個人技がなさすぎる。

352はカウンター、ショートカウンターがメインの攻撃になり、ポゼッションでも最後は2トップの個人技が重要になるので、2トップのドリブルというのが非常に鍵となるため、この2トップは厳しい。

ただ、これまでの4231よりは断然マシ。

 

【0~15分】

 

ミランはミドルブロック。戦術としては正しい。

今までとは違って守備が非常に良くなっているのが一瞬で分かる。

 

ただし、戦術は良いが、CBの個人の能力がミランは良くない。

慣れてないというのもあるだろうが、非常に目に付いてしまう。

引いて守っているので、スペースがなく、3バックなのにも関わらず、これだけ個人守備のまずさが目立つのはまずい。

 

インテルはハイラインハイプレス。

ミランがだいぶ引いているということもあり、インテルはポゼッションで押し込む。

インテルのポゼッションはそこまで良くないのだが、それでも崩されてるのはよろしくない。

 

ミランは押し込まれてる(引いている)のでカウンターをしたいのだが、ジルーとオリギの2トップでカウンターが成立するわけがない。

 

ベナセル(怪我)とレオンが入ればだいぶ良くなりそうだが。

オリギにはトップ下の位置まで下げさせて、だいぶ守備をさせているため、それでレオンではなくオリギなのだろうが、これでは攻撃が全く成り立たない。レオンは途中投入で起爆剤になってもらうつもりなのだろうが・・・

 

攻撃は置いておいて、守備面ではここ数試合はお話にならなかったので、試合になっているだけ断然良い。

 

【15~30分】

 

ずっとインテルが持つ展開。

ミランも352の守備に段々と慣れてきて、落ち着いてくる。

相変わらず攻撃は終わってる。流石にオリギはない。カウンターになってもオリギのところで止まって奪われてしまう。

 

352の守備は主に2通りあり、オーソドックスなのは、ミドルブロック&プレスで中盤を完全に締めて、中央でプレスで奪い取るか、サイドに追いやってサイドに寄せてプレスをかけて奪うというやり方。

二つ目は、低めのミドルブロックで中央バイタルは絶対に使わせずに、中央もしくはサイドで個人の守備で刈り取るか、クロスしかさせずにクロスを跳ね返すというもの。

 

概ね、前者をメインにしつつ、状況によって後者にするという方法がスタンダードである。

 

(532で守るのは352ではなく532で、全くもって似て非なるもので、セリエAはそんな愚策はほぼしない。)

 

(今回のインテルのようなハイラインハイプレスも可能ではある。)

 

今回のミランは後者だが、中盤とサイドに刈り取れる選手がいないため、ボールが奪えない。

また、CB及びGKが脆弱なので、クロスや縦パスを跳ね返せない。

 

オリギをトップ下まで下げて3511にしているのも良くなく、中央は352なら十分締めれるので、相手のバックを自由にしてしまう縦並びの3511は良くない。

 

【30~45分】

 

34分、コーナーキックからラウタロが決める。1-0

いくらフォーメーションや戦術を変えようがセットプレーの弱さは変わらないということで・・・

早くレオンを投入しないと取り返しがつかなくなる。

 

352の2トップは最低限の守備さえしてくれれば十分なので、レオンを使うには最も適しているとも言える戦術なので、もったいない。

 

前半終了1-0

 

ミランはとにかくレオンを出すことが最優先。

レオンをスタメンにして、ベナセル、あとはディアスやサーレマーカースを上手く中盤に組み込めれば352はとても良いので、これからも継続してほしい。

 

インテルはジェコに変えてルカク投入で試合を終わらせたいところか。

 

【45~60分】

 

メシアス→ディアス

それも必要だが、オリギに代えてレオンのほうが優先なのだが・・・

 

ミランは3412に変えて、前からプレスに行くようになる。

インテルはリードしているということもあるが、前半ほどボールを回せなくなり、ミランがボールを保持する展開が多くなる。

 

この試合については、3511よりはマシだし、これでも良いのだが、3412と352では戦術としての差が格段にあるので、352でディアスをインサイドハーフでやってほしいものである。

解説すると長くなるので単純な話をするなら、3412は攻撃時に前線が1枚少なく、守備時も1枚少ない。攻守においてサイドの人数も減ってしまう。何も良いことはない。

強いて3412のメリットをあげるなら、トップ下に化け物のような推進力のある選手がいるなら、カウンターが強力になるくらい。

 

オリギ→レオン

カラブリア→サーレマーカース

 

良い交代ではあるが、当然の交代。

352かつ同点の段階でレオンがいれば話は全然違ったのだが・・・

 

レオン&ディアス投入で明らかに攻撃が良くなるミラン。サーレマーカースの投入も良い。

最初からやってくれという話でもあるが・・・

 

ミランペースになる。

 

【60~75分】

 

だんだんダービーらしくファールゲームになってくる。

 

ガッビア→チャウ

 

ムヒタリアン→ブロゾヴィッチ

ディマルコ→ゴセンス

ジェコ→ルカク

 

カウンターからレオンがドリブルで切り裂いて、ジルーが決定機を迎えるが、トラップミス。

 

【75~90分】

 

ミランペースになっていたが、インテルがハイラインハイプレスに戻して、押し返しにかかる。

ルカクのフィジカルが化け物すぎる。

 

ケアー→レビッチ

 

ルカクの化け物フィジカルから2回ネットが揺れるがファールとオフサイドでノーゴール。ルカクはやっぱり凄い。ジェコは安定感はあるが、ルカクのほうが良いと思うが・・・

 

バレッラ→アスラーニ

 

試合終了1-0

 

負けはしたが、ミランは352を続けるべき。レオン、ディアスを使い、ベナセルが戻った352は、機能させれば間違いなく強い。

 

Sインザーギ 6.5 特に文句の付け所はない。ルカクはもっと使ったほうが良いと思うが。ブロゾヴィッチも復帰し、ルカクももっと使えば強いインテルが戻りそう。

ジェコ 6.5 安定したプレーで貢献

ラウタロ 8.0 ポストプレー、下りてパスの散らし、フィニッシュワークと非常に素晴らしかった

ムヒタリアン 6.5 安定したプレー

バレッラ 7.5 攻守において走り回り、ボールも運んで貢献

ディマルコ 7.5 攻撃において大きく貢献

チャルハノール 6.5 良いパスの散らしを見せた

ダルミアン 6.5 攻守において安定したプレー

バストーニ 6.5 仕事はそんなになかったが、安定した守備

アチェルビ 6.5 ジルーをしっかり抑えた

シュクリニアル 6.5 仕事はそんなになかったが、安定した守備

オナナ 6.5 安定していた

 

ピオリ 5.5 352にしたことは評価できるが、人選及び3411と戦術は残念だった

オリギ 4.0 酷いボールロストしかしていない

ジルー  5.5 頑張ってはいたが、戦術(3511)の犠牲者

トナーリ 5.5 守備は前に人がいないし、攻撃ではパスコース皆無でかわいそうだった。周りと連携したパスワークができないと活きない

メシアス 4.5 攻撃時にパスコースがないとはいえ、良くなかった

Tエルナンデス 5.5 良くはなかった

クルニッチ 5.5 アンカーをするならもう少し捌けないと厳しい

カラブリア 4.5 攻守において良くなかったし、コンディションが悪すぎないか・・・

ガッビア 5.0 やられすぎた

ケアー 5.0 もはや敏捷性がなさすぎる

カルル 5.5 良くはなかった

タタルサヌ 4.5 安定感がなさすぎる

 

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