セリエA第31節 アタランタvsASローマ -迷走×迷走-

 

2023年4月24日

セリエA第31節

アタランタvsASローマ

監督:ガスペリーニ モウリーニョ

 

アタランタ

3511

       サパタ

      パシャリッチ

   コープマイネルス  エデルソン

ザッパコスタ   デローン    メーレ

  スカルヴィーニ ジムシティ トロイ

      スポルティエッロ

 

ムッソがベンチ。

ボガもホイルンドもムリエル(ルックマンはベンチ外)も使わない。ガスペリーニのはどこまで迷走するのか・・・

どこをどう考えてもボガを使って343以外の選択肢はないチームなのだが・・・

 

これでどうやって攻撃するつもりなのか教えてほしい。

 

ローマ

3421

     エイブラハム

  ペッレグリーニ ソルバッケン

ザレフスキ ボヴェ クリスタンテ チェリク

  イバニェス ジョレンテ マンチーニ

      パトリシオ

 

スモーリングがベンチ外。

前節の非常に機能していた3411(3331)はやはり、対ウディネーゼということで、継続無し。こちらもモウリーニョが本当に迷走している。

使わない理由がないエルシャーラウィ、ディバラ、ベロッティ、マティッチ、スピナッツォーラがベンチ。EL明けだからターンオーバーなのだろうが、本当にこれでいけると思っているのか。順位的にターンオーバーしてる余裕はないと思うが・・・

 

機能するメンバーならCL出場権は取れる陣容を揃えているのだが・・・

 

明らかに機能する戦術は分かり切っており、一時は使って実証もされているのにも関わらず、どう考えても機能するわけがない戦術を使い、迷走を続けている両監督の対決。

 

両チームとも、まともな戦術・フォーメーションなら余裕を持ってCL出場権は取れるだけに本当に勿体ない。

 

【0~15分】

 

ローマはハイラインハイプレス、ある程度運ばれたらミドルブロック&プレスでポゼッション。ただ、マティッチがいないため、いつものように詰まってロングボールが多め。平常運転。

 

アタランタはミドルブロック&プレスで攻撃はポゼッションがしたいのだろうが、前線に人があまりにもいなさすぎて攻撃は一切成立しない。当たり前である。

 

ローマはパスを捌けるマティッチ、飛び出しとドリブルで運べるエルシャーラウィとスピナッツォーラ、テクニックのあるディバラがいないため、ボールが上手く運べない。当然こうなる。

 

お互い酷い采配。

 

お互いに全く繋げずに後ろで回して、ボールロストする。

 

ローマの方はある程度、意図的に放り込んでいるだけマシと言えばマシだが、本来は繋げるチームが格下相手に取る戦術ではない。

 

【15~30分】

 

お互いが機能していない塩試合。

まともにやれば2位くらい狙える両チームの好カードのはずなのだが・・・

 

やりたいこと(エイブラハムにロングボールを競らせてセカンドを拾ってなんやかんやしよう)がまだ分かるし、強力なセットプレーもあるローマが優勢と言えば優勢。

 

【30~45分】

 

ローマが押し込むが、放り込んでるチームが押し込むという全く意味が分からない試合。

 

アタランタがそれくらい酷い。3511で、しかもメンバー選考が常軌を逸しているのだから、攻撃が一切機能しないことは当然。

守備も良いわけではない。

 

ローマは、放り込みも一つのプランではあるのだろうが、基本はポゼッションがしたいのだけど詰まって「もういいや」で放り込んでる形。そんなチームに押し込まれるのは本当に意味が分からない。

 

アタランタは普通のショートパスをひたすらパスミスで奪われる。酷すぎる。後ろに人員過多すぎるし、ドリブルがある選手、キープできる選手、スピードがある選手が皆無なのだから当然。サパタは体を張ってキープできるが、あまりにも孤立しすぎている。

 

38分、エイブラハムが自陣でまずい奪われ方をし、サパタが粘ってクロス、パシャリッチが決める。1-0

 

ローマは、ここまで機能していないチームにすら勝てないようでは・・・

 

前半終了1-0

 

酷い試合。

 

ローマはマティッチ、エルシャーラウィ、ディバラ、ベロッティ、スピナッツォーラを入れて普通にポゼッションで攻めるべき。

また、スモーリング不在は痛い。

 

アタランタはリードした上にローマも酷いため、ドン引きでも良いが、本来は343でボガ、ホイルンド、ムリエルを入れて3トップにするべき。

 

両チームとも根本がおかしすぎて修正点が多すぎる。

 

【45~60分】

 

ローマはリードされているので前半よりは繋ぐ意識を強くするが、このメンバーで上手く繋ぐのは無理。

 

アタランタは変わらず機能するわけもない。

 

【60~75分】

 

ボヴェ→マティッチ

ザレフスキ→スピナッツォーラ

マンチーニエルシャーラウィ

ソルバッケン→ディバラ

 

メンバーは最初からそうするべき、という交代だが、4バックに変えるのは良くない。

 

4231でエルシャーラウィを左、ディバラを右に。

 

ローマは当然繋げるようになる。

 

ジムシティ→パロミーノ

怪我。

 

CKの混戦からトロイが決める。2-0

スモーリングの不在が如実に感じられるが、流れからではない2失点で、崩されているわけではないので、かわいそうと言えばかわいそう。

 

【75~90分】

 

ローマが攻め立て、どんどん崩していく。

 

エイブラハム→ベロッティ

エイブラハムはポテンシャルはあるが、現状はベロッティのほうが断然良い。

 

メーレ→デミラル

パシャリッチ→ホイルンド

 

82分、ベロッティの素晴らしいポストプレーからペッレグリーニが決める。2-1

 

最初からこの機能するメンバーでいっていれば圧勝だったのだが・・・

 

84分、何でもない裏に抜けてきた緩いロングボールをパトリシオがまさかのファンブル、コープマイネルスが決める。3-1

ここまで酷いファンブルは中々お目にかかれない。

 

サパタ→ムリエル

エデルソン→ソッピー

 

試合終了3-1

 

アタランタは、ローマも良くなかったとはいえ、攻撃は全く機能していなく、守備も別に良いわけではなく、攻守において機能していない中、崩したわけではない3得点により勝てたというのは非常に幸運。

 

ローマも当然全く持って良くなかった。

 

モウリーニョ 4.0 EL明けでターンオーバーしたというのは分かるが、流石に色々と酷すぎた。機能した戦術を次の試合では即捨てるというのは本当に・・・

エイブラハム 5.5 放り込みに体を張って競って頑張ってはいたが、現状はベロッティの方が断然良い

ペッレグリーニ 5.5 WGやシャドーをできる選手ではない。この評価を何回書けば良いのか・・・

ソルバッケン 5.5 ボールを受けてリズムよく捌き続けるプレースタイルにも関わらず、戦術が放り込みだったのだから活躍できるわけもない

ザレフスキ 5.0 作りで全く貢献できず

ボヴェ 5.5 周りが良くないから仕方ないが、そこまで活躍はできず

クリスタンテ 5.0 いつものようにCBにパスを戻し続ける機械だった

チェリク 5.5 周りが良くないから仕方ないが、そこまで活躍はできず

イバニェス 5.0 ジョレンテにスタメンを奪われていたということもあり、あまりパフォーマンスは良くなかった

ジョレンテ 5.0 慣れない3バックの真ん中ということもあり、良くなかった

マンチーニ 6.0 安定していたというか、守備でほぼ出番はなかった

パトリシオ 5.0 ファンブルは酷すぎた

 

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