セリエA第23節 インテルvsユヴェントス -スコア以上の差-

ユヴェントス FW ケナン・ユルディズ

2024年2月4日

セリエA第23節

インテルvsユヴェントス

監督:Sインザーギ アッレグリ

 

インテル

352

    ラウタロ Mテュラム

    ムヒタリアン バレッラ

ディマルコ    チャルハノール   ダルミアン

  バストーニ アチェルビ パヴァール

        ゾマー

 

いつものメンバー。

 

サンチェス、アルナウトヴィッチ、フラッテージ、アスラニ、Cアウグスト、ドゥンフリース、デフライ、ビセック等がベンチ。

 

冬の移籍市場では控えであろうブキャナンを獲得したくらいで特に動きなし。

 

ユヴェントス

352

  ユルディズ ヴラホヴィッチ

    ラビオ マッケニー

コスティッチ    ロカテッリ   カンビアーゾ

  ダニーロ ブレーメル ガッティ

       シュチェスニー

 

いつものメンバー。

 

キエーザ、ミレッティ、ウェアー、イリングJ、Aサンドロ、ルガーニ等がベンチ。

 

冬の移籍市場ではジャーロ、アルカラスを獲得。ハイセンをローンで放出。

 

首位決戦となったイタリアダービー

 

好調を維持し続けるインテルと、良くはないが、勝ち点を粘り強く稼いできたユヴェントス

 

ユヴェントスはFWユルディズが非常に良く、将来性も高いので、ここ最近は「まだ」良くなってきており、マッケニー、カンビアーゾも中盤で活躍し、352ができるようになってきてはいる。

(ラインが低すぎる問題や、中盤の構成があまり良くない問題は残っている)

 

戦術上、普通にいけば、ユヴェントスでは相手にならないが、どうなるだろうか。

 

【0~15分】

 

インテルはミドルブロック&プレスでポゼッション。

 

ユヴェントスはローラインブロックでカウンター狙い。

 

相変わらずラインが低すぎる。ビッグクラブなのに、セリエAでおそらく一番ラインが低いチームである。

インテルがボールを保持し、押し込む。

 

ユヴェントスは、引いてカウンター狙いにするなら、ユルディズとキエーザの2トップの方が良いと思うが・・・

 

【15~30分】

 

ユヴェントスは防戦一方。

強力な選手達が引きこもってゴール前を固めているので、粘ってはいるが、これがいつまで持つか・・・

 

また、無策のカウンターで得点を奪える程インテルの守備陣はヤワではないし、このカテナチオで守れるほどインテルの攻撃は甘くない。

 

チャルハノールの素晴らしいパスにディマルコが抜け出してテュラムが決定機を迎えるが決められず。

 

【30~45分】

 

カウンターからマッケニーがドリブル突破していき、ヴラホヴィッチがチャンスを迎えるがトラップミス。

 

マッケニーが素晴らしい。

マッケニーはずっと良いが、昨シーズンや今シーズン序盤は全然使わずに、その他、キエーザ、ソウレ、コスティッチ、ミレッティ等も全く使っていなく、監督が狂気の沙汰であるのだが、ここ最近はやっとマッケニーも使いだし、ユルディズ、コスティッチも使っているのは良いこと。

 

何より昨シーズンと違い、352にしていることが良いことだが、それでもラビオを使い続けたり、キエーザを全く使いこなせていなかったり、ラインが低すぎたり、筋肉優先選手選考がまだ残っていたりで、決して良くはない。昨シーズンや今シーズン序盤に比べたら、「まだ」遥かに良い。

 

この試合もユヴェントスはとにかくラインが低すぎる。

アンカーのチャルハノールがドフリーで、バイタル近くでボールを捌いているこの状況は異常。

 

チャルハノールに相当やられているので、最低でもチャルハノールには2トップのどちらかを付けた方が良い。ヴラホヴィッチもユルディズもただ下がっているだけで、無策にも程がある。

 

37分、バレッラのクロスをパヴァールが空振りするが、テュラムが詰め、ガッティが防ごうとしてオウンゴール。1-0

 

押し込みに押し込みまくっており、引きすぎて中盤中央でインテルの選手達がフリーすぎるので、いつかはこうなるのは必然。

むしろ、この戦術で良くここまで失点していなかったというくらい。

 

前半終了1-0

 

インテルは特に修正点はない。

途中でフラッテージやドゥンフリース、Cアウグストを投入して、スタミナ対策と変化をつけるくらいか。

 

ユヴェントスはラインを高くし、インテルの中盤にもっとプレスをかける必要がある。最低でもチャルハノールにはもっとマークをつけないといけない。

 

また、キエーザ等の投入が必要。

 

【45~60分】

 

ユヴェントスは前からプレスを行くようになるが、ラインが低いままなので、この守備では余計にボコボコにされるだけだが・・・

 

前からプレスに行くのに、ラインが低いのは最悪な守備。

 

インテルのカウンターやプレスを掻い潜っての攻撃が刺さっていく。

 

ディマルコのシュートは惜しくも外れる。

 

チャルハノールのミドルはポスト。

 

その他にもインテルが次々とチャンスを作る。

 

【60~75分】

 

ユヴェントス

ユルディズ→キエーザ

コスティッチ→ウェアー

得点を奪いに行くならラビオを下げて、ユルディズをインサイドハーフにし、キエーザをFWだが・・・

 

カウンターからディマルコのクロスのバレッラが至近距離でボレーを打つが、シュチェスニーがスーパーセーブ。

 

インテル

ダルミアン→ドゥンフリース

ディマルコ→Cアウグスト

 

【75~90分】

 

インテル

Mテュラム→アルナウトヴィッチ

 

変わらずインテルペースで試合が進む。

 

ドゥンフリースのクロスにアルナウトヴィッチが合わせるがシュチェスニーがスーパーセーブ。

 

ユヴェントスはCB陣とGKのシュチェスニーが本当に素晴らしいプレーをしている。押し込まれに押し込まれたり、カウンターを何度も受けているこの守備で、ここまで1失点に抑えているのは本当に凄い。あくまで選手個人が、である・・・

 

ユヴェントス

カンビアーゾ→ミレッティ

ガッティ→Aサンドロ

スクランブルか。

 

インテル

バレッラ→クラーセン

バストーニ→デフライ

この時間でのCBの交代は意味が分からないが・・・

 

ユヴェントス

マッケニー→アルカラス

 

試合終了

インテル1-0ユヴェントス

 

スコアこそ1-0だったが、実際はインテルが圧倒。

むしろユヴェントスは良く1失点で済んだ。

 

インテル

Sインザーギ 6.5 いつも通り安定

ラウタロ 6.5 良い動きはしていたが、ユヴェントス守備陣に抑えられてしまっていた

Mテュラム 7.5 カウンター時に何度もチャンスを作った

ムヒタリアン 8.0 効果的なポジショニングとフリーランでリンクマンとして大いに躍動した

バレッラ 7.0 運動量豊富に攻守において大きく貢献

ディマルコ 7.5 積極的な攻撃参加で切り裂いていた

チャルハノール 7.5 今シーズンで一番フリーになれたくらいにはずっとフリーだったので、躍動

ダルミアン 6.5 安定

バストーニ 7.0 完璧に抑えた。攻撃でも大きく貢献

アチェルビ 7.0 ヴラホヴィッチに何もさせなかった

パヴァール 7.5 完璧に抑えた。攻撃でも大きく貢献

ゾマー 6.5 ほぼ仕事なし

 

ユヴェントス

アッレグリ 5.0 どの相手に対しても、引いて引いて、守って守ってで、攻撃は何とかならないかな、では強いチームにはなれない。戦術と選手選考が噛み合っていないことはずっと続く

ユルディズ 6.5 良い絡みは所々していた

ヴラホヴィッチ 5.5 ほぼ何もできず

ラビオ 5.5 運動量はあった

マッケニー 7.0 守備に攻撃に駆けずり回り、良いプレーをしていた

コスティッチ 6.5 攻撃参加と守備で貢献

ロカテッリ 6.5 まずまず

カンビアーゾ 5.5 悪くもなかった

ダニーロ 7.0 防戦一方の中、素晴らしい守備を見せていた

ブレーメル 7.5 防戦一方の中、素晴らしい守備を見せていた

ガッティ 7.0 防戦一方の中、素晴らしい守備を見せていた

シュチェスニー 7.5 スーパーセーブ連発

 

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