【カルチョ総括】ACミラン　-期待値は高いが-

チーム名：ACミラン

監督：ステファノ・ピオリ

順位：4位

勝点：70

得点：64

失点：43

総合：★★★★★★☆☆☆☆

監督：★★★★★★☆☆☆☆

戦術：★★★★★☆☆☆☆☆

組織：★★★★★★☆☆☆☆

戦力：★★★★★★★★☆☆

攻撃：★★★★★★★☆☆☆

守備：★★★★★★☆☆☆☆

主な活躍選手：レオン、ベナセル、トナーリ、クルニッチ、Ｔエルナンデス、メニャン

総括：

　ベナセルをトップ下にした4231、及び343を使用していた数試合は良かったが、それ以外は全く良くなかった。メディアでも散々言われていたが、4231よりも433の方が攻守両面で良かっただろう。

　ＣＬのためにリーグ戦を明らかに捨てたターンオーバー、ボロボロの守備、機能しない攻撃と、リーグ戦は迷走を続けて散々だったが、ＣＬ出場権の獲得、ＣＬでベスト４進出と、結果だけ見れば良いものであった。

　ピオリ監督の采配については疑問がつくことが多いが、ミランを暗黒期から脱させたこと、リーグ優勝を果たした実績があるため、また監督交代で暗黒期にならないかとの心配もあり、続投については何とも言えない形である。「ある程度の結果は保証してくれるが、最高ではない」というアンチェロッティに似ていて何とも言えない監督である。

　戦力については、絶対的な選手であるレオンがいること、トナーリ、ベナセル、Ｔエルナンデス、トモリ、カルル、ティアウ、カラブリア、メニャンと若くて実力のある選手が揃っており、サーレマーカース、デケテラーレ、ヴランクス、ポベガ、アドリとこれからに期待できる選手も揃っている。しかし、ジルーも良いわけではないＣＦが完全に穴であり、補強が必須である。右サイドハーフ、（4231を続ける気なら）トップ下、Ｔエルナンデスの控えも必要である（433にするならインサイドハーフも一人くらい補強が必要）。２列目より前で問題ない選手がレオンだけであり、サーレマーカースは現状は控えとしては計算できるが、スタメンだと怪しい。ＣＦ及び２列目が絶対的に補強の優先事項となる。