※第18節終了時点
チーム名:SSCナポリ
監督:リュディ・ガルシア (〜12節)⇒ワルテル・マッツァーリ (13節〜)
順位:8位
勝点:28
得点:28
失点:21
総合:★★★★★★☆☆☆☆
監督:
戦術:★★★★★★☆☆☆☆
組織:★★★★★☆☆☆☆☆
戦力:★★★★★★★☆☆☆
攻撃:★★★★★★★☆☆☆
守備:★★★★★☆☆☆☆☆
良い点:昨シーズン優勝メンバーが概ね残っている。
悪い点:前ガルシア監督がだいぶチームを崩壊させた。監督が途中就任。マッツァーリ監督のやり方がフィットするかどうか、マッツァーリ監督が正解の戦術を見出せるかが未知数。ロサーノ、エンドンベレ、キム・ミンジェの退団。新加入選手がほとんど活躍できていない。ジエリンスキのパフォーマンスの低下。
〇総括
昨シーズンも圧倒的な強さというよりは、ライバルチームの軒並みの崩壊と、様々な嚙み合わせが良く優勝したという形で、スパレッティ監督が続投していたとしても優勝は厳しかっただろうが、ガルシア監督の就任により、完全にチームは崩壊。新たにマッツァーリ監督が就任したが、急遽の代役でチームを立て直すことができるかはまだ微妙なところである。
燃え尽き症候群やチームへの愛着の低下なのか、ジエリンスキのパフォーマンスが顕著に落ちていることも相当痛い。もちろん、監督が活かしきれていなかったということも大きいが、それを除いても、個人としてのパフォーマンスも相当落ちている。圧倒的なパフォーマンスを見せていたジエリンスキのパフォーマンスの低下は、ナポリにとって相当な痛手である。その他メンバーの個人パフォーマンスも、(戦術の影響は大きくあるが)落ちている選手が多い。
また、今シーズンの大きな欠点となってしまっている右WGを務めていたロサーノ、控えとして良い味を出していたエンドンベレ、CBの柱であったキム・ミンジェの退団を新加入選手で全く埋められていないことも相当痛い。
それでも、チームの崩壊の一番の原因は明らかにガルシア監督であったので、マッツァーリ監督には立て直しが期待されるが、ガルシア監督の時よりは良くはなっているが、今のところは立て直しはそこまでできていない。
昨シーズンから大きな欠点であった脆弱な守備、それをカバーしていた圧倒的なポゼッションと攻撃力がなくなったことにより、昨シーズンの強さは全く見れていないナポリ。マッツァーリ監督が就任しても、まだそこまでは良くなっていないが、果たしてマッツァーリ監督はここから立て直すことはできるだろうか。十分な戦力は揃っているため、上位進出は果たしたいところだが・・・。