コッパイタリア決勝 フィオレンティーナvsインテル -王者の風格-

インテル FW ラウタロ・マルティネス

2023年5月24日

コッパイタリア決勝

フィオレンティーナvsインテル -王者の風格-

監督:イタリアーノ Sインザーギ

 

フィオレンティーナ

4231

     カブラル

イコネ ボナヴェントゥーラ  Nゴンサレス

   アムラバト カストロヴィッリ

ビラーギ クアルタ ミレンコヴィッチ ドド

     テラッチャーノ

 

433(4141)なら戦えるだろうが、4231だと厳しい。

 

インテル

352

    ラウタロ   ジェコ

   チャルハノール   バレッラ

ディマルコ  ブロゾヴィッチ  ドゥンフリース

  バストーニ アチェルビ ダルミアン

     ハンダノヴィチ

 

オナナ、ムヒタリアンルカクがベンチ。

週末のナポリ戦で大幅にターンオーバーし、ほぼベストメンバー。

 

このメンバーなら、流石にフィオレンティーナは敵ではないだろう。

 

【0~15分】

 

フィオレンティーナは4231で、ハイラインハイプレスでポゼッション。

インテル相手にそれは厳しい。これでは勝てない。433(4141)なら分からなかったが、これでは無理。

 

前回、玉砕覚悟の攻撃的戦術で、インテルがターンオーバー+呪われたかのように決められなく、1-0で勝利したが、その再現をしたいといったところか。流石にこれでは守り切れない。

 

インテルはミドルブロック&プレスで早い攻撃とポゼッションを使い分ける。

開始1分で分かる強さ。

ハンダノヴィッチ→オナナ、ダルミアン→シュクリニアル、チャルハノール→ムヒタリアン、ジェコ→ルカクなら、完全無欠のメンバー。

彼らがいなくても普通に強い。

 

3分、ショートカウンターから、イコネのパスからNゴンサレスが決める。1-0

やはりダルミアンはCBはそんなに良くない・・・

 

試合開始早々のフワフワしてる時に決められた形。

それでも、普通にインテルが勝つと思われる。全く持って焦る必要はない。余裕で勝てる。99%インテルの勝ち。

 

インテルが持つ形になる。

 

ドゥンフリースのクロスからジェコが合わせるが決められず。

 

フィオレンティーナはハイラインハイプレスとミドルブロック&プレスの中間くらいだが、インテルは3バックであるし、普通にプレスを躱されており、良くない。

攻撃は、カブラル、イコネ、Nゴンサレスの強力な3枚に、中盤もボナヴェントゥーラ、カストロヴィッリ、アムラバトと非常にテクニックのある3人が揃っているため、守備は置いておいて、攻撃は良い。

 

【15~30分】

 

インテルは、フィオレンティーナの後ろの方にスペースがあるので、アバウトなボールでも前線でマイボールにできるルカク、スペースへのフリーランが上手いムヒタリアンが欲しいところ。

(相手がどこでもその二人の方が良いが)

 

フィオレンティーナはだいぶボールを持たれているので、カウンター、ショートカウンターがメインになる。

 

ラウタロのパスからジェコがGKと1対1になるが決めきれず。

 

変わらずインテルペース。

フィオレンティーナは守備が良くない、厳しい。

ムヒタリアンルカクがいればさらにボコボコにできるだろうが、いなくても普通にボコボコ。

玉砕覚悟の攻撃的な布陣とは言え、流石にまずい守備。

 

インテルのようにカウンターや早い攻撃が得意な相手に中途半端にプレスに行き、後ろのスぺースが空くのは良くない。また、フィオレンティーナは攻撃が良い、繋げるため、インテルの強力なカウンターも受ける。(守備をある程度割り切ってでも前線に人数をかけているから良い攻撃ができている)

 

28分、ブロゾヴィッチの素晴らしいスルーパスからラウタロが決める。1-1

 

ラウタロは本当に凄い。抜群の裏抜けの上手さと決定力の高さ。ラウタロがシュートを打つ時の決める安心感が凄い。

 

【30~45分】

 

変わらずインテルペース、というかフィオレンティーナはこの守備で勝てるわけがない。

 

37分、バレッラのクロスにラウタロが合わせて決める。1-2

この守備戦術では普通にこうなる。

 

フィオレンティーナは中途半端にプレスをするから常にカウンターを受けているような状態。

 

前半終了1-2

 

フィオレンティーナは今更遅いが、普通に433(4141)で良いと思うが・・・

攻撃は大して変わらないどころか良くなるし、守備が全く違う。

 

インテルはこのままでも良いが、ルカクが欲しいところ(確かムヒタリアンは怪我だったため)。

 

【45~60分】

 

フィオレンティーナは変えず。

 

インテルは、気持ちラインを高くして、プレス位置も少し高くする。

アムラバト、カストロヴィッリをフリーにしてしまっていたので良い修正。

 

ジェコ→ルカク

バストーニ→デフライ

ルカク投入は良い交代だが、デフライは??

イエローを貰ってるからか?

 

イコネ→ソッティル

カストロヴィッリ→マンドラゴラ

だいぶ疲れる戦術なので、フレッシュな選手を入れる。

 

【60~75分】

 

リードしていることもあり、フィオレンティーナが持ち、インテルが引いてカウンターを狙う形。

やはりルカクが凄い、良い。

アバウトなボールでもマイボールにできる化け物フィジカル。

 

引いて守るのはワンチャンスもあり、フィオレンティーナ得意のポゼッションで押し込まれるため、あまり良くないが、カウンターも強力だし、無しではない。ワンチャンスを決められるのが怖いといったところか。

インテルは早くカウンターで沈めたいところ。

 

ディマルコ→ゴセンス

 

アムラバト→ヨヴィッチ

クアルタ→ラニエリ

スクランブルか?

442に変更。

 

【75~90分】

 

インテルがカウンターでどんどんチャンスを作っていく。

ルカクラウタロのカウンターは脅威。

 

ボナヴェントゥーラのスルーパスからヨヴィッチが決定機を迎えるがハンダノヴィッチがスーパーセーブ。

 

ドド→テルジッチ

 

チャルハノール→ガリアルディーニ

ラウタロ→コレア

スタミナ面の話だろうが、延長も考えたらどうなの、という交代。

これで交代を使い切るのはどうだろうか・・・

コレアとガリアルディーニだとかなりレベルが落ちる。

 

インテルが守り切って試合終了。1-2

 

インテルが順当に勝利した形。

 

イタリアーノ 5.5 自分たちのサッカーを貫くのは(特にリーグ戦なら)全く持って構わないが、インテル相手にそれでは勝てない。また、自分たちのサッカー(ポゼッション重視で、ハイラインハイプレス)をするにしても、433(4141)のほうが良いと思うが・・・

カブラル 5.5 悪くはなかった

イコネ 6.5 安定して良かった

ボナヴェントゥーラ 7.0  チャンスを多く演出

Nゴンサレス 7.0 良いドリブルでチャンスを創出

アムラバト 6.5 良い捌きを見せていた

カストロヴィッリ 6.5 守備は置いておいて、攻撃面では良い捌きを見せていた

ビラーギ 6.0 攻守で貢献

クアルタ 6.0 だいぶやられてはいたが、チームとしての守備が・・・

ミレンコヴィッチ 5.5 だいぶやられていたが、チームとしての守備が・・・

ドド 6.0 攻撃面では貢献

テラッチャーノ 5.5 良くはなかった

 

Sインザーギ 6.5 そこまで良くもなかったが、順当に勝った。

ラウタロ 8.0 中盤の作りへの参加、裏受け、ポストプレー、フィニッシュと、素晴らしい出来だった

ジェコ 5.5 良くはなかった

チャルハノール 6.0 ムヒタリアンと比べると良くはない

バレッラ 6.5 運動量豊富に貢献

ディマルコ 6.5 運動量豊富に貢献

ブロゾヴィッチ 6.5 チャルハノールとの相性は良くないため、そこまで良くはなかったが、随所で素晴らしかった

ドゥンフリース 7.0 攻撃面で大きく貢献

バストーニ 6.5 良い守備をしていた

アチェルビ 6.0 安定していた

ダルミアン 5.5 良くはなかった

ハンダノヴィチ 6.5 良いセーブを多く見せていたが、安定感、安心感で言うと微妙

 

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