セリエA第3節 トリノvsジェノア -お互いに攻撃が機能していない-

トリノ FW ドゥバン・サパタ

2023年9月3日

セリエA第3節

トリノvsジェノア

監督:ユリッチ ジラルディーノ

 

トリノ

3412

    ヴラシッチ    Dサパタ

         リッチ

ヴォイヴォダ  リネッティ  タメーゼ ベッラノヴァ

   Rロドリゲス ボンジョルノ スフールス

        ミリンコヴィッチ

 

イリッチ→リネッティ、ラドニッチ→タメーゼ、サナブリア→Dサパタ。

 

ミランチュクがいなくなり、元々微妙だった攻撃が機能しなくなっていたため、サパタの加入は大きい。

 

サパタが加入したので、そのまま343でも何とかはなりそうだが、3412に変更。

 

343をやるにしては2シャドーが微妙であり、2ボランチも展開力があるわけではなく、343ではあまり機能していなかったため、変える判断としては分かる。ただ、変えることは良いが、変えるなら3412ではなく352である。

 

343である以上守備はあまり良くないので、3412で少しは守備も良くなるだろうし、サパタは一人で攻撃を完結させてしまう力があるので、攻撃も何とかならなくはないが、352の方が良いということに変わりはない。

 

ジェノア

433

      レテギ

グズムンドソン      マリノフスキー

  フレンドルップ  ストロートマン

      バデリ

バスケス ドラグシン バーニ サベッリ

      マルティネス

 

前節から変更なし。

 

【前半:簡易版】

 

ジェノアはミドルブロック&プレスでポゼッション。

 

トリノはハイラインハイプレス気味でポゼッション。

 

トリノはフォーメーションは変えてもやることは変えず、ポゼッションしながら全体を押し上げて攻撃。

 

トリノがボールを持つ展開。

 

トリノはほぼ変わらずで、あまり良い攻撃ではないが、サパタがいるだけ期待感は上がってはいる。サパタは持ち前のフィジカルと身体能力でアバウトなボールでも一人でフィニッシュまで持っていける選手なので、前線に能力の高い選手がいなかったトリノにとってサパタの加入は大きい。

 

ジェノアトリノのハイラインハイプレスに苦しむ。

レテギの周りに選手がいなく、レテギのポストプレーは活きないし、グズムンドソンもゴールから遠いしサイドのため、仕事ができない。

 

守備のことを考えれば確かに433だが、攻撃のことを考えるなら4312の方が良いだろう。

ジェノアのこの中盤とDF陣で、433で綺麗に繋いでボールを運ぶのは中々厳しい。

 

4312でグズムンドソンがトップ下に入れば、ボール運びも良くなるだろうし、カウンターも強力になるし、2トップになればレテギも活きる。

 

勝ち点3を奪うことが重要なリーグ戦においては、攻撃を機能させることは大前提なため、4312は試してみるべき。駄目なら戻せば良い。

 

ジェノアは、守備はラツィオ戦の時ほど守備に専念しているわけではないので、そこまでは良くない。攻撃も、ポゼッションはほぼ機能していなく、トリノはそこまでリスクを犯してこないので、カウンターもそこまでできず、苦しい。

 

トリノも良い攻撃とは言えなく、このメンバー、布陣では押し上げてのクロスからサパタが頑張るか、早めのパスでサパタが頑張るかくらいしか主な攻撃がなさそう。

 

固い守備で、力づくで得点を奪うというのは、残留だけ目指すなら無しではない。ただ、トリノは中位を目指すべきクラブであり、352にすればもっと攻撃も守備も良くなるだろうから、勿体ない。もしくは343に戻すか。

 

343でサパタがトップにいる上で、ミランチュクが残っており、ヴェルディも放出しなければかなり良かったのだが・・・

 

ジェノアは攻撃で何もできていないので、トリノが優勢に運んでいるといえば運んでいるが、トリノトリノでサパタが頑張っているだけでチームとして崩しているわけではない。

 

前半終了0-0

 

お互いほとんど崩せないまま、チャンスもほとんどなく終わった。

 

トリノは352にするか、343のほうがまだ良いとは思う。

 

ジェノアは、トリノの守備相手に433で崩すのは無理なので、4312にしたほうが良い。

 

【後半:簡易版】

 

94分、ラドニッチがサイドの1対1を制して角度のないところから決める。1-0

 

試合終了

トリノ1-0ジェノア

 

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