セリエA第17節 サレルニターナvsACミラン -なぜ解任しないのか-

ACミラン GK マイク・メニャン

2023年12月22日

セリエA第17節

サレルニターナvsACミラン

監督:Fインザーギ ピオリ

 

サレルニターナ

4231

        ディア

チャウナ     カスタノス  カンドレーヴァ

   ウェンゴフスキ Lクリバリ

ブラダリッチ ピローラ ファシオ マッツォッキ

        コスティル

 

433で、カンドレーヴァインサイドハーフに下げて、イクウェメシをCFにすれば、断然やれるチームだが・・・

 

攻撃はまずまずのメンバーが揃っているので(この試合の構成ではない)、あとは悲惨すぎる守備の整備が出きれば残留も夢ではないのだが、Fインザーギ監督には少し荷が重いかもしれない。

 

流石にこのメンバー、構成、フォーメーションでは機能しない。

 

ACミラン

4231

      ジルー

レオン     ロフタスチーク プリシッチ

   ラインデルス ベナセル

Tエルナンデス トモリ ケアー カラブリア

      メニャン

 

ついにベナセルがスタメン復帰。

ベナセル、ロフタスチーク、ラインデルスで3センターを構築し、機能させられるなら相当強いが、どうせ4231だろう。

 

やはり343はモンツァ戦の一時的なもので、4231ベースで行くものだと思われる。

 

これで攻撃も守備も4231ではなく、433(特に守備)にすればまた最強のミランが復活するのだが、ピオリ監督は4231への拘りが強すぎる・・・

 

自分の拘りの戦術を選手に強要するのは悪い監督の代表例だが・・・

 

ベンチはフロレンツィ、アドリ、クルニッチ、ロメロ、チュクウェゼ辺り。

 

【0~15分】

 

ミランはハイラインハイプレスでポゼッション。

 

サレルニターナはハイラインハイプレスでポゼッションがやりたいのだと思われるが、全く組織が付いて行っていない。

 

前線が高めの位置を取るが、プレスにはあまり行かず、ラインもあまり高くない中途半端な最悪な守備。攻撃も繋ごうとするが何もできずロングボールになる。

 

4231でやっていたら、当然このメンバーでは攻撃は繋げないし、守備も当然悲惨になる。

このチームは433か343でないと厳しい(このチームではなくとも4231はあり得ないが)。

 

ミランは守備はどうかと思うが、攻撃は(おそらく)ロフタスチークとラインデルスが気を利かせて433気味になるので、まだ良い。

 

ムサやラインデルスやベナセルがトップ下に入った時、ムサやポベガがボランチに入った時は完全に4231になっていたので、もはやこの攻撃時433も監督の指示ではなく、選手が気を利かせて自分達でやっているだけなのではないかとも思われる。それなら本当に監督として終わっているが・・・

 

ディアのシュートはメニャンがファインセーブ。

 

ミランが次々チャンスを作る。

 

サレルニターナは戦術、フォーメーション、メンバー構成、組織作り、全てが惨状。

 

【15~30分】

 

16分、FKからレオンの折り返しをトモリが押し込む。0-1

 

ミランは相手がサレルニターナだからまだ良いが、このままこれ(4231)を続けるなら、本当に厳しい。

 

守備も4231のため言わずもがな酷いのだが、攻撃も433気味とはいえ、ベースは4231のため、433よりは当然良くない。

 

戦術として4231が完全に終わっている戦術だということに加え、ロフタスチークはトップ下の選手ではないし、ラインデルスもボランチの選手ではなく、ベナセルもアンカーが一番活きる。本当に4231には何もメリットがないし、無理やりすぎる。

 

【30~45分】

 

クロスからのカスタノスのシュートはメニャンがセーブ。

メニャンがこの試合3本目ほどのファインセーブ。

ミランの守備が酷すぎる。

 

42分、そのコーナーからファシオが頭で決める。1-1

 

ピオリ監督は、攻撃においても守備においても4231であることが非常に足を引っ張っている、機能していないということになぜ気付けないのだろうか・・・

こんな単純なことも中々ないと思うが・・・

 

前半終了1-1

 

ミランは433に変えることが一番の修正だが、どうせ変えないだろうから、せめて攻撃時にもっと433に変形すること。また、ケアーがCBは本当に厳しい。

 

ただ、CBの控えもいないので、これなら343でテオが左CBでケアーが真ん中のCBの方がまだ断然良い。

 

サレルニターナも433に変えてイクウェメシを使えば断然やれる。

 

このメンバーで4231で守備をどうにかするのは厳しいし、攻撃も繋げない。

 

ディアは後ろから飛び出すことが持ち味の選手なので、CFは勿体ないし、イクウェメシは中々良いものを持っているので、イクウェメシ、ディア、チャウナの3トップが良い。

 

【45~60分】

 

ミラン(ハーフタイム)

ケアー→シミッチ

妥当。

 

サレルニターナ

ディア→イクウェメシ

怪我。逆に良くなりそうだが。

 

変わらずミランがある程度持つ展開だが、攻撃は微妙。後半になり、より4231が強くなった感もある。違うそうじゃない、としか言いようがない。

また、守備も相変わらずボロボロなので、サレルニターナにも断然チャンスはある。

 

おそらくロフタスチークにはもっとトップ下の役割、高めの位置を取れ、真ん中にいてくれ、ラインデルスにはもっと下がり目でプレーしてくれ、との指示か。

 

要は、せっかくロフタスチークとラインデルスがチームが機能するように気を利かせて433気味になっていたのに、ポジションを固定化して完全に4231にしたい、余計なことをする監督、といったところか。おそらくだが。こんなの機能するわけないが・・・

 

ラインデルスのパスからロフタスチークのシュートはコスティルがセーブ。

 

【60~75分】

 

サレルニターナ

ピローラ→ギェンベール

??怪我??

 

63分、カンドレーヴァが遠い位置からミドルを叩き込む。2-1

そこまでブレてたようには見えないが、ブレてたとしても流石にそれはメニャンは防がないと・・・

 

ミラン

トモリ→フロレンツィ

怪我。CBが誰もいなくなる・・・

 

TエルナンデスがCBに入り、フロレンツィが左SBに。

 

コーナーからマッツォッキのシュートはメニャンがスーパーセーブ。

 

ミラン

ベナセル→ヨヴィッチ

プリシッチ→チュクウェゼ

442にしてスクランブル気味か。攻撃時にフロレンツィをアンカーにするなら、ラインデルスとロフタスチークがインサイドハーフになるため、4231よりは断然マシだが。

 

ミランは442で攻撃時にフロレンツィがアンカー。これなら攻撃はマシになるだろうが、追いつけるか。

 

【75~90分】

 

サレルニターナ

マッツォッキ→ブロン

カスタノス→マルテガーニ

チャウナ→カブラル

 

サレルニターナは完全に引いて守る。

 

レオンのクロスからヨヴィッチのシュートは二度コスティルがセーブ。

 

91分、パワープレーからヨヴィッチが決める。2-2

 

試合終了

サレルニターナ 2-2 ACミラン

 

ACミラン

ピオリ 3.5 最下位の機能していないチームに何とか最後にドロー。インテルと同等かそれ以上の戦力を有しているのだが・・・。早急な解任が望まれる。

ジルー 5.5 良くはない

レオン 5.5 元からトラップは上手くないが、今日はさらにトラップミスが目立つ。

ロフタスチーク 6.5 チームとして機能させているかは置いておいて、個人としては頑張っていた

プリシッチ 6.0 まずまず

ラインデルス 6.5 チームとして機能させているかは置いておいて、個人としては頑張っていた

ベナセル 6.5 チームとして機能させているかは置いておいて、個人としては頑張っていたTTエルナンデス 6.0 まずまず

トモリ 6.0 まずまず

ケアー 5.0 4バック、ハイラインは厳しい

カラブリア 5.5 まずまず

メニャン 6.5 良いセーブを連発していたが、2失点目は止めなければいけなかった

 

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