セリエA第3節 ASローマvsACミラン -予定どおりの完敗-

ACミラン MF ルベン・ロフタスチーク

2023年9月1日

セリエA第3節

ASローマvsACミラン

監督:モウリーニョ ピオリ

 

ローマ

352

    エルシャーラウィ ベロッティ

     アウアー  クリスタンテ

ザレフスキ    パレデス    チェリク

   ジョレンテ スモーリング マンチーニ

       パトリシオ

 

クリステンセンがチェリクに、ペッレグリーニがアウアーに、ディバラがエルシャーラウィに。

 

これで勝てるわけがないのだが・・・

 

ディバラは招集されていないから良いとして、ペッレグリーニ(軽い怪我)、スピナッツォーラ、ボヴェを出さないなら話にならない。こんなメンバーで勝てるわけがない。

 

しかし、ルカク加入は非常に大きく、やっと素晴らしいメンバーが揃った。しかし、いくら良いメンバーが揃っていても、モウリーニョ監督が昨シーズンからあまりにも酷いメンバー選考をしており、今後も続くようなら話にならない。

 

ACミラン

433

      ジルー

レオン         プリシッチ

  ラインデルス  ロフタスチーク

      クルニッチ

Tエルナンデス トモリ ティアウ カラブリア

      メニャン

 

いつものメンバー。

 

ローマがあのメンバーなら、このミランは止まらないだろう。

 

【0~15分】

 

ミランはハイラインハイプレスでポゼッション。

 

ローマはポゼッションがしたいのかもしれないが、全く繋げないので、攻撃はほぼロングボールになる。

このメンバーの中盤では繋ぐのは無理だが、放り込んだところで2トップは放り込みができる2トップではない。

 

守備については、ローマは352というよりは532。これは酷い。WBは低すぎるし、中盤は高すぎる。また、中盤が高くてもプレスをするわけではなく、ラインも低い。DFラインは低めでハイブロックノープレスという最悪の守備。

 

前線と中盤を高くするなら、当然DFラインも高くしないといけないし、プレスもしなければいけない。ハイブロック守備は絶対にやってはいけないし、このローマはさらにラインも低い。攻撃側は余裕を持って回しつつ、前にボールを入れることができるタイミングで後ろのスカスカのスペースを使うだけで楽に崩せる。

 

ラインを高くするならハイプレスをしなければいけないし、低くするならハイプレスはしないでブロックを作らなければいけない。

ローマのこの守備は、ラインは高くない、プレスもしない、しかし前線と中盤は高い位置にいるという、どうぞ中盤とDFラインの間の広大なスペースを使ってくださいと言わんばかりの最低な守備。

 

これでどう守るつもりなのだろうか。

何がしたいのか全く分からないどころか、わざと負けに行っているような守備。

 

攻撃が一切機能しないメンバーなのは明らかだが、守備戦術まで終わってるなら、もうどうしようもない。

 

ミランが圧倒的に持つ展開。

 

ローマの酷いメンバー選考の時点で勝敗は決まっているが、ローマがここまで酷い守備なら、もう本当に万に一つも引き分けすらないが・・・

 

これまでのローマ、モウリーニョは、メンバー選考は概ね酷く、攻撃が悲惨な試合が非常に多かったが、守備は良いということが多かった。しかし、今日は守備戦術まで悪い。救いようがない。

 

その中盤のスカスカの守備をついてロフタスチークがジルーとワンツーで抜け出して決定機を迎えるが決まらず。しかし、VARでPK。パトリシオの足がかかっていた。

ジルーが決める。0-1

 

ローマはこれで1分2敗の最悪のスタートとなった。

ミランは開幕3連勝で素晴らしいスタート。

 

14分、全く来ないプレスに対して余裕を持って回し、後ろの広大なスペースをレオンが使い、ラインデルスが決定機を迎えるが決まらず。

 

ここまで酷い守備はそうそう見ることができない。

 

【15~30分】

 

ローマは攻撃でも何もできない。守備もボロボロ。

ミランが圧倒する。

 

テオのクロスにプリシッチが合わせるがパトリシオがファインセーブ。

 

【30~45分】

 

ローマ

アウアー→ペッレグリーニ

怪我。

 

変わらずローマは何もできない。ミランはチャンスを多く作る。

レオン、プリシッチ、ロフタスチーク、ラインデルスが楽々と受けるスペースがあるので、当然そうなる。

 

前半終了。0-1

 

確かにミランはCLや怪我やターンオーバーがなければ優勝候補筆頭というくらいに相当強いのだが、ローマがいくら何でも酷すぎる。

1失点で済んだだけでも幸運だと言える。

 

ローマは、まずは守備は絶対に修正が必要。ハイラインハイプレス(負けているため)かミドルブロックに変えるべき。ハイブロックノープレス(しかもDFラインも低い)は本当に意味が分からない。

 

あとは、ジョレンテ→クリスタンテ、クリスタンテ→ボヴェ、ザレフスキ→スピナッツォーラが必要。

アウアーは怪我でペッレグリーニに既に変わっている。

 

また、ベロッティ→ルカクもしたいが、ルカクは流石にまだコンディションが悪いと思われるので・・・

 

ルカクが加入した以上、(ルカクのコンディションが戻れば)スカッド的にはモウリーニョはもう何も言い訳ができない。4位以内必須の戦力にはなっている(ディバラが怪我がちなことも不安材料だが)。

 

【45~60分】

 

ローマは特に変えず。この試合はもう終わり。

 

48分、カラブリアのクロスにレオンが素晴らしいオーバーヘッドキックのような形で決める。0-2

 

【60~75分】

 

60分、トモリが2枚目のイエローで退場、ずいぶん厳しい判定。

 

ミラン

ロフタスチーク→カルル

441にする。

 

流石にローマが持つようになるが、ミランも普通に持てるし、普通に攻めることができる。それくらいローマの守備がスカスカ。

 

ミラン

ジルー→ポベガ

 

ローマ

チェリク→スピナッツォーラ

エルシャーラウィルカク

パレデス→ボヴェ

 

ミラン

プリシッチ→チュクウェゼ

レオン→オカフォー

 

【75~90分】

 

ローマ

マンチーニ→パガーノ

スクランブル。

 

ミランが完全に引いて守るようになり、ローマが攻め込む。

 

92分、スピナッツォーラがドリブル突破からミドル、カルルに当たって軌道が変わったこともあり、決まる。1-2

 

試合終了。

ASローマ 1-2 ACミラン

 

ASローマ

モウリーニョ 4.0

選手については戦術が酷すぎて採点のしようがない

 

ACミラン

ピオリ 7.5 今までどおり良かった

ジルー 6.5 良いポストプレーを何度かしていた

レオン 7.0 キレのあるドリブルで何度か突破を見せていた

プリシッチ 6.5 安定

ラインデルス 7.5 スペースで受けてチャンスを多く作り出していた

ロフタスチーク 8.0 スペースで受けてチャンスを多く作り出していた

クルニッチ 6.0 安定

Tエルナンデス 7.5 スペースで受けてチャンスを多く作り出していた

トモリ 5.5 退場はかわいそうだったが

ティアウ 6.5 安定

カラブリア 6.5 安定

メニャン 6.5 安定

 

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