セリエA第10節 ACミランvsASローマ -プリシックがいないうちはとにかく勝つことが重要-



2025年11月2日

セリエA第10節

ACミランvsASローマ

監督:アッレグリ ガスペリーニ

 

ACミラン

352

      レオン10   エンクンク18

     リッチ4     フォファナ19

バルテザーギ33   モドリッチ14   サーレマーカース56

  パヴロヴィッチ31 ガッビア46 ヴィンター5

         メニャン16(C)

 

ベンチはトモリ、アテカメ、エストゥピニャン、ヤシャリ、ロフタスチーク等。

 

前節からトモリ⇒ヴィンター、ヒメネス⇒エンクンク。

 

ヒメネスが不在だからではあるが、レオンとエンクンクの2トップ。

 

ASローマ

3412

     ディバラ21 ソウレ18

      クリスタンテ4(C)

ウェズレイ43 アイナウィ8  コネ1   チェリク19

   エルモソ22 エンディカ5 マンチーニ23

       スヴィラル99

 

ベンチはレンシュ、ツィミカス、ペッレグリーニ、ピジッリ、バルダンツィ、エルシャーラウィ、ドフビク等。

 

引き続き3412。

 

3412自体あまり推奨できる戦術ではないのだが、殊更このローマに限っては有り。

 

1.守備陣が3バックで守りたい陣容。

 

2.FWの陣容や組み合わせを考えた時に、ディバラとソウレを2トップで使いたい。

 

3.中盤を3センターにする場合、アンカーを務めることができる選手がいない。

 

4.クリスタンテに後ろの方にいられると邪魔すぎるが、トップ下にしてあまりボールに触れない位置にすることによって、ゲームメイクにあまり関与させないで済む。また、トップ下の選手としては破格の守備の能力を持っている。攻撃面でも惜しみなく走ってくれる。

 

5.クリスタンテがトップ下的役割、ポジショニングをしないため、3412の形にならないことが良い。

 

等々、全体のバランスを見ても、3412で十分機能する戦術となっている。(実質、初期配置が3412なだけで、良い意味で攻守においてあまり3412の形になっていない)

 

単純にガスペリーニ監督がここ数年3412に嵌っているというだけではあるのだろうが、クリスタンテをトップ下で使うという発想には中々至らないので、素直に良い。

 

クリスタンテは守備でかなり貢献してくれるし、これなら攻撃の邪魔にならないし(ゲームメイクに参加されると目も当てられないことになる)、飛び出しの能力や、前の方での攻撃能力は(走り回ることが主なら)あり、走り回ってくれ、何よりディバラとソウレがいれば攻撃部分はその二人がいれば成り立つので、非常に噛み合いが良い。

 

ディバラとソウレがFWとして自由に動き、それをクリスタンテ(及び他の中盤の選手達)が補完するようにポジショニングを取るというこの戦術は、「352でも3421でも微妙なメンバー」(ガスペリーニ監督が選ぶメンバーだと、という話であり、その両方はしっかりメンバーを選べば機能する)、というスカッドの中で、「この戦術は斬新であり、適切」と言って差し支えない。

 

ただし、352でインサイドハーフにバルダンツィを使う、アンカーはアイナウィかペッレグリーニかピジッリを使ってモノにさせる、という方が強いとは思うが。

 

もしくは、ディバラ、ソウレ、バルダンツィの3トップの3421。

 

【0~15分】

 

ミランはミドルブロック&プレスでポゼッション。

 

ローマはマンツー気味のハイプレスでポゼッション。

 

ミランがある程度待ち構えているというのもあり、ローマが持つ展開。

 

アッレグリ監督の悪い癖が出てきてしまっている。

 

アッレグリ監督は低いラインで待ち構える戦術を好むが、ミランのようにセリエAで一番の戦力を保有しており、能動的に押し込んで勝てるチームで、ここまで低いラインはあまりいただけない。

 

ローマが優勢に進める。

 

ミランは形は悪くないのだが、このチームはやはりプリシックが絶対的すぎて、プリシックがいないのがあまりにも痛すぎる。

 

レオンに良い形でボールは渡るのだが、レオンは安定感が著しく欠如しており、周りを活かす、安定してチームを機能させる、ということはできない。

 

レオンは凄いプレーをする時はするのだが、それ以外のプレーはあまり良くない。持っている素質は凄く、アッレグリ監督のもとでCFとして開花すれば素晴らしいのだが・・・

 

【15~30分】

 

引き続きローマ優勢。

 

ローマが多くチャンスを作る。

 

ミランは悪い形でボールを奪われ、カウンター、ショートカウンターを多く受けてしまう。

 

【30~45分】

 

39分、カウンターからレオンがドリブル突破し、折り返しをパヴロヴィッチが決める。1-0

 

レオンは一発のこれがあるから凄い。

 

チームを機能させる駒にはなれないが、たまに流れに関係なく、一人で決める。本当に飛び道具である。

 

前半終了1-0

 

ミランはこの流れだとカウンターに徹しそうである。

 

プリシックがいない以上、致し方ないし、前からマンツー気味でプレスの守備をしているローマ相手には有効。

 

本来、どのチーム相手でも制圧して完膚なきまでに勝てるチームではある(あった)のだが・・・

 

ローマは全然悪くないが、点を取るためにクリスタンテに代えてバルダンツィをトップ下に入れるのが妥当だろう。

 

【45~60分】

 

両チーム交代はなし。

 

ミランが早速、立て続けにチャンスを作るが、スヴィラルが4連続くらい良いセーブ。

 

ミランは割り切って縦に早い攻撃をしているので、プレスにきており、後ろのスペースがあるローマに刺さる。

 

ローマ

ソウレ⇒ベイリー

アイナウィ⇒ペッレグリーニ

 

ローマはクリスタンテがボランチに下がり、ペッレグリーニがトップ下に。

 

それ(クリスタンテがボランチ)はあまり良くないが・・・

 

【60~75分】

 

リッチとレオンが立て続けに決定機を迎えるが決められず。

 

後半はミランが多くチャンスを作る。

 

ローマは厳しい状況が続く。

 

ミランが戦術を変えたことが大きいし、ローマがソウレを下げてしまったこと、クリスタンテをボランチに下げてしまったことも大きい。

 

【75~90分】

 

ローマ

チェリク⇒ドフビク

 

80分、フォファナがゴール正面でFKを取られ、そのFKをフォファナがハンドでPK。

 

しかし、ディバラのPKはメニャンがセーブ。

 

これは非常に大きなセーブ。

 

ミラン

エンクンク⇒ロフタスチーク

 

ローマ

エルモソ⇒ツィミカス

ディバラ⇒バルダンツィ

 

ミラン

サーレマーカース⇒アテカメ

 

ミラン

レオン⇒トモリ

 

試合終了

ACミラン1-0ASローマ

 

ミランはこの内容で勝てたのは大きい。

 

言わずもがなメニャンのPKセーブが非常に大きかった。

 

ローマは悪くなかった。

 

ミランは、プリシックがいなくても機能させてほしいものではあるが・・・

 

フェリクス、ラインデルス、アドリを放出してしまったことがあまりにも痛すぎる。

 

どのチームもこぞってモドリッチマンマークを付けて来るが、実際モドリッチとプリシックが全てのようなチームであるので、プリシックがいない以上、モドリッチさえ封じればミランはかなり苦しい。

 

それをされてもチームとしてどうにかしたいし、今日のメンバーでももっと上手くやれば何とかなるとは思うが、一方で、FW、技術のある中盤、WB、CBと全て層が薄く、モドリッチとプリシックがいないと相当厳しいのも事実である。なぜあれだけ優秀な選手達を放出してしまったのか、という話である。

 

ラインデルスだけは金額的に仕方なかったのかもしれないが、ラインデルスに90億は安すぎる。(世界最高の選手に90憶と考えたら破格の値段すぎる)

 

他は、ティアウは金額的に放出でも良いが、アドリ、ベナセル、Aヒメネス、フェリクスについては放出の意味が分からない(フェリクスを残すための値段がいくらだったかは分からないが)。

 

他の選手は別に放出でも良いのだが、放出の人数が多すぎて単純に頭数が足りていない。

 

ACミラン

アッレグリ6.5

レオン6.0 エンクンク6.0

リッチ6.5 フォファナ6.5

バルテザーギ6.0 モドリッチ7.0 サーレマーカース6.0

パヴロヴィッチ6.5 ガッビア7.0 ヴィンター6.5

メニャン7.5

 

にほんブログ村 サッカーブログ 海外サッカーへ海外サッカーランキング

にほんブログ村 サッカーブログ セリエAへセリエAランキング

サッカーblogランキング