セリエA第30節 フィオレンティーナvsACミラン -一夜限りの悪魔-

フィオレンティーナ GK ピエトロ・テッラッチャーノ

2024年3月30日

セリエA第30節

フィオレンティーナvsACミラン

監督:イタリアーノ ピオリ

 

フィオレンティーナ

4231

     ベロッティ

クアメ     ベルトラン     イコネ

   ダンカン マンドラゴラ

ビラーギ クアルタ ミレンコヴィッチ ドド

     テッラッチャーノ

 

ラニエリ、カヨデ、パリージ、アルトゥール、Mロペス、カストロヴィッリ、Nゴンサレス、エンゾラ等がベンチ。

 

戦力が豊富というのか、無駄が多いというのか、監督が使いこなせていないというのか・・・

 

最低限の仕事はしているが、豊富な戦力を有しているにも関わらず、メンバー、フォーメーション、戦術等が良くない。

 

毎試合メンバーを変えるのも良くないし、変えて出しているメンバーも毎試合良くない。

 

ACミラン

4231

     ジルー

レオン   ロフタスチーク チュクウェゼ

  ラインデルス ベナセル

フロレンツィ トモリ ティアウ カラブリア

     メニャン

 

前節からカルル→ティアウ、Tエルナンデス→フロレンツィ、プリシッチ→チュクウェゼ、オカフォー→ジルー。

 

ガッビア、アドリ、ムサ、プリシッチ、オカフォー等がベンチ。

 

イタリアーノ監督と同様に、豊富な戦力を有しているにも関わらず、使いこなせていない。

 

【0~15分】

 

ミランはハイラインハイプレスでポゼッション。

 

フィオレンティーナもハイラインハイプレスでポゼッション。

 

ミランは、攻撃時に両SBをボランチのようにする、序盤戦で見せていた偽SBの戦術を復活させる。

 

スタンダードな4231では攻撃が機能しないということにようやく気付いたのか、それとも時折見せる、いつもの1試合だけのきまぐれか。これまでの例でいくと1試合限りな気がするが・・・

 

当然スタンダードな4231より圧倒的に良い。

両SBをボランチに入れることにより、ラインデルスが前目でプレーでき、433気味となり、チームの流動性も増す。

 

フィオレンティーナは、ミランがいつもの形ではないということで混乱していることもあるだろうし、4231という穴だらけの戦術ということもあり、守備がボロボロ。

 

ミランがボールを持つし、どんどん崩していく。

 

4231という時代遅れの通用しない戦術(ミランもそうなのだが・・・)では、流動的な攻撃を防ぐことはできない。

 

ピオリはまともな戦術を使用している時は良いのだが、明らかにいつもよりも機能していようが、頑なにスタンダードな4231を使いたがるので、これが継続することは期待できない。

 

ミランが圧倒する。

 

フィオレンティーナは早くミランのいつもと違うやり方に慣れないといけない。攻撃も守備も一切機能していない(割といつも機能していないが)。

 

ミランは素直に序盤に見せていた433、偽SBを使っていれば、今頃独走しているのはインテルではなくミランなのだが・・・

(この試合は、攻撃はその時とほぼ同じだが完全な433ではなく、守備は4231なため、完成形ではないが、いつもの4231よりは何倍も良い。)

 

試合開始10分で、これでもかというくらいにミランが崩してチャンスを作っていく。

 

【15~30分】

 

ミランが変わらずボールを持ち、攻め込んでいく。

 

フィオレンティーナは戦術もそうだが、メンバーも良くないので、攻撃も厳しい。

しかし、ミランの守備も相当酷い。

 

イコネの個人技からベロッティがメニャンと1対1になるが、メニャンがセーブ。

 

徐々にフィオレンティーナもチャンスを作っていく。

 

【30~45分】

 

カウンターからジルーが決定機を迎えるが決められず。

 

ミランは数多くチャンスを作るが、テッラッチャーノがことごとく立ちはだかったり、外したりで決めきれない。

 

前半終了0-0

 

ミランはチュクウェゼのところをプリシッチに変えるくらいか。

守備もどうにかしないといけない(433にしないといけない)のだが、それはもうしないだろう・・・

 

ミランはテッラッチャーノの奮闘や、決定機を外しているだけで、内容は良い(守備は除く)。

 

フィオレンティーナは、ダンカン→アルトゥール、クアメ→Nゴンサレス、ベルトラン→エンゾラが必要。

こちらも、守備もどうにかしないといけない(433にしないといけない)のだが、それはもうしないだろう・・・

 

【45~60分】

 

ミラン(ハーフタイム)

ティアウ→ガッビア

カードを貰っていたからか。カードを貰っているとはいえ、毎試合CBを途中で交代するのは本当に何を考えているのだろうか・・・

 

47分、チュクウェゼのスルーパスからレオンがヒールで折り返し、ロフタスチークが決める。0-1

 

50分、ダンカンがミドルを決める。1-1

 

両チーム、守備がスカスカすぎる。

 

53分、カウンター気味のところ、ラインデルスの見事なスルーパスにレオンが抜け出して決める。1-2

 

【60~75分】

 

ミラン

ラインデルス→ムサ

レオン→オカフォー

 

フィオレンティーナ

ドド→カヨデ

クアメ→Nゴンサレス

 

マンドラゴラのシュートはメニャンがスーパーセーブ。

 

ミラン

チュクウェゼ→プリシッチ

 

【75~90分】

 

フィオレンティーナ

ベルトラン→エンゾラ

 

ミラン

ジルー→ヨヴィッチ

 

フィオレンティーナ

イコネ→ソッティル

クアルタ→バラク

スクランブル。

 

ミランは時間を使う。フィオレンティーナはパワープレー。

 

試合終了

フィオレンティーナ1-2ACミラン

 

フィオレンティーナ

イタリアーノ 5.0 メンバー、戦術どちらも良くなく、攻撃も(選手交代した後半はまだしも)良くなく、守備については崩壊していた

ベロッティ 6.0 

クアメ 5.5 

ベルトラン 5.0  

イコネ 6.5 

ダンカン 6.0 

マンドラゴラ 6.5 

ビラーギ 6.0 

クアルタ 6.0 

ミレンコヴィッチ 6.0 

ドド 5.5 

テッラッチャーノ 7.5 

 

ACミラン

ピオリ 6.5 守備はまだしも攻撃は良かった

ジルー 6.0 まずまず

レオン 7.5 フィオレンティーナのDFがスカスカだったため暴れた

ロフタスチーク 7.0 インサイドハーフの動きだったため良かった

チュクウェゼ 6.0 まずまず

ラインデルス 7.5 インサイドハーフの動きだったため良かった

ベナセル 6.0 CBの間に落ちることを多く求められたため地味な仕事に終始

フロレンツィ 6.0 まずまず

トモリ 6.0 まずまず

ティアウ 6.0 まずまず

カラブリア 6.0 まずまず

メニャン 7.5 良かった

 

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